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起業、転職、海外ビジネス

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在米20年と海外ビジネス(北米、ヨーロッパ、アジア)と起業経験と最近は中小企業の承継に至るまでの経験をシェアしていきます。
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#ビジネス

給与貰って勉強|A&A Japan 2

給与貰って勉強|A&A Japan 2

就職に際して親父に言われたのが、「最初の3年間は会社の役に立っているとは言い難い。給与貰って勉強させてもらっていると思え!」でした。

言われたことをやるのは当たり前で、それ以上のことをといつも考えていました。自分で仕事を探すような事もしていたと思います。顧客満足は、期待以上のサービスで初めて達成出来るのと根っこは同じだと思います。

そういう習慣からか新規ビジネスを考え出す様な癖が知らず知らずの

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薩摩の教えと起業家精神

薩摩の教えと起業家精神

薩摩の教えに下記の「男の順序」というものがあります。

シアトル日本祭に薬丸自顕流の一行が演武に来訪され、その後1週間、湖の辺りでマンツーマンで自顕流を膝が笑うほど稽古させてもらう機会がありました。

猿叫と云われる奇声をあげながら、ただひたすらに蜻蛉の構えから打ち続ける。そうするといつの間か頭の中が真っ白になり、反射的に猿叫をあげ叩き続ける自分がいました。

幼少から毎日繰り返し鍛錬して育つと、

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就活で大切なこと(1)|米国就活との比較

就活で大切なこと(1)|米国就活との比較

息子の進路相談相手になった時でした。コミュニケーション専攻の息子は、「常に人と直に接する仕事をしたい〜」と漠然と思っていました。小学5年で渡米してすでに10年。将来はここアメリカで働くか日本に帰るかの質問には、即答で日本という答えが返ってきました。

俺が、俺が・・・と常に前に出ていきながら自己主張していかないといけない米国には疲れていたようです。それは個性もあるので良いとして、では「日本で何をし

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初めての就活2|A&A Japan

初めての就活2|A&A Japan

これからはコンピュータ時代だと思い、米国半導体メーカーのフェアチャイルド社を会社訪問。

応対に出てこられた方が、九大卒の方でした。これも縁ですね。私が国際法で履修した九大の伊藤名誉教授の教え子だった方で丁寧に応対して下さいましたが、言外にこの会社には来ない方が良いというメッセージを受け取りました。FC社が日本から撤退したのはそれから直ぐでした。

訪問と違って、社長面接からスタートしたのが大内教

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就職・転職活動|鶏口か牛後か?

就職・転職活動|鶏口か牛後か?

初めての就職からその後続く転職時で常に頭にあったのが、

「鶏口となれども牛後となることなかれ」

でした。

50歳で起業独立し、一国一城の主になりましたが、規模の大小関係なく責任が全て直接肩に乗り掛かってきます。組織におんぶに抱っこされてついて行くだけで許されるのであれば、尻尾の方が気楽です。

鶏口になるには「責任」を取る覚悟があるか?

前回でも触れましたが、この言葉が核心をついています。

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初めての就活|留学〜卒業までの半年

初めての就活|留学〜卒業までの半年

帰国した6月末には、世間一般でいわれる就活から大きく出遅れていました。しかも、1年間不在中の専門課程単位を卒業までに取得できないと留年になるので忙しい日々が始まりました。

就活ではある教授から松下電器を就職後2〜3年後に南米赴任承諾が条件で紹介を受けていましたが、日本の大学生活を3年間で卒業する事に中途半端な気がして大学院に進む事を考え始めました。

当時国際法を教えられていた大内教授は、西南学

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離席の実学@SDSU留学

離席の実学@SDSU留学

声をかけられたら絶対に断らないと決めて、留学生活最後の半年がペントハウスでスタートしました。

「Hiroshi!コンサート行くか?」

宿題があるとか明日テストがあるとかを言い訳にせずに2つ返事で付き合いました。

おかげさまで、チケット手配から車にも乗せてもらい、Rod StewartやForeignerなどのコンサートも楽しみました。

特にこの曲は当時大ヒットで、SonyのWalkman型

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グローバル コミュニケーション3|間(ま)

グローバル コミュニケーション3|間(ま)

「ま」はとても大事!

日本人が英語でコミュニケーションするときに一番ダメなのが、発音でも文法でもなく沈黙という間(ま)です。

完璧な英語で答えようと頭の中で時間かけて作文するより、手振り身振りのブロークンイングリッシュで間髪あけずに答える。しかし、調子に乗ってベラベラ喋れば良いという訳ではなく、アイコンタクト含めて相手の気持ちも読み取る。

目は口ほどに物を言う
目は心の窓

と言いますね。

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グローバル コミュニケーション2|give me water!

グローバル コミュニケーション2|give me water!

発音も素晴らしく、文法も正しく流暢に話せることが果たして意思疎通できていると言い切れるでしょうか?

英語も意思疎通のための単なる道具です。

母校の中学校で講演した時にこんな問題を出しました。

『とても混んでいるレストランで、忙しく働いているウエイトレスを呼び止めて、「お水を一杯いただけませんか?」と英語では何と言いますか?』

“Give me water”など生徒達の回答がひと通り出た後、

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グローバル コミュニケーション|場の共有

グローバル コミュニケーション|場の共有

コミュニケーションの大前提は双方向。だからコミュニケーション能力の高い人は、聞き上手です。

コミュニケーションで第一に大切な要素として挙げたいのが「場の共有」です。

深く濃い意思疎通のコミュニケーションは、リアルタイムで成立します。そういう意味ではデジタルツールは、何時何処でもコミュニケーションを可能にする便利な道具ですが、

この道具であるLINEやZoomで補えないのがリアルな

「時の共

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在米20年通して伝えてみたいこと

在米20年通して伝えてみたいこと

留学終えて帰国する時、家庭持って再び米国生活をしてみたいと思っていたら、家族連れの渡米が40歳過ぎて全く予期しないことで起きました。

大学生時代の交換留学
San Diego, CA 1年間

独身時代の本社駐在
Fort Worth, TX 3年間

家族同伴で米国起業
Seattle, WA 16年間

海外経験を話すだけではなく、何度かの挫折にも触れながら人生の価値観などにも触れてみたいと

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脱日本放浪記 40年の軌跡

脱日本放浪記 40年の軌跡

閉塞感のある田舎や日本の生活が嫌で米国に憧れ、留学、独身駐在から家族連れての渡米と気が付けば20年を米国で過ごしました。勤務は米系IT企業系から50歳を機にシアトルで起業して今日に至っています。

下記のNOTEスタートしたばかりですが、私の生い立ちや経験から皆さんにお伝えできることがあれば幸いです。
https://note.com/ponpon0630/n/nd7e70201fab1
#この

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