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「損切丸」-「日銀」編

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「損切丸」が20年以上 ”お付き合い” させて頂いた「日銀」に関するより突っ込んだ記事をご紹介。
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2022年5月の記事一覧

「損切丸」を時系列で整理してみた。

「損切丸」を時系列で整理してみた。

 およそ3年前、2019.4.13に 「お金のマニュアル」 -損をしないコツ- 其ノ1  筆者の自己紹介|損切丸|note からスタートした「損切丸」。ずっと読んで下さっている方には一本の ”芯” は感じて頂けていると思う。

 当時「インフレ」を論じても*「何言ってんの、日本はデフレでしょ」という意見がほとんどで、ここにきてやっと報われた思いだ(苦笑)。

 100年に一度のパンデミックなど想像

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「弱いところを攻めろ!」 ー 「資金繰り」が決め手の「信用格差」。

「弱いところを攻めろ!」 ー 「資金繰り」が決め手の「信用格差」。

 筆者が高校生の頃、まだジャイアント馬場さん(若い人は知らないか)が現役だった時に深夜のプロレス放送が好きでよく見ていた。じっくり3分かけて最後は「スペシウム光線」で怪獣をやっける「ウルトラマン」と同じでかなり "シナリオ" めいていたが(苦笑)、ヒール(悪役レスラー)がメインイベンターの怪我している所を執拗に痛めつけるのが定番。「苦しんで最後は勝つ」。まあかなり「水戸黄門」的ではあった。

 マ

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祝!「+2%物価目標達成」。 ー そろそろ「金融政策」も「異次元」から「普通」に戻る時。

祝!「+2%物価目標達成」。 ー そろそろ「金融政策」も「異次元」から「普通」に戻る時。

 日本 4月CPI(年率)+2.5% 予想 +1.5% 前月 +1.2%

 随分思い切って ”早目” にカードを切ったものだが(苦笑)、「+2%物価目標達成」おめでとう! これで黒田総裁も心置きなく退任できる。

 控え目に解説されているが、最も影響が大きかったのが携帯電話料金引き下げの影響の剥落。前年末からの「GOTO」要因の剥落と合わせ、ようやく「目標達成」の障害が取り除かれた。生鮮食料品を

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いつか来た道。

いつか来た道。

 米株を保有している人達からため息が聞こえてきそうな下げ相場。頼みの「円安」もドルが上がらなくなり、二度ガッカリかもしれない。散々リスクを張ってきた「損切丸」としてもその心情は十分理解できるが、自分の子供のようにかわいいポジションを持っていると目も曇りがちになる。ここは一度状況を客観的に見つめ直してみよう。

 1.コロナ暴落時との比較

 2020年3月23日にNYダウは@18,591.93まで

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値上がりの時代。

値上がりの時代。

 「すいません、来月から値上げさせて頂きます…」

 先日行った床屋さんでこう言われた。「バブル」も経験した「損切丸」としては何も謝る必要はないと思うのだが、今の20代にとって本格的に物価が上がるのは初めて。担当者も20代前半だ。彼らの生きてきた人生のほとんどで時間が経てばモノの値段は下がってきたわけで、戸惑うのも無理はない。

 とにかく何から何まで上がる、まさに「値上がりの時代」。グローバルな

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日本人にとっての「最適投資」は...。 ー 2022年に儲かったのは誰?

日本人にとっての「最適投資」は...。 ー 2022年に儲かったのは誰?

 「日経平均」が逆行高。ー "Invest in KISHIDA(岸田に投資を)" 効果? 狙いは「インフレの輸入」。|損切丸|note で持ち堪えたかと思われた「日経平均」だが、ゴールデンウィーク明けに急落。「原油禁輸」が槍玉に挙がっているようだが、ダウ先物も▼300ドル強下げているので「日経平均」だけのせいではない。

 だが ”Invest in KISHIDA” の道のりは険しい。2000

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「日経平均」が逆行高。ー "Invest in KISHIDA(岸田に投資を)" 効果? 狙いは「インフレの輸入」。

「日経平均」が逆行高。ー "Invest in KISHIDA(岸田に投資を)" 効果? 狙いは「インフレの輸入」。

 NYダウ、ナスダックの暴落を横目に、意外にも底堅かった「日経平均」。

 ロンドン・シティーのギルドホールで行われた岸田首相の講演で出た "Invest in KISHIDA(岸田に投資を)" 効果? まさかね…。

 公のスピーチはともかく、気になるのは ”裏” の話。イギリス政府関係者や主要投資家、経済界の重鎮等等と突っ込んだ話をしているはずで、そこに何か「日経平均」上昇の ”ヒント” が

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マーケットがFRBに「ダメ出し」? ー ”このままではスタグフレーション” 。

マーケットがFRBに「ダメ出し」? ー ”このままではスタグフレーション” 。

 展開が早すぎてついて行けなくなっている「損切丸」読者もいるかもしれない。NYダウは前日(5/4)の+900ドル超の急反発を上回る▼1,000ドル超の下げで、いわゆる「大陰線」。まさに "鉄槌" であり、意気消沈するウォール街(特に株のセールスマン)の大きな溜息が聞こえてきそうだ。

 これはマーケットによるFRBへの「ダメ出し」と捉えて良い。

 ”このままではスタグフレーションになる”

 こ

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「分断」に向かう世界。 ー 為替レートが示唆する ”パラレルワールド” 。

「分断」に向かう世界。 ー 為替レートが示唆する ”パラレルワールド” 。

 FXで現在「世界最強通貨」がある。ドルではない。ルーブルである。

 ”SWIFT" が「戦争兵器」になるなんて...。 ー どちらも本当に心配なのは「銀行」。|損切丸|note で一時対ドルで@150台まで暴落したルーブルだが、驚くべき復活。5/5時点のドル/ルーブルは何と@65台。 ”侵略” 前より高くなっている!。

 とここまで書くと、まるで ”大統領” の国内向けプロパガンダのようだ

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