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起業、転職、海外ビジネス

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在米20年と海外ビジネス(北米、ヨーロッパ、アジア)と起業経験と最近は中小企業の承継に至るまでの経験をシェアしていきます。
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記事一覧

トップガン|外見から入るミーハー?

トップガン|外見から入るミーハー?

そうそう、駐在中に大ヒットした映画が1986年公開のトムクルーズ主演のトップガン。

でも彼が無名だった1981年に出演したT.A.P.S(タップス)があります。こちらは陸軍士官学校の物語。ショーンペーンとの共演でトムは最後は銃撃戦で死ぬのですが、ショーン以上に強烈に印象に残った俳優でした。

さて、米国でしか出来ない事をドンドン経験しておこう〜と拳銃は二丁所有し、射撃にも行っていましたが、トップ

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浦島太郎が観た|バブル期の東京

浦島太郎が観た|バブル期の東京

バブルの余韻が残る日本に3年振りに本社のあったテキサス州の片田舎から日本に帰国した浦島太郎。

東京オフィスには、今まで中途採用ばかりだった会社に、私の居ない3年間で毎年新卒採用が数名ずつあり、一挙に後輩が増えていました。

7-11より北米では店舗数が多いと言われたRadio Shackの店舗数は、7,000店近くありました。そうすると初回注文は、最低でも15,000台は出ました。各店舗に展示用

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週休3日制で日本は凋落の一歩

週休3日制で日本は凋落の一歩

日本人は働き過ぎ!

まだ多くの日本人がそう自負しているのでしょうか? だから週休3日制という発想が出るのでしょうか?

シアトル生活16年の間、土日の週末に加えて祝日+盆暮正月+GWで休む日本を見ていたら、一体いつ働くのだろう?とよく思ったものでした。当然、個人レベルで休暇取るチャンスはないだろうとも思っていました。

課題は「働き方」の効率であって、時間ではないはずです。受験勉強も勉強時間の長

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新入社員研修 A&A Japan 9

新入社員研修 A&A Japan 9

入社早々は、先ず船積み課に配属されて一週間缶詰で課長からマンツーマンで貿易実務の座学。FOBからL/Cなど貿易実務の船積業務で最低限必要な言葉からその意味を覚える事からのスタート。それが社会人になっての第一歩でした。窓から差し込むポカポカの日差しの中で寝落ちする瞬間から気持ちを取り戻すのに苦労した記憶もあります(笑)

その後は、常駐の乙仲さんについて、L/C申請に通産局に行ったり、港湾にある倉庫

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BA Meeting|A&A Japan 9

BA Meeting|A&A Japan 9

年2回、BA Meetingと称する商談会がA&A極東各オフィスで行われていたのは、Tandy全盛期の80年代でした。

BAとは当時Radio Shack社長だったバーニー アペルのイニシャルからきていました。春と秋の年2回、東京、ソウル、台北そして最後が香港という日程で2〜3週間に及ぶ買付商談会でした。

当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの買付けパワーのあったRadioShackには、数多くのOEMオ

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直感を信じますか?

直感を信じますか?

私は信じます。

人生の岐路での決断は常に「直感」でした。

直感は本音を導き出す

例として男目線で申し訳ないですが、男連中が女性の好みを話していると思ってください。

スリーサイズからの好き嫌いの判断は、数字基準で明解です。裏を返せば、そのサイズが変われば嫌いになるのか? しかし、現実は説明出来ない自分だけが感じるその女性の持つ雰囲気や魅力が優先するはず。これは口で簡単に説明出来るものではあり

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PreZentation|感動

PreZentation|感動

今まで起業家や大学生向けに担当したカリキュラムでプリゼンテーションがありました。

資料作成のABCに当たるHowについても話しますが、何の為のプリゼンか?伝えたい聴衆は誰か?何を伝えるかの大切さについても色々と話すことがあります。

究極のところ聴衆にどれだけのインプレッション(感動)を与える事が出来るか?

感動は相手が感じているだけでは不十分です。書いて字の如く相手が「感」じて「動」いて初め

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Bootcampのそれから

Bootcampのそれから

先週5日間の名古屋Bootcampに続いて、Zoom会議で7週間に及ぶ毎週1時間/起業個別のメンタリングが始まっています。

1社が毎週1メンターと言う制限があるので、7週間ですから彼等は7回個別相談を受ける事が出来ます。第1週目の今週は3社から面談申し込みがあり対応しました。

各社進捗度は違うし、業界も違うので相談の課題は色々と幅広いものですが、彼らの妄想が夢に変わり実現性が見えてくるように解

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Bootcamp 名古屋

Bootcamp 名古屋

起業家向けにある養成スクールのカリキュラムのひとつにBootcampというのがあります。

今回、名古屋市で5日間に及んで500グローバル&愛知県協賛で開催されたBootcampにメンターの1名として参加して来ました。メンターは全員で4名で日本人は私ひとりに対して、参加起業は14社。そのうち日本人の経営者は9社。セッションはすべて英語で行われました。

起業家の最年少は19歳の2人。彼らのビジネス

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射撃@FTWの3年間

射撃@FTWの3年間

80年代はテレックス時代。

電子メール登場がccMailで80年代後半。今のようなインターネットはなく、情報の孤島とはどういうものかも身をもって体験して来ました。

日本の情報源は、会社が駐在員向けに送ってくれる数冊の週刊誌だけ。駐在員は私以外に家族同伴の方々が3家族。一番若手の独身の私に週刊誌が廻って来るのは、発売日から1-2ヶ月遅れ。それでも日本の情報と活字に飢えていたので、週刊誌は隅々まで

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取れない電話|A&A Japan7

取れない電話|A&A Japan7

駐在員に選ばれたとはいえ、英語が堪能だった訳ではありませんでした。

1年間の交換留学経験@SDSUで、聴き取りが上達し、日常会話が出来る程度でしたが、駐在早々にガツンとやられたのが電話でした。

電話番号を全く聴き取れない。

後でこの電話番号に…と電話の向こう側で番号を言われても書き留めれず、聞き返す前に相手はガチャンと受話器置き、プーという虚しい音が残るだけ。

アメリカ人は、数字の言い方も

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ノートパソコン|A&A Japan 6

ノートパソコン|A&A Japan 6

Radio Shack店舗社員は土日なく働いているので、本社バイヤー含めて、自主的にManager以上は、土曜日は半日勤務になっていて米国企業としては、どこか社風が違っていました。

駐在初年度の頃は、テキサス州にはまだBlue Lawsという法律が生きていて、教会に行く日曜日は小売販売などのビジネスは禁じられていて、店舗は閉まっていました。気晴らしにショッピングモールに行っても午前中は皆閉まって

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持株制度|A&A Japan 5

持株制度|A&A Japan 5

株を初めて売買したのは、A&A入社早々の社員持株会でした。本社Tandy社は米国で上場しており、その株を毎月給与の10%上限に買うことができました。

この制度の良かったのが、入社3年未満は会社が30%、3年から5年勤務は50%、勤続5年以上は70%会社がマッチングで補助してくれることでした。

株価や為替変動のリスクもありますが、当時バブル景気が始まる頃とはいえ、毎月30%の利子がつくこれ以上の

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山縣夫妻と故郷防府|A&A Japan 4

山縣夫妻と故郷防府|A&A Japan 4

A&Aという会社は、全米でRadio Shackという家電小売店舗を買収した、元々は革製品キット販売で大きくなったTandy社の買付け貿易部門でした。

A&A社のスタートは、ニューヨーク市で戦後直ぐに日米貿易の窓口として山縣夫妻が起こされた会社でした。日本製品は、まだまだ安かろう悪かろうと言われていた時代に日本の部品メーカーの展示も兼ねたりされていました。いわゆるJETROの先駆け的な存在だった

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