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17歳の自分へ


1. 想像の先へ


果たしてどれほどの人が10年前の当時の自分が思い描いていた通りの人生を歩んでいるでしょうか。

人生は、想像もしなかったような世界へと私たちを導いたり、また時に寄り道をさせたり、私たちを驚かせてやまないです。

10年という長いスパンで自分の人生を振り返ってみると、いまこのような形で人生を歩んでいることは、当時の17歳の自分からすると全く未知の世界だったと思います。

そんな17歳の自分に対して、仮にアドバイスができるとするならばどんな言葉をかけるか、考えてみようと思います。


まずは、ただ無条件に自分を信じてあげること。

そして、自分の人生をまっすぐに生きること。

自分を愛するならば、人を愛することができるはず。

そこには、必ず自分が望み、そして大切な人を幸せに人生があるはずだから。


そしてこうも思います。

自分が思っているほど、17歳の君は世界をバランスよく見ていないよ。

自分が思っているほど、世界は君のことを気にしていないし、大抵の悩みや不安はそれほどのエネルギーや時間を費やすには値しないことだよ。

誰も自分の苦労や悩みを理解してくれないと思い込んでいるかもしれないけれど、そんなことはありえないことだって10年後の自分なら断言できるよ。

また君が想像するほど人生は複雑じゃないし、もっとシンプルな原則で成り立っているよ。

偉大なことを成し遂げる人は、大きな山の山頂に向かってただ一歩一歩確実に歩んでいるだけなんだ。

魔法のようなことがあるとするならば、それは自分たち一人ひとりの内側にあるもので、それに力を与えるのは自分たち自身なんだよ。

世界は君が想像するよりも、もっと残酷で、自分勝手で、問題に溢れているところなんだよ。

ただ17歳の君は、それらの世界から守られていることに気づいていないだけなんだ。

人生は過去や未来が良い、悪いなんてことは存在しなくて、あるのはただ「今」この瞬間だけなんだよ。

常に「今」が最高の瞬間なんだ。

だから精一杯楽しんで、出来るかぎり笑顔で過ごして、悲しい時や嬉しい時は涙を流せばいいんだよ。

そうやって生きることが、君にできる最善だと10年後の君は知っているからね。



2. 信念



10代の自分を振り返ってみて、当時の自分はなんと愚かで、無駄なことで悩んでいたのだろうと少し恥ずかしくなります。

あまりに無知で、たくさんの間違いを犯してきたと思います。

なにより、自分を信じてあげないことは、最も罪深く、そして自分自身に対する裏切りであり、支えてくれる人たちへの裏切りでもあったと感じます。

自分が信じないことは、決して現実にならない。

この事実が、自分が17歳から10年かけて学んだ大きな学びのひとつでしょう。

これからもきっと自分を疑うことは訪れるでしょう。

しかし、これからの人生では、自分のことを根底から否定したり、裏切ったりしないと自信を持って言えます。

なぜなら「信じる」ことは選ぶことができるからです。

自分は「信じる」という選択をこれからもし続けるという覚悟を決めているからです。

無条件に「信じる」選択をし続けるであろう”自分”を信じているのです。

ここに至るまでに27年という月日が、自分には必要な時間だったのでしょう。

さて、はたしてこの信念を揺るがすような出来事が今後の人生で待っているのでしょうか。

あるとするならば、人生を刺激的で面白くしてくれるギフトだと思って、その体験を大切にしたいと思います。







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