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全力の、神頼み。

連絡を待っている。

いつ来るかは分からなくて、場合によっては来ないかもしれない連絡を待っている。
待っている間の、そわそわする落ち着かないこの感じが苦手だ。来て欲しくてたまらないから余計に、これをしたから来ないんじゃないかとか、全く関係のないことに理由を無理やりこじつけて落ち込んだりしている。


ある試験を受けた。わたしはその合否の結果を待っている。合格していれば連絡が来て、していなければ来ないという。提出した課題を手を抜いて取り組んだつもりはない。けれど、それと合否は関係ない。どんなに真面目に取り組んでも落ちるときは落ちるし、逆に適当に受けたものが受かることもある。



日本テレビ系ドラマ『俺の話は長い』を、毎週楽しみに観ている。生田斗真演じる31歳無職のニートの言い訳と屁理屈が、とにかくすごい。にもかかわらず、それだけでは終わらないストーリーと、家族や人の温かい部分がさりげなく散りばめられている。

このドラマに、清原果耶演じる春海という中学生が出てくる。親友に、片思いをしていた男の子を取られてしまう。けれどその男の子は、他の女の子と付き合ってはいるものの、春海のことがすきだったという。春海は普段聴いているラジオ番組に相談のメールを送ると、パーソナリティからは、親友から彼を奪うというのも後味が悪いし、ここは「全力の神頼み」というアドバイスを受ける。


まさにわたしも、「全力の神頼み」をしながら、今の状況を乗り切るしかないと思った。ただの神頼みではなく、全力で。

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 泣いたり笑ったりしながらゆっくりと進んでいたら、またどこかで会えるかも...。そのときを楽しみにしています。