中村勝

96年生まれ。5歳からボールを蹴り始め、高校卒業後海外へと渡りプロを目指してヨーロッパ…

中村勝

96年生まれ。5歳からボールを蹴り始め、高校卒業後海外へと渡りプロを目指してヨーロッパ、南米ウルグアイを経て、現在はスペインにて挑戦を続けています。サッカーとともに歩んできた人生が今後どのように変わっていくのか、その軌跡と日々の気づきをここでシェアしていこうと思います。

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『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』

まずこのnoteは現在、鎌倉インターナショナルFCで監督をされている河内一馬氏の『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』のオマージュです。 僕は物心つく頃には、兄の…

中村勝
3年前
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NIPPON

1.日の昇る国 日本で過ごして2週間ほど。 日本の姿を海外から帰ってきて、一番新鮮に感じられる今だからこそ、思うことがたくさんあります。 日本はスペインと比べて…

中村勝
2日前
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23/24シーズン終了

1.シーズン総括 23/24シーズンはリーグ戦をプレーオフ県内の5位で終え、スペイン4部への昇格をかけたプレーオフを戦うことができました。 (結果としてはホームアウェ…

中村勝
2週間前
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何もあなたはクレイジーではない

1. 誰もが勘違いをしている 自分は、「どうやったら人は成長できるのか」というテーマにずっと関心を持って生きてきました。 それは同時に「なぜ人は変われないのか」…

中村勝
1か月前
4

あなたの価値観はどこからやってきているのか

1. 人生の責任 今朝考えていたのですが、自分の幸せ、すなわち自分の人生に対してどう責任を取るかという問いです。 自分は20代の頭に、南米ウルグアイという国でサッ…

中村勝
1か月前
6

人生の歩み方

年を重ね、大人と言われる年齢になったとしても、人生の歩み方を知っているとは限りません。 親や教師から、様々なことを見たり聞いたりするなかで、子どもは価値観の形成…

中村勝
1か月前
6

決断こそが成功

1. 成功とは決断 孤独や、ネガティブな感情、批判や理不尽、そういったことを多く経験すればするほど、人として器を広がるチャンスだと感じます。 当然、孤独や負の感…

中村勝
1か月前
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得意なことを続ける落とし穴

1. 好きなことと得意なこと 学生時代を通じて、社会に出てからも自分の得意なことを活かして良い成績を残してきた人が陥りやすいこととして、人からも信頼され、会社での…

中村勝
2か月前
6

恐怖とともに生きることの意味

1. 恐怖の正体 まずタイトルとは関係ないですが、このnoteの連載は今後は週に一度の頻度で続けていこうと思います。 理由としては ・3ヵ月続けてきたことで自分に「新…

中村勝
2か月前
6

幸せの瞬間

1. 完璧と幸せ 昨日は年明けから書き続けてきたこのnoteを初めてお休みしました。 理由はシンプルに、記事を書けるような状態ではなかったからです。 昨日の試合中のワ…

中村勝
2か月前
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運ではなく実力

1. 運の正体 サッカーというひとつのことを長らく続けていると、よく「運」という言葉を耳にします。 そして、年々「運」ということが一般的に言われるような、サイコロ…

中村勝
2か月前
4

17歳の自分へ

1. 想像の先へ 果たしてどれほどの人が10年前の当時の自分が思い描いていた通りの人生を歩んでいるでしょうか。 人生は、想像もしなかったような世界へと私たちを導い…

中村勝
2か月前
3

「なぜ」から始める

1. 意味を与えるのは私たち 昨日はサッカー選手の目標の短いスパンについて話をしました。 今日は、目標設定における根底となる考え方について触れていこうと思います。…

中村勝
2か月前
3

目標設定力

1. サッカー選手の日常 サッカーがやめられないのは、きっと毎週日曜日に待っている試合というイベントがあるからでしょう。 サッカーが美しく、芸術であり、人間本来の…

中村勝
2か月前
5

感情のコントロール

1. 怒りの原因を明らかにする 久々に自分の感情をコントロールできないほどに怒りが湧いた出来事があったので、今日はそのことをシェアしたいと思います。 まず初めに感…

中村勝
2か月前
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嫌いな人

1. 内と外 あなたは誰か嫌いな人を継続的に、また積極的にサポートしようとしたことがありますか? ないと答えた人、あると答えた人、どちらが良くてどちらが悪いという…

中村勝
2か月前
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『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』

『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』

まずこのnoteは現在、鎌倉インターナショナルFCで監督をされている河内一馬氏の『お前は一体、サッカーで何がしたいんだ?』のオマージュです。

僕は物心つく頃には、兄の影響でサッカーボールを蹴り始めていた。自分がサッカーをやり始めた理由は、ただ兄と家の前の壁に向かってボールをぶつけることに夢中になっていたからだ。その時はサッカーが好きだとかそんなことを当然考えることもなく、ただ夢中になって毎日ボー

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NIPPON

NIPPON



1.日の昇る国

日本で過ごして2週間ほど。

日本の姿を海外から帰ってきて、一番新鮮に感じられる今だからこそ、思うことがたくさんあります。

日本はスペインと比べて、まるで異なる近未来の別世界である

海外で過ごすことのほうが一年を通じて長くなった20代というのは、日本帰国のたびに「日本」という国を

スペインと「日本」

ウルグアイと「日本」

というような対比をしながら、それらの違いや特

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23/24シーズン終了

23/24シーズン終了


1.シーズン総括

23/24シーズンはリーグ戦をプレーオフ県内の5位で終え、スペイン4部への昇格をかけたプレーオフを戦うことができました。
(結果としてはホームアウェーともに負けてしまいましたが。)

数字上では、昨年の出場時間が753分であったのに対し、今シーズンは1661分と大幅に出場機会を増やすこともできました。

チーム内での立場も昨年とは異なり、ベテランのひとりとしてチームを引っ張る

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何もあなたはクレイジーではない

何もあなたはクレイジーではない



1. 誰もが勘違いをしている

自分は、「どうやったら人は成長できるのか」というテーマにずっと関心を持って生きてきました。

それは同時に「なぜ人は変われないのか」というテーマを掘り下げることも意味します。

人が変われない要因のひとつに、自分の体験から得た価値観が正しい、もしくは正しくあってほしいという考えのもと、それに囚われてしまうことが挙げられます。

ある研究によると、ある特定の領域(

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あなたの価値観はどこからやってきているのか

あなたの価値観はどこからやってきているのか

1. 人生の責任

今朝考えていたのですが、自分の幸せ、すなわち自分の人生に対してどう責任を取るかという問いです。

自分は20代の頭に、南米ウルグアイという国でサッカーをしていて、コロナ渦もウルグアイで過ごしました。

現在ウルグアイのお隣アルゼンチンでは、大統領が変わったばかりで、彼の力づくの政策の影響で国民は日々の生活すら危ぶまれる状況です。

自分のチームメイトにはアルゼンチン人選手がいた

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人生の歩み方

人生の歩み方

年を重ね、大人と言われる年齢になったとしても、人生の歩み方を知っているとは限りません。

親や教師から、様々なことを見たり聞いたりするなかで、子どもは価値観の形成に多分な影響を受けます。

しかし、いくら人生の先輩である親や教師など、大人と呼ばれる人たちが良かれと思ってアドバイスをしたり援助したところで、当の本人が心から望むことは他の誰にも分からないものです。

愛を持って接することこそが、唯一に

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決断こそが成功

決断こそが成功



1. 成功とは決断

孤独や、ネガティブな感情、批判や理不尽、そういったことを多く経験すればするほど、人として器を広がるチャンスだと感じます。

当然、孤独や負の感情を生きるその瞬間というのは心地の良い物ではありません。

できれば避けて通りたいものですが、なぜ人は孤独を感じたり、また時に悩み、悲しむのかその理由を深く考えてみることが大事だと思います。

多くの人は、痛みや孤独を遠ざけ、できる

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得意なことを続ける落とし穴

得意なことを続ける落とし穴


1. 好きなことと得意なこと

学生時代を通じて、社会に出てからも自分の得意なことを活かして良い成績を残してきた人が陥りやすいこととして、人からも信頼され、会社での評価も高いけれど、自分自身の好きなことが何か分からなくなってしまうことがあると思います。

自分自身、社会人としての経験がないので現場を見ているわけではないですが、会社に長いこと属していると、得意なことで戦うことに慣れきってしまい(そ

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恐怖とともに生きることの意味

恐怖とともに生きることの意味


1. 恐怖の正体

まずタイトルとは関係ないですが、このnoteの連載は今後は週に一度の頻度で続けていこうと思います。

理由としては

・3ヵ月続けてきたことで自分に「新たな習慣を手にする力」があることを実感できたから。
・目標をもとに、習慣をアップデートする時期だと感じたから。

主にこの2つが主な理由ですが、個人的にはこのnoteの連載と同時期に始めた、1週間ごとの予定管理と目標の振り返り

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幸せの瞬間

幸せの瞬間


1. 完璧と幸せ

昨日は年明けから書き続けてきたこのnoteを初めてお休みしました。

理由はシンプルに、記事を書けるような状態ではなかったからです。

昨日の試合中のワンプレーにて手首を痛め、試合後はとてもパソコンに向かって文字を打てるコンディションではなかったです。

かれこれ日数にして100日近くになるこのnoteの連載を中断することに若干の抵抗感はありましたが、健康が第一であることを改

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運ではなく実力

運ではなく実力


1. 運の正体

サッカーというひとつのことを長らく続けていると、よく「運」という言葉を耳にします。

そして、年々「運」ということが一般的に言われるような、サイコロを振って何回か一回に巡ってくるチャンスのようなものではないことが身に染みて分かってきました。

そもそも「運」自体は、常にそこにあるのです。「運」を掴む人とそうでない人の違いは、準備ができているか、そうでないかだけなのです。

「才

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17歳の自分へ

17歳の自分へ


1. 想像の先へ

果たしてどれほどの人が10年前の当時の自分が思い描いていた通りの人生を歩んでいるでしょうか。

人生は、想像もしなかったような世界へと私たちを導いたり、また時に寄り道をさせたり、私たちを驚かせてやまないです。

10年という長いスパンで自分の人生を振り返ってみると、いまこのような形で人生を歩んでいることは、当時の17歳の自分からすると全く未知の世界だったと思います。

そんな

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「なぜ」から始める

「なぜ」から始める


1. 意味を与えるのは私たち

昨日はサッカー選手の目標の短いスパンについて話をしました。

今日は、目標設定における根底となる考え方について触れていこうと思います。

目標を考えたり、設定する際に何が最も重要か。

この問いに対し、「なぜ」という言葉で答えられることが大事だと感じています。

というのも、自分自身の経験から「なぜ」がはっきりしていない時期というのは、人生に対してエネルギッシュに

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目標設定力

目標設定力


1. サッカー選手の日常

サッカーがやめられないのは、きっと毎週日曜日に待っている試合というイベントがあるからでしょう。

サッカーが美しく、芸術であり、人間本来の姿が映し出される人生の鏡であることは自分がわざわざ強調する必要はあまりないでしょう。そのことをサッカーに関わる人間であれば体感的に知っていると思います。

今日は、サッカーと目標の関係について思考を深めていこうと思います。

まず、

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感情のコントロール

感情のコントロール


1. 怒りの原因を明らかにする

久々に自分の感情をコントロールできないほどに怒りが湧いた出来事があったので、今日はそのことをシェアしたいと思います。

まず初めに感情について大事だと思う結論をいくつかまとめてみます。

感情自体を否定しない

なぜを考える

コントロールできる範囲とできない範囲を見極める

一つ目の、感情を否定することは、すなわち生きること自体を否定するようなものです。

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嫌いな人

嫌いな人


1. 内と外

あなたは誰か嫌いな人を継続的に、また積極的にサポートしようとしたことがありますか?

ないと答えた人、あると答えた人、どちらが良くてどちらが悪いということではないので、自分に正直になるのが大事です。

きっと大半の人は、嫌いな人を出来るかぎり自分の世界から遠ざけようとするのではないでしょうか。

しかし、大きな視点で考えた際、嫌いな人を頭ごなしにシャットアウトしてしまうことは、自

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