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作り手の見る世界。

自分の足で歩いた。
自分の意思で進んだ。
自分の選んだ道を進んだ。
そんな旅が、終わりを告げる。

穂崎です。

私は、2泊3日のひとり旅をしてきました。
行き先は東京で、1日目はほとんど移動でした。
2日目は部活の先輩と遊び、3日目はある方と語り明かして、帰ってきました。
今日は、そんなひとり旅のことを書きたいと思います。

JRの在来線だけで東京へ

今の時代、新幹線という便利なものがあります。
関西に住んでる私は、新幹線を使えば2、3時間くらいで東京へ行けます。
だけど、今回私はJR在来線だけを使って東京へ行きました。青春18きっぷを使ったのです。
JR在来線だけなら一日乗り放題×5日分で12050円のそれは、1日だいたい2400円くらいの計算になります。お得でしかない。
だけどお得ってだけで時間のことを考えるとコスパはめっちゃ悪い。
……それがなんじゃい。時間かかるからなんや。
ゆっくりしたらええやん。できるんやから。

JR在来線だけで東京行くって友達に言った時、言われました。
「絶対時間かかるやん、しんどそう」
確かにしんどいよ。しんどかったよ。けどそれすらも楽しかったよ。やった今だから言えるけど(笑)

時間はめっちゃかかったけど景色楽しめたし、熱海で美味しいご飯食べれたし万々歳です。
きっと新幹線だったらこうはならなかった(笑)

実際、帰りは新幹線を使って帰ったのですが、
景色楽しむとかそんなことはほとんどせず寝てました(笑)

作り手同士の語りあい

さて、今回の記事のメイン。
noteで知り合った横山黎さんと、池袋にある梟書茶房で語り合ってきました。

初めて直接会ったのは1月にあった文学フリマ京都7でのことで、そこで私は横山さんの本を買って少しお話しました。そこだけでも色々な共通点があって楽しくて、もっと話したいなと思ったというのが今回の始まりみたいなものでした。

東京に行くと決めた時に、普段そちらで生活してる横山さんに会って色々お話できたら聞けたらと思って、数ヶ月前から声をかけていたのですが、「是非語り合いたい」と返事を下さって今回会うことになりました。

私が横山さんと合流して喫茶店の席に着き、
すぐ話したことが、横山さんの初出版本である『message』のことでした。

何度も読み返して様々な伏線に気づいたり、この言葉はこのキャラクターにも当てはまる言葉なんじゃないかと思ったということを初っ端から喋り倒してました(笑)

小説を書いた本人に、私はこう思ったけど実際のところどんなふうに思って書いていたのかを聞けるのってなかなかないじゃないですか。
今回それができて、私は舞い上がってその勢いで喋ってしまいました。
横山さんすみません(笑)
まとまらない話を聞いてくれてありがとうございました。

そこから先は、私が今出版に向けて書いている『流れゆくそこで』のことだったり、他にも色々なことを語り合っていきました。
その中でも私が特に印象に残ったことを書いていきますね。


恋と愛のちがい

私が、部活で仲のいい1個上の先輩の話を少しした時があって、その中で「人を愛すること」について話してました。
そこで「相手の好きも嫌いも全部含めて愛する」という話をした時に、横山さんの言ったことがすごく印象に残ってて。

「好きではないけど愛してる」

人によっては意味深だなと思うだろうなという言葉でした。けど私はすごく素敵な言葉、表現だなと思ったのです。


「恋は自分のため、愛は相手のため」という言葉をどこかで聞いたことがあります。
横山さんの言葉は、それと似たようなものを感じました。

「幸せであって欲しい、幸せになって欲しい」と願う、相手のための想いは、愛なんだなぁと思いました。

私が以前お付き合いしてた、今で言う元カレのことも、私はこれでいくと「愛してる」になるんだろうなって思います。
割と最近までこの感情はなんだろう、まだ未練があるのかなとか思ってたところにこの話がきて、ストンと頭の中で落ちた感じがしました。

いい話が出来たなぁ。


作り手がたどり着くところ

そしてもうひとつ。
作り手だと、素敵な作品に出会った時「自分もこういうの書きたい」になるよねって話

「いいなぁ、すごかったなぁ、よかったなぁ」
じゃ終わらないんです。自分の世界にどうにか落としこもうとするのです。

色々な作品を読んで吸収して自分の世界をつくりあげていく、作り手ならではの、生み出す側の考え方、生き方だなぁと思いました。
周りには、いるにはいるけどそういう人がたくさんいるわけではないから、「素敵な作品に触れた時にそう思ってもらえるような作品が作りたいって思う」という話をすると「作りたいって思えるのすごいね」という返事か返ってくることがほとんどです。

だけど、さすが横山さんです。共感の嵐。
私も横山さんの話に共感できたし、「ここもか!これもか!」ってくらい共感してもらえたし、同じ世界で生きてる人との時間だったなって思いました。

作り手、作家のたどり着くところは一緒なのだなと思いました。
これに気づけたのは、まぎれもなく、今回横山さんとお話ができたから。有意義な時間でした。
本当にありがとうございました。



舞い上がった勢いのままnoteの記事を書いたのでまぁまとまらない言葉にはなりましたが、言葉で表現できないようなことを感じたり色々考えたり出来て良かったなってことを書きたかった今回の記事でした。

色々な刺激を受けれたことだし、また頑張ろうと思います。


それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。

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