記事一覧
網膜のゾアとアスピリン
白磁散りばめられし水色に
瞬冷の秋は微かな暖かみを帯びて
全ての風葬された遺体に
無垢なる祈りを捧げる
――無表情の海抜39.9が
ア_オの無い頸動脈を引き裂こうとも――
死を柔らかにいざなうモルヒネの笑み
炭化したアブサンの残り香
12月の空席/拐かされし太陽
オレンジ轢断した罪と罰の断片
網膜に浮游する春雷の幻惑
鼓膜に降る雨に、誰も傘を差しだすことは無く……
左手の機密、寝台の裏表とコイント
13度以上14度未満
――5月31日水曜日、存在しないはずの7限目。
「ストロー付き紙パック≒学生のリプトンティー」
偏頭痛みたく不意に脳裏にへばりつく、平平凡凡なパブリック・ゐメージに否応無く操られてしまった。
丸ノ内プラスティック、渇ききった不審者情報を偽装されそうな挙動、手の震え、時折多分白目。
意思無し千鳥足の意味無き裸足に革靴=石田純一スタイルの俺が、通勤鞄に忍ばせている「鬼ころし」を、嬌声を上げて行軍
サンキュー、前橋ポエトリーフェスティバル
季節はずれの茹だるような暑さに覆われた土曜日に、前橋ポエトリーフェスティバルのメインイベントである、「ポエトリーリーディングin前橋文学館」に参加した。
文学館には初の参戦にして、まさかの大トリを務めさせて頂くことになったという、とても楽しみな反面、否応なく緊張が何重にも重なる立場だった。
けれど、演者も観覧者も多くの人が、俺に対して親しみを持って接したり話しかけたりしてくれて、本当に嬉しか
前橋ポエトリーフェスティバルへの参加・出演
5月12日〜26日における、前橋ポエトリーフェスティバルに参加・出演するので、それらの告知を綴ります。
因みに本イベントの「ポエトリーリーディングin前橋文学館」では、僭越ながら大トリを務めさせて頂きます。
◎参加
自作短歌と私が撮った写真を組み合わせた作品を、市内の店舗に展示させて頂いております。拙作は角田時計店で観られるので、興味のある方は是非。
瑞々しい写真と、普段の作風とは異なる、穏やか