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noterさんと梟書茶房に行ってきた。

――全ての本が専用のブックカバーで覆われているんです。タイトルも作者も装丁も分からない。そんな本だけが売られている本屋さんです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「noterさんと梟書茶房に行ってきた。」というテーマで話していこうと思います。


📚梟書茶房に行ってきた。

今日の昼間、noteの知り合いと梟書茶房に行ってきました。

梟書茶房は、池袋西口のesolaというショッピングモールにあるブックカフェ。この店、何が面白いかって、普通のブックカフェのように本を買うことができるんですが、並んでいる本の正体が分からないんです。全ての本が専用のブックカバーで覆われているんです。タイトルも作者も装丁も分からない。そんな本だけが売られている本屋さんです。

「隠されていちゃどの本を買えばいいのか分からないじゃないか!」「中身の分からない本を誰が買うんだ!」と叫ばれた方、安心してください。ブックカバーには、版元、編集者、批評家など、様々な方の推薦文が書かれているのです。その文章だけを頼りに、本を選び、興味を持ったものを購入するという体験がコンテンツになっているお店なのです。

以前から気になっていてタイミングを探っていたら、好機が訪れました。

5月頃以前からnoteで交流の合った穂崎りらちゃんが「8月に東京に遊びにいくから会いませんか!」と誘ってくれたんです。そして、あろうことか、彼女の方から「梟書茶房が気になっています」と言ってくれたんです。連絡くれたとき、「ここだ!」と叫んじゃいました(笑)

そんなこんなで、今日、りらちゃんと一緒に梟書茶房へ立ち寄ることになったのです。



📚語る耽る作り手同士

僕もりらちゃんも「作る人」だから、基本的にずっと創作に関する話をしていました。本屋に隣接するカフェでずっとかたりふけっていました。

僕とりらちゃんには共通点が多いんです。絵、演劇、軽音、そして小説。様々な創作の道を辿ってきた同士。そのせいか、考え方も、会話の作り方も、生きる姿勢も似ているところがありました。

最近話した人のなかで一番共通点が多いんじゃないかな。そう思えるくらいに、「分かる!」「そうそれ!」となることが多かったんです。



嬉しかったのが、僕の初書籍『Message』に対する感想をくれたこと。以前にアンケートで感想をいただいていたんですが、今回初めて、生の声で聴くことができたんです。

「この言葉って作品全体に通じていますよね!」「そこまで意識して作られたんですか!」「最後の部分は電車で読んじゃいけないやつでした......」などなど、嬉しい言葉をたくさんもらいました。

やっぱりリアルで、面と向かって、読者からの感想をもらえるって嬉しいし、りらちゃんの話を聞いていくなかで「あ、もしかして僕の作品の影響かも」と思える瞬間が節々にあったので、いちいちにやけていました(笑)
#単なる思い違いかもしれないけど

ちなみに、りらちゃんが答えてくれたアンケートでの感想はこちら↓

面白かったです。最後の1行に伝えたかったメッセージが全て詰まっているような感覚でした。ダイイングメッセージの真相がわかった時、涙が溢れました。来年で成人式を迎える私にぴったりの作品でした。ぜひ、これから成人を迎える人に読んで欲しいと思いました。

📚今だから書ける物語がある

りらちゃんは次の文学フリマ京都で本を出そうとしているそうです。ご自身のnoteでも言っているし遠慮なく触れますが、『流れゆくそこで』という小説を本にするみたいです。なんでも、20歳になる前につくっておきたいとのこと。

法律が改正されて18歳から大人になりました。だから、19歳のりらちゃんは成人ではあります。ただ、成人式は20歳のタイミングですし、大人になった感覚はあまり持てません。

子どもなのか大人なのか、アンバランスな時期だからこそ書ける物語があると信じて、『流れゆくそこで』を書いているんです。

20歳になる前の儀式として、これまでの自分を本のなかに閉じこめる。実に僕好みの企画じゃないですか!(笑) 

というのも、僕の初書籍『Message』は成人式の話で、僕の20年分の思いを込めた作品なんです。20歳の年に、過去の自分を振り返り、今自分が立っている場所を物語のなかで明らかにしているんです。つまり、20歳になった儀式として、本を書いたんですよね。

儀式というとちょっと上手く伝わらないかもですが、このタイミングだからこそ書ける物語はあると思っていて、人生の節目に立ち止まった自分を物語に閉じこめるというのは、現在地を明らかにするためにも、行く先を知るためにも、未来のどこかでアルバムをめくるように振り返るためにも、大切なことなんじゃないかなと思いました。

梟書茶房での体験については、また明日、詳しく書きますね。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230809 横山黎


▽りらちゃんも今日のことを書いてくれました。




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