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noteはじめました。国際刑事司法について。
こんにちは、立命館大学大学院国際関係研究科准教授の越智萌(おち・めぐみ)です。
専門専門は、国際刑事司法(国際法、国際制度論、平和紛争論)です。
ジェノサイド、人道に対する犯罪、戦争犯罪、侵略犯罪といった、国際社会全体の関心事となる重大な国際犯罪(中核犯罪)がどのように、なぜ特別なのかについて研究しています。
noteで何を書くのかnoteでは、戦争犯罪や犯罪人引渡といった時事問題について、研
育児にはリーガル・マインドが要る、という話。
「リーガル・マインド(法的思考力)」は誰もが身に着けたほうがいい、などといわれています。
でも、これがどんな能力なのかについてググってみても、三者三様の説明があり、「民法○○条を使って説明すると~」と急に専門的になって説明が難しいな、と感じることもありました。
「誰もが」というなら、法的な知識が要らない、リーガル・マインドの説明がいるんじゃないかなーと思った次第です。
そこで、このnoteでは、私
ウクライナによるロシア兵の戦争犯罪裁判第1件目—シシマリン裁判(解像度高め)
戦争中に行われる武力紛争法の重大な違反を戦争犯罪(狭義)と言います。
戦争当事国は、戦争が最低限のルールに従って行われることを確保するために、戦争犯罪の処罰を確保する義務を国際法上負っています。
でも、まさか侵略にあっている国で、十分な証拠をもって、公正な形で裁判を開いて、しかもそれを公開する、とはあまり期待されません。
それをやってのけたのが、ウクライナによるシシマリン裁判です。
このnoteで