エンジニア ✖️ ライティングはブルーオーシャン
約4ヶ月前、この本に出会った。
英語の本のため読了するには時間がかかったが、私のエンジニア人生を変えてくれたビジネス書になった。
この本は "オンラインライティング" という手法について解説した本で、SNSが主流となった2020年台にライターとして成功するための方法を解説した本だ。
この本で学んだことを実践するために、私はnoteのメンバーシップ機能を使って、ライティングという副業に挑戦した。
その結果、150人近い方がメンバーシップに加入してくれた。ライターやマーケティングを本職としているわけではないエンジニアの私にとって、これは驚くべき成果だった。
この成功体験を経て、「エンジニア」と「ライター」を組み合わせることの可能性に目を向けるようになった。
この記事では、エンジニアがライティングスキルを身につけると有利にキャリア構築できるということを解説したいと思う。(この話はエンジニアに限らず、デザイナーやアニメーターなどのスキル職全般に当てはまる話だ)
ライティングという厳しい世界で抜きん出た成果を出せる
ライティングの世界は本当に厳しい。
識字率が100%近い日本において、ほぼ全ての社会人がライターとして働ける可能性があるからだ。
実際、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスでは最低時給を切るような報酬で仕事を受ける人も多い。
その理由は明白で、
明日からでも仕事にできる
自分の好きな時間に働ける
自分の好きな場所で働ける
副業で働ける
という、ライティング職の特性が原因だ。
こんな魅力的な仕事なのだから、多くの人がライターになる。その結果、とんでもないレッドオーシャンになっている。
しかし、そんなレッドオーシャンなライティングの世界でも、エンジニアが足を踏み入れると抜きん出た結果を残せる。
エンジニアがライティングの世界で勝てる理由
エンジニアがライティングの世界で抜きん出た結果を残せる理由は以下の4つにある。
人口構造
エンジニアブームのおかげか、今はエンジニアになりたい人が多い。
その結果、エンジニアに関する記事を読む人も必然的に増えることになる。
そして、確実な情報を求めている読者は初心者エンジニアだ。どの業界も同じだが、人口構造はピラミッドのようになっていて、ベテランになればなるほど人口が減り、初心者になればなるほど人口が増える。
X(Twitter)を見れば一目瞭然だが、世の中にはエンジニアになるために頑張って勉強している人がたくさんいる。
彼らにとって本当に役に立つ情報を書けるのは現役エンジニアだけだ。
少人数の現役エンジニアのみが多くの初心者エンジニアに向けた記事を書けるという人口構造が、エンジニアがライターになると戦いやすい1番の理由だ。
優秀なエンジニアはライティングをしたがらない
役に立つ情報を求めるエンジニアが多いのならば、その情報を発信するベテランエンジニアも多いのではないか?と思うかもしれない。
しかし、そんなことはない。それはエンジニア職の特性に起因している。
エンジニアは年収が高い。年収が高いがゆえに本業のエンジニアリング以外の副業を行うモチベーションは減る。
そのため、ライティングという副業に挑戦するベテランエンジニアは少ない。
副業をするにしても、一般公募のエンジニアとしての副業案件を獲得すれば時給5000円近くもらえる。ライティングを副業対象として選ぶモチベーションはかなり低い。
その結果、記事を求める読者は多いにも関わらず、信頼性のある記事を書けるエンジニアは少ないという状況になっている。
このいびつなバランスによって、ライティングができるエンジニアはライティングというレッドオーシャンでTop1%に入れる可能性が高い。
マネタイズポイントが多い
また、エンジニアとしてライターになるとマネタイズポイントが多いというのもメリットの一つだ。
技術書を作って、販売
エンジニアキャリアに関するビジネス書を作って、販売
ニュースレター
技術書紹介(アフィリエイト)
などなど、マネタイズポイントが多い。
有益で確実な情報を発信している限り、様々な戦略を取ることができる。
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