【留学成功への第一歩】国選びのポイント
こんにちは、Polymathのイトクです。私は高校卒業と同時に神奈川の実家を離れ、20年前にアメリカへ渡りました。コロンビア大学のデータサイエンス大学院を卒業し、現在はニューヨークのAmazonで人工知能の開発に携わっています。同時に、皆さんの理系留学や現地での就職サポートも行っています。
2月を迎え、我々がサポートしているお客様の中で、アメリカの大学に出願し、合格の喜びを報告してくださる方々が出てきました。大学院受験に挑戦し、合格を手にされた皆様、心からお祝い申し上げます!そしてNYUのブリッジプログラムの締切の3月1日も迫ってきました。エッセイや履歴書の更新で合格率が大幅に向上します。これまに弊社がサポートさせていただいたお客様において、NYUブリッジプログラムへの出願におきましては、合格率が100%を達成しております。スポット添削も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
留学先はどの国にするか?
留学を考えている際によく聞かれる質問の一つが、「どの国が自分にとって最適な留学先なのか?」です。自分にぴったりの留学先を見つけることは、大きな決断となります。特に、未来のキャリアを考えたとき、「投資コストと将来性」という二つの重要な要素を考慮する必要があります。この記事では、留学先を選ぶ際に役立つ、4つの主要なパターンを紹介し、それぞれの特徴と将来への道を探ります。留学は単に学問を学ぶだけではなく、将来の職業やライフスタイルにも大きく影響するため、これら二つの点は非常に重要です。この記事が、皆さんの留学計画における意思決定に少しでも役立てば幸いです。
1) 米国エリートキャリア
現在の最適解は米国工学部である
米国を留学先に選ぶ一つの大きな魅力は、テクノロジー業界でのエリートキャリアを目指すことが可能な点にあります。例えば、Googleのような企業では、初任給が年間で約2500万円になります。これは、世界中から集まる優秀な人材を惹きつけるためのものであり、この業界の活気と風通しの良い環境が、多くの人にとって非常に魅力的です。テクノロジー業界は革新的なアイデアと技術が日々生まれる場所であり、その中心地である米国は、留学生にとってもエリートキャリアを目指す絶好の機会を提供しています。
留学生でも、米国での大学教育を受けることで、Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft(GAFAM)のような世界をリードする企業で働くチャンスがあります。これらの企業は革新性と技術力を高く評価し、多様性と包括性を重視する文化を持っています。そのため、留学生でも努力をすれば自分のスキルと能力を高め、エリートキャリアを築くことが可能です。
実際に、私たちPolymathの3人も、金融業界からGAFAMに転職しました。この経験から言えるのは、米国での留学やキャリア構築において重要なのは、どこから来たかではなく、あなたがどんなスキルを持っているか、何ができるかです。高度な技術スキル、革新的な思考、そして困難な問題に対する解決能力があれば、世界のどこから来た人でも、テクノロジー業界のエリートとして活躍することができます。
あなたのスキルや能力の重要性に加え、米国で留学生としてキャリアを築くためには、ビザの取得が重要な要素となります。ビザの取得は留学生にとって大きな挑戦ですが、適切なビザがないと、いくら能力が高くても米国で働くことはできません。この挑戦を克服する鍵となるのが、STEM(科学、技術、工学、数学)分野の学習です。STEM分野の学生は、通常の1年のOptional Practical Training(OPT)に加えて、2年の延長が認められるため、最大3年間の実務経験を得ることができます。この特例は、H-1Bビザの取得に際して顕著な利点を提供します。具体的には、H-1Bビザの申請機会が通常の1回ではなく最大3回になるため、非STEM分野に比べてH-1Bビザを取得する確率が実質的に3倍に増加します。このプロセスは、技術分野での高度な教育を背景に、米国での就労機会を広げたい留学生にとって極めて重要なステップとなります。
このように、米国での留学は単に学問的な追求だけに留まらず、ビザを含む諸条件をクリアすることで、グローバルなキャリアを築くための実践的なステップとなります。特にテクノロジー業界では、留学生でも高い目標を設定し、それを実現するための支援体制が整っています。
アイビーリーグMBAとの比較
アイビーリーグのMBAプログラムがエリートキャリアを築くための有効な道であることに疑いはありません。ただし、MBAプログラムの授業料は非常に高額で、ハーバード大学の場合、約$77,376(約880万円)と、コンピュータサイエンス専攻の約1.3倍に相当します。これに加え、これらのプログラムの合格率は非常に低く、数%と言われるほど競争が激しいです。さらに、最近はSTEM付きのMBAも増えてきましたが、それでも工学部の学位に比べ、MBAは就職率やビザ取得の面で不利な場合が多いとされています。そのため、米国でのキャリアを真剣に考えるならば、工学部での学位取得がより効果的な選択肢と言えるでしょう。
2) 経済的エリートキャリア
多くの米国の大学では、優秀な国際学生を対象にした奨学金プログラムを提供しています。これらの奨学金は、学業成績、リーダーシップ能力、特定の分野での実績など、様々な基準に基づいて授与されます。奨学金を活用することで、学生は学費の一部または全額をカバーし、生活費やその他の経費に関する負担を軽減することができます。このようにして、経済的な制約を乗り越え、工学部などの高額なプログラムにアクセスする道が開かれます。
コミュニティカレッジから名門大学への転校は、費用対効果の高い留学ルートとして注目されています。コミュニティカレッジは授業料が比較的低く設定されており、小規模なクラスで教育を受けることができます。学生はここで2年間学んだ後、成績やその他の条件を満たすことで、工学部を含む大学の3年次に編入することが可能です。この転校プロセスを通じて、学生は名門大学での学位取得を目指しつつ、初期の学費と生活費を大幅に節約することができます。
奨学金の活用やコミュニティカレッジからの転校は、経済的な負担を最小限に抑えながら、高い教育的リターンを追求するための実用的な方法として、非常に有効です。
3) 外資系日本支社
米国でビジネス、心理学、社会学などの非STEM学位を取得した場合、アメリカ国内での就職が難しいという現実があります。実際、私の周りの日本人学生のうち、9割以上がアメリカで職を見つけられずに日本へ帰国しています。彼らの多くは、ボストンキャリアフォーラムなどの就職イベントを経由して、日系企業や外資系企業の日本支社に就職する道を選びました。
西洋国の中でも、特に米国のテック業界や投資銀行などでは給料水準が非常に高く、20代で年収3,000万円から5,000万円を稼ぐ人もいます。給与水準と労働環境の質は密接に関連しており、高給を提供する企業はホワイトである傾向にあります。特に米国内ではこの傾向が顕著です。Googleのシリコンバレーのオフィスなどを見るとよく分かると思います。しかし、このレベルの給与と労働条件を見つけることは、他の多くの国では比較的難しいです。
「カナダの大学はどうですか?」と聞かれることもありますが、カナダでの学位取得後、カナダでの就労はしやすいものの、アメリカで就労するのは難しいです。逆に、アメリカでの学位は、カナダを含め多くの国での就労に有利です。
住みたい国が決まっていればその国を目指すべきですが、そうでなければアメリカを目指すのが賢明です。アメリカは世界経済の中心で、大きな機会があります。アメリカの大学や大学院で学位を取得することは、アメリカでの就労を目指す上で最も確実な方法です。
4) 日本でのスキルアップ
最近は「オンラインでアメリカの学位を取ることはどうですか?」という質問をよく受けます。オンライン学位はスキルアップやキャリアの転換には有効ですが、米国での就労に必要なビザの取得が難しいという現実があります。そのため、米国での就職を目指す手段としては適していません。それでも、比較的低コストで専門知識を深める、または新たな分野に挑戦する機会としては価値があります。
日本国内での学位取得やブートキャンプへの参加も、費用対効果の高いスキルアップの方法です。これらのオプションは、特に新しいキャリアパスへの踏み出しや、特定の技術や知識の強化を目指す人々に適しています。しかし、これらの選択肢を通じて得られるリターンは、直接海外で学位を取得する場合と比べて控えめなものになる可能性が高いです。
結局のところ、キャリアの目標や将来望むライフスタイルに応じて最適なルートを選択することが重要です。米国内での就職を強く望む場合は、米国での対面学習による学位取得が最も直接的なルートとなります。一方で、コストを抑えつつ特定のスキルを磨きたい、または国内でのキャリアを探求したい場合は、日本での学位取得やブートキャンプ、オンライン学習が有効な選択肢となります。
海外挑戦を目指す人へ
みなさんも海外に挑戦してみませんか?私たちは、海外挑戦をする方をサポートするためにPolymathを立ち上げました。優秀で勤勉な日本人が海外でより活躍できるようサポートすることをミッションに掲げており、特に理系留学や海外就職の対策を少人数制で提供しています。ありがたいことに、これまで多くの生徒さん支援をさせて頂き、理系留学や現地就職をサポートをしてきました。中には、未経験からコツコツと必要な科目を履修し、コンピューターサイエンスへの留学を経て、GAFAMの本社に就職された方もいます。挑戦に遅すぎることはありません。30、40代からでも海外挑戦は可能です。留学や海外就職についてのご質問や、個別の相談を希望される方は、こちらからお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。
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