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夏の食材

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夏に旬を迎える食材の紹介
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夏の食材 じゃがいも

夏の食材 じゃがいも

夏の旬の食材、じゃがいも。

薬膳的には胃腸の働きを助け、

エネルギーである氣を補ってくれる。

また、便通を整えてくれる作用も。

じゃがいもにはリンゴの7倍、

ほうれん草やみかんと同じくらいのビタミンCが

含まれています。

しかもじゃがいものビタミンCは

デンプンに守られていて

加熱しても壊れにくいのですよ。

ただし、120度以上の高温で長く調理すると

含まれる糖が発がん物質「

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夏の食材 レタス

夏の食材 レタス

夏の旬の食材、レタス。

余分な熱を取ってくれるので

暑さやのぼせを改善。

冷え性さんが冬に食べるときには

体を温める食材を一緒に摂るのがおすすめ。

レタスは日本での古名は「ちしゃ」。

「乳草」から。乳に似た白い汁が出ることから。

これは「ラクチュユピクリン」という物質。

眠りを誘うメラトニンと同じような働きが。

また、白血球を活性化させ、

がんなどの腫瘍を壊すTNFーαの含有量

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夏の食材 青じそ、赤じそ

夏の食材 青じそ、赤じそ

夏の旬の食材、青じそと赤じそ。

しその香り成分ぺリルアルデヒドが

胃液の分泌を活性化し、食欲を増進させる。

また、香りによる効果で、

滞った氣を流れやすくしてくれるので

イライラしたり、不安になったりした時にも。

また、シソ科の植物に含まれるロスマリン酸には

免疫を活性化させ、ヒスタミンの遊離を抑制するので

花粉症などのアレルギー症状を改善してくれる

と言われています。

青じそ

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夏の食材 空芯菜

夏の食材 空芯菜

夏の旬の食材、空芯菜。

体内の熱を取り、利尿作用により

体内の余分な水を排泄する。

また、腸を潤し、便通を改善する。

ほうれん草の倍の鉄分を含み、葉酸も。

貧血氣味の方にはおすすめ。

エネルギー代謝を高め、夏バテ氣味のからだに

エネルギーを与えてくれるビタミンB1、B2も。

抗酸化作用があるβカロテンの含有率は

野菜のなかではトップクラス。

骨を丈夫にするマグネシウムやカルシウ

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夏の食材 らっきょう

夏の食材 らっきょう

夏の旬の食材、らっきょう。

体を温め、血行を促す。

らっきょうってよくカレーに添えられてますよね。

その時くらいしからっきょうを口にしない方も

多いかもしれません。

えー、残します!ってもったいない!

実はカレーって発汗させて熱を放出させて、

からだを冷ますという料理。

暑いインドとかが発祥なのもそのため。

なので冷え性さんが食べ過ぎてしまうと

逆にからだを冷やしてしまう。

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夏の食材 生姜

夏の食材 生姜

夏の旬の食材、生姜。

漢方では生姜(しょうきょう)、乾姜(かんきょう)

という生薬になります。

生の生姜にはジンゲロールという辛味成分を含み、

血管を広げ、血行をよくする働きがあります。

加熱するとジンゲロールはジンゲロンに変身。

胃腸の血行を高めてくれます。

また乾燥させると

ジンゲロールはショウガオールに変身。

ショウガオールは体の芯からじんわり温めてくれます。

ただし、生

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夏の食材 ゴーヤ

夏の食材 ゴーヤ

夏の旬の食材、ゴーヤ。

夏旬の野菜だけあって

やはりからだを冷やす作用が強い。

また、余分な水分も排泄してくれます。

ゴーヤの苦味はモモルデン、チャランチンといった

成分で果皮に含まれる。

この苦味は血中コレステロール値や血糖値を

下げてくれるので成人病対策の強い味方。

また、発がん物質の活性化を抑制する作用も

あるそうですよ。

また、薬品のインスリンと似たような働きをする

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夏の食材 さやいんげん

夏の食材 さやいんげん

夏の旬の食材、さやいんげん。

胃腸を温めて働きを助けてくれる。

また、暑さ負けも解消。

夏野菜なので

やはり体の中の余分な水を排泄してくれる。

若いさやにはアスパラギン酸やリジンなどの

アミノ酸が含まれる。

疲労回復に効果的ですね。

夏の食材 モロヘイヤ

夏の食材 モロヘイヤ

夏の旬の食材、モロヘイヤ。

こちらも栄養たっぷりのお野菜。

この濃い緑色、緑黄色野菜の代表的な栄養素である

βカロテンがほうれん草や春菊の約2倍含まれる。

からだを冷ましてくれる性質を持つので

暑い夏にはうってつけのお野菜。

また、イライラなど精神的な興奮(熱)も

冷ましてくれるので

暑さでイライラして眠れない!なんてことにも。

また、髪を黒くさせるメラニン色素の合成に

必要な

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夏の食材 みょうが

夏の食材 みょうが

みょうが特有の香りはアルファピネンという成分。

発汗作用や血液循環を促す作用が。

また、ホルモンバランスを整える作用があるので

生理不順や生理痛、更年期障害などを

改善してくれると考えられています。

みょうがには食べ過ぎると認知症になるという

都市伝説がありますが、

これは次の話が由来と考えられています。

お釈迦様の弟子の中に「周梨槃特」という

とても物覚えが悪い方がいらっしゃっ

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夏の食材 ピーマン

夏の食材 ピーマン

夏の食材、ピーマン。

ピーマンは氣血の巡りを良くしてくれます。

イライラを鎮め、氣持ちを落ち着かせてくれます。

また、胃の働きを良くしてくれます。

ピーマン独特の苦味は

クエルシトリン(ポリフェノール)にピラジンが

加わって出来たもの。

苦味成分は縦に切るとそのまま、

輪切りにすると外に出るので強くなる。

ピラジンには

血液をサラサラにする

血行を良くする

薄毛予防や美肌効

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夏の食材 桃

夏の食材 桃

夏の旬の食材、桃。

桃は夏の果物では珍しい、からだを温める食材。

冷え性の方には安心ですが、

食べ過ぎるとからだの中に余計な熱がこもって

炎症が悪化したり、腫れ物ができる事があるので

注意が必要。

何事も程々に、ですね。

桃は、水分が多いので、からだの渇きを癒してくれる。

また、血流を良くしてくれて、

月経時のレバーのような血の塊や不正出血、

月経不順、月経痛を改善してくれるの

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夏の食材 冬瓜

夏の食材 冬瓜

夏の旬の食材、冬瓜。

冬瓜は熟すると皮が硬くなり、

冬まで貯蔵できること、

また、霜が降りた後に粉を吹いたように

白くなることからこの名が。

ただ、体を冷やす作用が強いので

冷え性の方が冬、食べるときには

体を温める食材を一緒に。

膀胱に働きかけ、尿の出を良くし、

余分な水を輩出してくれるので

むくみも改善される。

熱を加えると出て来るとろみは

消化器や粘膜を保護してくれる

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夏の食材 きゅうり

夏の食材 きゅうり

夏の旬の食材であるきゅうり。

「本草綱毛」には

「熱を冷まし、渇きをとめ、水を利する」

と書かれています。

きゅうりの90%以上は水分。

体の熱を冷ましてくれて、

豊富な水分が体を潤し、渇きを癒す。

反面、余分な水分を体の外に排出してくれる。

高温多湿な日本の夏にぴったりな食材。

逆に冬場のきゅうりは体を冷やし過ぎてしまう恐れも。

冷え性の方は、冬場はご注意を。

きゅうりも我

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