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上毛かるたと鬼ころしと――
土曜日は前橋アートスープにおける「詩人と手紙展」の朗読会だった。
共演者や関係各位、観に来て下さった皆様ありがとうございました。
セトリは、
1、ポストに刻まれた記憶
2、13度以上14度未満(鬼ころし短編小説)
3、蝶を夢む(萩原朔太郎のカバー)
4、上毛かるた
(高砂部屋もといアートスープでの独り相撲ver.)
変に弛れずに持ち時間きっちり、変幻自在且つ起承転結が終始キマっていたのもあって、良かったという旨の感想も幾つか頂けて嬉しかった。
因みに最初に演った「ポストに刻まれた記憶」は展示させて頂いた作品。偶々見かけた廃屋のポストからインスピレーションを受けて書いた詩で、終末感と儚さに充ちている。
![](https://assets.st-note.com/img/1720512540409-y7wyuydfTz.jpg?width=800)
「ポストに刻まれた記録」
誰もいない空白の箱舟
世界の終わりを受け入れた人々
彼らの残影が佇む荒野
「そう、此処にはなにもない」
投函された瓶詰の地獄
奇数の救いすら
偶数の未来の前では無効の日
あまりにも眩い希望の陽は
届かない手紙を待つ私に
人形が抱く虚無をもたらす
――数字無き住所
名もなき宛先の漂流
無垢なる火薬が催す、青すぎる死
……何処へ行けば良いのだろう?
どこへも行けない言葉と想い
逆行する純粋と淫らなる罪
身を投げたスカートの名前すら
誰もが忘れ去ってしまう
眩しすぎる太陽の下
ポストに刻まれた「記録」を
私は網膜に刻み込む
いつか、思い出す刹那を
――いつか思いだす甘美を
そして、失ってしまう「全て」を
透き通ったまま、描けるように――
萩原朔太郎「蝶を夢む」を妖しく鋭く詠んだ後に、「灰色かるた」へ繋がるMCのギャップが凄まじい気がする。
— 北村灰色 (@DumDumGumNumB) July 6, 2024
「高砂部屋の独り相撲笑」は即興で思い浮かんだのだけど、名言じゃない?
因みに上毛かるた本編は撮れてなかったのだけれど、お兄ちゃん@9_rhizomeが少し撮ってくれていたらしいどす(期待w) pic.twitter.com/Ed98Enclhk
「上毛かるた(高砂部屋もといアートスープでの独り相撲ver.)」
— 北村灰色 (@DumDumGumNumB) July 6, 2024
思いつきで本物の『上毛かるた』を使ったけどやっぱシュールさが際立つ笑
あと、俺が真面目且つ尖った表情で演っているのが尚更✿
撮ってくれたお兄ちゃん@9_rhizome、本当にありがとう◎#アートスープ#詩人の手紙展 pic.twitter.com/6NR9pl7FoZ
毎回、最初のMCは意図的にテンションを低くしているのだけど、これは例えばジェットコースターの如く、演目が始まった瞬間に客を一気に引きずり込みたいっていう考えがある。
— 北村灰色 (@DumDumGumNumB) July 8, 2024
唯、アートスープでの始める前のMI'zニキ@n_r_b_000001とお兄ちゃん@9_rhizomeの俺への絡みはめっちゃ好い感じに内心アガった pic.twitter.com/l1TFFJUSaS
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