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素敵なnote=文章を書く方々

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内容、あるいは文章が魅力的なnoteを書く人。読み返したいものたち。
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2021年10月の記事一覧

もってる知識は多いほどいい

もってる知識は多いほどいい

同じものを見たり、同じ話を聞いたりしても、人によってどう認識し何を理解するかは大きく異なる。
解釈は人それぞれだというが、では、何がその解釈の違いを生んでいるのかと言えば、各自がもつ情報量・知識量の違いだろう。ありきたりの解釈ばかりが生まれてくるとしたら、そこに集まる人たちの知識の幅がきわめて常識的な範囲に狭く収まってしまっていたりするからなんだろうと思う。

解釈の違いは、価値観の違いから生じる

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音か意味か〜ハライチ岩井のエッセイをよんで〜

ハライチ岩井の"すばらしい"エッセイの中に、「なぜ自分は洋楽を聴かないのか」についての考察があった。ざっくりいうと「聴いている音楽の歌詞の意味が伴っていないと気持ち悪い」という内容。とても理にかなっていると思うし、大体の日本人というか人間は音楽や歌詞に意味を求め味わい消費していくので、至極真っ当な考察でわかりやすくまとまっていたと思う。

などと納得すると同時に、自分の場合は昔から音楽は音として聴

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やっぱり青かったパシフィコの空とたくさんのスタートと地平線の話

やっぱり青かったパシフィコの空とたくさんのスタートと地平線の話

日曜日にはパシフィコ横浜に行ってきました。
TEAM SHACHIさんが久々の大箱でワンマンライブを行ったのです。大きな覚悟とともに満を持して行われた彼女らの挑戦について、エビ中ファミリーの人間が観たライブリポ…ではなくて、思ったことをちょっとまとめておこうと思います。

ええと。
ぼくはアイドル様について、エビ中さんのこと以外はほとんど知りません。出かけるライブもエビ中さんの他はほぼロックバンド

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荘子it×吉田雅史「テンプレ氾濫時代に抗う“様子のおかしい”ビートメイクのすすめ」~『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』3刷重版記念対談

荘子it×吉田雅史「テンプレ氾濫時代に抗う“様子のおかしい”ビートメイクのすすめ」~『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』3刷重版記念対談

 早世のビートメイカー、J・ディラの創作の秘密に迫った『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(ジョーダン・ファーガソン著)が3刷重版出来となりました。お手に取ってくださった読者のみなさま、誠にありがとうございます。

 このたびは重版を記念し、本書の翻訳・解説を手がけた吉田雅史さんと帯推薦文を寄せてくださった荘子itさん(Dos Monos)による特別対談をお届けいたします。
 〈ビートメイクと

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好きなアイドルには、次の日の夜にInstagramのコメントをする

好きなアイドルには、次の日の夜にInstagramのコメントをする

タイトルの通りなのですが、こういうファンもいるんですって話をさせてほしいです。

好きなアイドルのInstagramに、次の日の夜コメントするのがここ数か月のわたしの習慣になりました。

ちょっと前に、アイドルのInstagram毎日更新チャレンジで、文章書けないスランプから救われた話という、これまた頭の弱そうなタイトルの記事を書きました。本人は至って真剣です。

note毎日更新ができるようにな

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あたためて、ほどく。その文章はまだ私には書けない

あたためて、ほどく。その文章はまだ私には書けない

素敵なエッセイを読みました。誰のことを傷つけることもなく、気取りもせず、そして読み終えてほっと心をほどいてくれるような文章でした。

そしてそれを読んだ時に私は、ああ、自分にはこれは書けないな。そう思ってしまったんです。

私だって肩肘をはらずに生き様を文章にしたいと思っているし、言葉で誰かを攻撃したいわけではないし、誰かを勇気づけられたらそんなに幸せなことはないんです。

でも、そもそも若造の私

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