見出し画像

【ダイエット】食事記録は意味がない?人は食べた物を忘れる

体重は

消費カロリー > 摂取カロリー

になれば、減っていくので

「食事記録」
して、
食べる量を制限すれば

ダイエットは成功する!!


そう考えて、

「食事記録」と「食事制限」を
  とにかく頑張っていませんか?



もしくは、

ダイエット指導者の方は、

お客様の「食事記録 」をもとに
ダイエット指導されていませんか?



その方法、危険です!


今回は

「食事記録」の過小評価の問題

について、お話します


過小評価のことを知らずに
ダイエットや指導をしたら、
どうなってしまうのか…


具体例を挙げて解説していきます!




人は食べた物を1~2割忘れる

画像1

人は、食べた物を1~2割忘れます


面白い研究があります

ファストフード店の出口で「どれくらいのカロリーを食べたか」を聞いたところ、3割以上も少なく答えた

という研究です。


「 カロリー聞かれても、わからんしな… 」

って思うかもしれません!

確かに、これは
カロリーの当てっこみたいです


しかし、他にも、

「昨日なにを食べたか」と尋ねた研究では、食べた物を「 7~19% 」忘れていた

という研究もありました



特に、この「過小評価」

✅ 太っているほど、過小評価する
✅ 女性は、過小評価の傾向が強い

こともわかっています



過小評価が悪いのではなく
そういうものなのです!!

食べ物に、よっぽどの
関心 or 執着 がない限り


忘れるのは、当たりまえ!



それを理解して
ダイエット or 指導をする

ことが大切なのです!!!



記憶から消されやすい食べ物

画像2

特に、忘れやすい食べ物は

✅ ケーキやスイーツ
✅ デザート
✅ ジュース
✅ 果物

だったそうです


(15~57歳を対象としたフィンランドでの研究。昨日なにを食べたかを尋ね、実際に食べた量を比較した。)



この研究でわかったことは、

「食べたことを忘れる」というより

食べた物を、少ない量で記憶していた

ということです



もし、あなたが

食べたことは覚えているから、大丈夫!

と思っていても、実際は…

少な目の量で記憶されている
かもしれませんね…!



私も、記録するとなると、
プロテインの記録は忘れそうです…



食事記録を信じて指導した結果、起こる悲劇

画像3

過小評価の影響を考えずに
食事記録を信じて指導することで、

世の中の「目標カロリー量」が
かなり少なく見積もられてしまいます

具体的に解説します!



例えば

指導者が「1800 kcal」を指示します

「15 %」過小評価してしまう

と考えると、


実際は、

1800 ÷ 0.85 = 2118 kcal

食べている計算になります


「1800 kcal」の指示では
体重が減らなかったので、

さらに「1500 kcal」まで
減らすことになりました


本人としては

1500kcal しか食べていない!
1500kcal でやっと体重が少し落ちた
ダイエットって、こんなにしんどい…

こうなってしまうのです


実際のカロリーが「1500 kcal」だと
女性でも、かなり少ない量です





つまり!!


世の中にあふれている

ダイエットするなら、〇〇kcal
「 体重×〇〇kcal 」が良い

このような情報は、

指導者の「経験」から
生まれてることが多いので

かなり少なく見積もられています!!



管理栄養士から見たら

みんなが食べている量って、
本当に少なすぎ!

そして、

指導者が指示するカロリー量も
めっちゃ少ない!

と感じるのです



経験から生み出した「値」が悪い!

というわけでは全くありません!!


ようは、

食事記録の「数字」に囚われることが、ナンセンス!

なのです!


また、

実際に食べた量は、
「1~2割」過小評価される

ということを知っていると、

食事記録や食事制限が
上手くいかず、つまづいたときに
原因として考えることができます


つまずいたときは、ぜひ
思い出して頂ければ嬉しいです



食事記録の活用方法

画像4

では、食事記録は意味ないのか?

そんなことはありません!


食事記録は、人によっては
ダイエットの役に立ちます


\詳しく解説した記事はこちら/


記録の活用方法は

✅ 自分にとっての「無駄な」カロリーを知る
✅ 無理なく変えられそうな「食品」を探す

このために利用するのがポイント!



「 〇〇kcalにしよう! 」

というふうに

カロリー調整するために、記録する

ことは、おすすめできません



なぜなら…


先ほどからお話ししているように

実際に食べた量を、正確には把握できない


そして、

そもそもカロリーは曖昧なものだから

です



カロリーが不正確な理由は
\こちらも合わせてご覧ください/



まとめ

★ 人は食べた物を1~2割忘れる

✅ 太っているほど、過小評価する
✅ 女性は、過小評価の傾向が強い

★ 忘れることは、当たり前!
→ 指導者は知っておくべき!

★ 世の中にあふれている

ダイエットするなら、〇〇kcal
体重×〇〇kcal が良い

このような情報は、
かなり少なく見積もられている


★ 記録の活用方法は

✅ 自分にとっての「無駄な」カロリーを知る
✅ 無理なく変えられそうな「食品」を探す


★ カロリー調整するために
   「食事記録」をするのは、ナンセンス





いかがでしたでしょうか。

食事記録の過小評価の問題を
深堀りして解説しました!


過小評価が悪い!のではなく
忘れるのは当たり前なので…

それに頼ってしまうことが問題です



記事の中でわからないこと、
ダイエットの質問や相談ありましたら
お気軽にコメントやDMくださいね!!



参考文献はこちら ↓

「根拠に基づく栄養学」を提唱された
佐々木敏先生による栄養疫学の本です

栄養データの見方、情報を得たときに
どのように解釈すれば良いか
がわかるようになります





最後に、、、

あなたの「スキ♡」が勇気になります

Twitter・YouTubeを、クリックして
フォローしていただけると嬉しいです!

★ Twitter(@okana_2020)
★ YouTube

では、また!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?