脱日本放浪記(尾中 泰)

米国生活20年。サンデイエゴ、フォートワースを経てシアトル在住中50歳で起業。起業や海…

脱日本放浪記(尾中 泰)

米国生活20年。サンデイエゴ、フォートワースを経てシアトル在住中50歳で起業。起業や海外飛躍を考えている人々や若者の背中を押してあげれる経験談を失敗も交えて発信してみます。次世代への「恩送り」を目指し、同世代も含めた元気なコミュニティになれば幸いです。

マガジン

  • 起業、転職、海外ビジネス

    在米20年と海外ビジネス(北米、ヨーロッパ、アジア)と起業経験と最近は中小企業の承継に至るまでの経験をシェアしていきます。

  • 人生二度なし

    随所作主。 二度とない人生の主人公として歩む為の参考になればと過去の記事から抜粋してこのマガジンに纏めてみました。社会人になって20年ずつの半々を日米で生活した経験から見えてきた風景をお届けします。

  • 知徳体

    武術を通じての一考察

  • 語録と言霊

    思い出したり、眼に留まった「語録」や大切にしたい「言霊」をマガジンとしてまとめてみました。

最近の記事

  • 固定された記事

脱日本放浪記 40年の軌跡、 故郷は遠きに在りて想うもの

自己紹介 山口県防府市出身 20年間を米国で過ごす。米系企業でITビジネスに携わり、現在はコンサルティング会社経営の傍ら伝統工芸の匠を海外向けに発信中。少林寺拳法准範士七段、居合抜刀術も嗜み身体操作の妙味から還暦すぎてゴルフにはまる。 現在福岡市在住。 内容 閉塞感のある日本の片田舎に耐えれず米国に憧れていました。長い海外生活や出張を繰り返すうちに日本の素晴らしさを再認識し、日本人としてのアイデンティティを強く意識するようになり今日に至ります。 若者に共有できる「

    • BaaS - Bank as a Service

      BaaSという言葉は、SaaS - Software as a Serviceから捩った言葉でデジタル社会への移行する過程で、銀行サービスがどうなるかを示唆しています。 その銀行サービスについては、日本の銀行の現状に不安や憤りを感じている人々は多いのではないでしょうか? 私の一番の不満が、なぜ今でも午後3時に店頭は閉店するのか?それは銀行法施行規則の第16条において、「銀行の営業時間は、午前九時から午後三時までとする。」と定めているからのようです。この法令は絶対ではなく、

      • 週休3日制で日本は凋落の一歩

        日本人は働き過ぎ! まだ多くの日本人がそう自負しているのでしょうか? だから週休3日制という発想が出るのでしょうか? シアトル生活16年の間、土日の週末に加えて祝日+盆暮正月+GWで休む日本を見ていたら、一体いつ働くのだろう?とよく思ったものでした。当然、個人レベルで休暇取るチャンスはないだろうとも思っていました。 課題は「働き方」の効率であって、時間ではないはずです。受験勉強も勉強時間の長さが合格を保証するものではないですね。いかに効率的かつ集中して勉強したか?勉強が

        • 万引天国のアメリカ - Prop 47

          (上記写真はこの記事とは関係ありません。シアトル名物の市場ですが、私の好きな場所なので挙げたまでです。) Proposition 47とは、「提案47安全な近隣と学校法」と言われるもので、軽犯罪として下記の犯罪は分類される事になりました。 盗まれた財産の価値が950ドルを超えない万引きや盗難 盗まれた財産の受け取りの価値が950ドルを超えない 偽造小切手、債券、または手形の価値が950ドルを超えない偽造や詐欺 9/28/2023記事 この法律ができた背景が、刑務所

        • 固定された記事

        脱日本放浪記 40年の軌跡、 故郷は遠きに在りて想うもの

        マガジン

        • 起業、転職、海外ビジネス
          40本
        • 人生二度なし
          13本
        • 知徳体
          2本
        • 語録と言霊
          11本

        記事

          障がいで気付くスマートシテイ

          出張前日に左太腿裏を肉離れ、いや〜痛いのなんのって歩くだけではなく、座っているのも痛く涙〜 で、初めて着いた大阪郊外の街。 駅の反対側に渡るのにエレベーター探しにひと苦労。後から気付いたのが、サインがあった反対側の階段横にエレベーターは静かに鎮座しており、気付かず遠回りして痛みで一汗かく始末。 不自由になって判る歩くのに優しい街が、歩いて楽しい街。これが足腰も弱い高齢者や妊婦さんだったら如何なんだろう?と思わず考えさせられました。 周囲にランチする処もなく、駅前の屋台

          障がいで気付くスマートシテイ

          甲辰年2024年のスタート

          辰年と言えば、昇龍から右上がり上昇の良い年になる予感を持って迎えましたが、現実は厳しいものでした。元旦早々から石川県能登半島一帯での地震やその救援物資を運ぶ予定の自衛隊機の羽田空港事故と連日悲しいニュースでの年明けになりました。 鎮魂と安寧を祈願しようと元旦は、護国神社に、二日は近所の氏神様になる神社に参拝で新年が始まりました。書初めの時だけしか筆を取らない無精者。今年の一字は「昇」に決めて書きましたが、ダメですね。気持ちというか癖が顕になって恥ずかしくなります。これも自分

          甲辰年2024年のスタート

          Open AI騒動に思う|スローライフに帰ろう!

          (写真はwired Japan記事より) 取締役会でCEOのアルトマンが解任されたニュースは、一昔前ジョブスがアップルを追われた解任劇を彷彿とさせました。 しかし、48時間で急展開。 翌日には大株主のマイクロソフトに入社のニュース。同時に今回の解任劇に社員の9割が退社を表明。そして、一部取締役を解任する事を条件にアルトマンがCEOに返り咲き。 USAでの反応は、CEO返り咲きを喜んだり、祝福する人に対して、何という茶番劇、お笑い草〜という意見まで。 一番の関心は、何

          Open AI騒動に思う|スローライフに帰ろう!

          BA Meeting|A&A Japan 9

          年2回、BA Meetingと称する商談会がA&A極東各オフィスで行われていたのは、Tandy全盛期の80年代でした。 BAとは当時Radio Shack社長だったバーニー アペルのイニシャルからきていました。春と秋の年2回、東京、ソウル、台北そして最後が香港という日程で2〜3週間に及ぶ買付商談会でした。 当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの買付けパワーのあったRadioShackには、数多くのOEMオファーが目白押し。家電、オーディオ製品、玩具や部品メーカーさんから上場企業含めて

          Design your future

          大学空手部の主将をしている後輩と型稽古の話になった時、その型の意味を知らずになぞるだけだと上達は望めないかも知れないという話をしました。 何事においても大事なのは、 何故? という探究心、好奇心ではないでしょうか。 本質を見極め、基本を理解すると応用が効くようになるなど色々とその恩恵はあります。 私が修行している少林寺拳法では、「型」のことを「法形」と称します。「法」は道理、理論。型は修行の守破離の段階で形を変えていくことから井桁にはまるイメージの「型」でなく「形」

          海外とつながる

          海外と繋がらない選択肢はないほど、世界は狭くなっています。米国がくしゃみすると日本が風邪を引くと言われていた時代が70年代頃だったでしょうか。 今はどうでしょう? 米国だけでなく、EU、中国、台湾、朝鮮半島や東南アジア、南アメリカからアフリカと世界中どこの国とも経済上は政治以上に近く繋がっています。 一般的な海外旅行も日付変更線超えると色紙がもらえていた時代は、旗の下にゾロゾロと移動する団体旅行より、ネット検索でAirbnbの長期やバックパッカーの個人単位になっています

          直感を信じますか?

          私は信じます。 人生の岐路での決断は常に「直感」でした。 直感は本音を導き出す 例として男目線で申し訳ないですが、男連中が女性の好みを話していると思ってください。 スリーサイズからの好き嫌いの判断は、数字基準で明解です。裏を返せば、そのサイズが変われば嫌いになるのか? しかし、現実は説明出来ない自分だけが感じるその女性の持つ雰囲気や魅力が優先するはず。これは口で簡単に説明出来るものではありません。デジタルで誰にでも説明出来るよりアナログで感覚が勝り口頭で上手く説明出来

          直感を信じますか?

          新農家時代|兼業農家

          リモートワークや時短、人口減少や単純労働のAI&デジタル化などを考えると現代版兼業農家があると思うこの頃です。 昭和の時代、農閑期には父親が都会に出稼ぎに出かける。多くは肉体労働でした。今日、オフィスワークの多くは、東京に居なくても出来る仕事も増えました。子育てによい自然環境に恵まれた地方で第一次産業に関わりつつ、リモートワークでオフィスワークも定期的、集中的に行う。必要に応じて東京の本社などに出張するか本社スタッフが地方支店の拠点で研修やグループ会議でサポートする。 バ

          新農家時代|兼業農家

          フェルマーの料理

          投稿間隔がだいぶ開いてしまいました。過去の経歴的振り返りから一挙にタイムマシンで現在進行形の「今」に戻ってみたいと思います。 金曜日のドラマ「フェルマーの料理」にハマりそうです。録画で第一話を観ました。 興味をそそられたキッカケが、ドラマの中で出た「主人公❗️」の台詞の一言。人生の主人公を演じて自分の人生が豊かになると投げかけと感じました。 またトップに登り詰めると何が待っているか?というと、それは「孤高」という孤独。これは、スタートアップの起業家経営者にアドバイスして

          道と術

          「武道」である前に「武術」である事が大切だと思います。 術が道になったのは、戦後GHQ占領政策で武術禁止令からの復活に関係があるとも言われています。昔は剣術、柔術、合気術と言われていたのが、今日では剣道、柔道、合気道と呼ばれています。 武術の先に武道があります。先ずは身体動かして術の鍛錬。術が出来ず、精神修養のお題目唱えるだけで道に到達はあり得ません。 心身一如を通じて判る悟りの境地。禅の世界も只管打座という坐禅修行の向こう側に悟る何かがある。机上の学問で到達出来る境地

          言霊3|落ち着く

          人生今まで2度ばかり、これで詰んだか〜と危機的状況に陥った事あります。皆さんは今度ばかりはやばいというご経験はありますか? そんな時にある人にこんなことを言われました。 落ちる処まで落ちて初めて落ち着く。 落ち着かないのは未だ落ちていない。 とことん落ちて、どん底について初めて「落ち着く」。 勝負の始まりはそれからだと! そうなる原因は、政治経済のような不可抗力もあるかもしれません。昨今では世界中が経験したコロナ災禍がそうでしょう。でも多くの原因は、身から出た錆のはず

          PreZentation|感動

          今まで起業家や大学生向けに担当したカリキュラムでプリゼンテーションがありました。 資料作成のABCに当たるHowについても話しますが、何の為のプリゼンか?伝えたい聴衆は誰か?何を伝えるかの大切さについても色々と話すことがあります。 究極のところ聴衆にどれだけのインプレッション(感動)を与える事が出来るか? 感動は相手が感じているだけでは不十分です。書いて字の如く相手が「感」じて「動」いて初めて感動です。 それが出来るプリゼンレーションは、単に資料作成だけでなく、実際の