なつ

昭和末期生まれ、関東在住。大阪人夫、プリキュアとすみっコにハマった長女4歳、可愛すぎ先…

なつ

昭和末期生まれ、関東在住。大阪人夫、プリキュアとすみっコにハマった長女4歳、可愛すぎ先天性心疾患持ち次女1歳、の四人家族。物忘れが激しいので浮かんだことを記録していきます。

記事一覧

ばんざい

次女の服を脱がせるときに、「ばんざーい」と声をかけている。その所為で次女は、万歳=脱衣、と誤学習してしまったようだ。 申し訳ない。 「ばんざいは?」と聞くと、服…

なつ
4年前
7

前髪

8ヶ月になった次女は近ごろ、どんどん当時の長女に似てきた。同じ月齢のころの写真をシャッフルすると、夫や長女もどちらの写真か間違えるほどだ。 そんな次女の前髪を切っ…

なつ
4年前

頭を掴まれた

鷹に頭を掴まれ移動できるという夢を見た。 多少手荒な移動だが、空が飛べることは気分が良い。 鷹の食糧は、キノコ類と野菜。 八百屋で、舞茸と少ししなびた小松菜を買う…

なつ
4年前
2

更に西へ

箱根に行ってきた。 7ヶ月の次女が少し風邪気味だったが、寝ろと言って大人しく寝ているわけでもないし、どこにいても眠くなれば寝るからいいかと連れて行った。 駅伝の復…

なつ
4年前
2

西へ

実家から自宅へ、元旦のうちに戻ることにした。 二時間ほど高速道路で西へ向かう。 ちょうど進行方向に太陽があり、眩しかった。 スピードを出さずに運転する。 トンネル…

なつ
4年前
2

その途中で終わった

実家にいるということ以外、特に変哲もない日だった。 良かったのが、前々から欲しいと言っていたステンレスの水筒を長女に買ってあげたことと ご無沙汰していた大好きな先…

なつ
4年前

年末

実家に帰ってきている。 昨日は学生時代を過ごした街に行った。 子供らと夫を乗せ、実家から車で一時間ほどのドライブ。 懐かしい道を走れる、と楽しみだったのに、 友人…

なつ
4年前

寺を継ぐ

友人が、インドの寺院を継ぐことになったという。 継ぐ人がいなくて誰かいない?ってなって、あ、俺やります!と手をあげたという。 日本人なのにできるのか?でも彼はイン…

なつ
4年前
1

妄想ディズニー

面倒くさくて後回しにしていた年賀状をついに作った。 毎年お世話になっている印刷屋さんのサイトで、デザインを選び写真を埋め込む。10分で発注まで完了。 こんなにすぐ…

なつ
4年前

クリスマス終わった感

長女を保育園に送って帰ると、次女がぐずり出した。この時間はいつも眠くてぐずる。 ミルクを少し飲み、静かになった。 賞味期限が4日過ぎたプレーンのヨーグルトが丸々残…

なつ
4年前
2

水になる

「プールを習いたい。」 という長女のために、スイミングスクールに行った。 塩素のにおいがもわっと立ち込め、あーこんなんだったなあ。と、自分がスイミングスクールに通…

なつ
4年前

ビニール袋を履く

もう金曜日なのに、今週はまだ一度も研究室に行っていない。担当教官になんと言われるか。なんと言い訳すべきか。と今週を振り返ってみると、自分の気管支炎で病院に行き、…

なつ
4年前
1

今年のサンタクロース

昨夜、サンタクロースがきた。 正確には、サンタクロースに扮した夫が。 窓をどんどん叩くのでカーテンを開けると、白い髭のサンタ。 クラッカーを二発鳴らして、無言でプ…

なつ
4年前

ばんざい

次女の服を脱がせるときに、「ばんざーい」と声をかけている。その所為で次女は、万歳=脱衣、と誤学習してしまったようだ。
申し訳ない。

「ばんざいは?」と聞くと、服の裾に手をかける。お風呂前のはだかんぼうの時ならば、裾のあたりを手でまさぐり、困惑した表情を向ける。

可愛い。
そして、申し訳ない。



長女のスイミングの日だった。
プールの上には観覧席がある。コロナのため、座ってはいけない席には

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前髪

8ヶ月になった次女は近ごろ、どんどん当時の長女に似てきた。同じ月齢のころの写真をシャッフルすると、夫や長女もどちらの写真か間違えるほどだ。
そんな次女の前髪を切った。
長女はおでこの半分くらいのところでぱっつんの前髪である。それが似合っているので、次女も絶対に似合うと思ったのだ。
ところが、似合わない。どこかちぐはぐな雰囲気になってしまった。

ごめんよ、と心の中で呟きつつ、思い出したのは学生の頃

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頭を掴まれた

鷹に頭を掴まれ移動できるという夢を見た。
多少手荒な移動だが、空が飛べることは気分が良い。
鷹の食糧は、キノコ類と野菜。

八百屋で、舞茸と少ししなびた小松菜を買う。それを鷹にやり、頭を掴まれて帰宅した。



次女の通院日だった。

通院先はこども専門の病院で、雰囲気が大変良い。通りすがりの大人たちに可愛いねえと話しかけられ、彼女は気分を良くしていた。

が、もちろんそれだけでは終わらない。昨

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更に西へ

箱根に行ってきた。
7ヶ月の次女が少し風邪気味だったが、寝ろと言って大人しく寝ているわけでもないし、どこにいても眠くなれば寝るからいいかと連れて行った。

駅伝の復路の日だった。
箱根に向かう途中で駅伝にぶつかるなあとは思っていたが、どのタイミングで回避すれば良いのか調べてもよくわからなくて、もし交通規制があっても少し待てば進めるだろうと海沿いの道を西へ進んだ。

藤沢を過ぎたあたりで、応援の人た

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西へ

実家から自宅へ、元旦のうちに戻ることにした。
二時間ほど高速道路で西へ向かう。
ちょうど進行方向に太陽があり、眩しかった。
スピードを出さずに運転する。

トンネルの途中で前の車たちがハザードランプを点滅させていた。
渋滞の情報はなかったはずなのに、と思いながら私もハザードを付け、減速した。
出口に近づくにつれその理由が分かった。
西陽だ。
トンネルの出口から、そこそこ深いところまで、真っ直ぐに西

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その途中で終わった

実家にいるということ以外、特に変哲もない日だった。
良かったのが、前々から欲しいと言っていたステンレスの水筒を長女に買ってあげたことと
ご無沙汰していた大好きな先輩に、LINEで繋がり近況を報告し合えたことだろうか。

夜はみんなで紅白を途中まで見、こどもたちを寝かしつけ、それから笑ってはいけないを見た。
その途中で2019年が終わった。



我が家の昨年のメインイベントと言えば、やはり次女の

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年末

実家に帰ってきている。

昨日は学生時代を過ごした街に行った。
子供らと夫を乗せ、実家から車で一時間ほどのドライブ。

懐かしい道を走れる、と楽しみだったのに、
友人との待ち合わせ場所まではGoogleマップに頼りきりだった。
十年前、あんなに馴染んだ街だったのに、道をすっかり忘れていた。

ショッピングモールで友人と合流し、昼食を食べ、彼女の懐妊を祝い、娘にすみっコぐらしの文房具を買い、帰路に着

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寺を継ぐ

友人が、インドの寺院を継ぐことになったという。
継ぐ人がいなくて誰かいない?ってなって、あ、俺やります!と手をあげたという。
日本人なのにできるのか?でも彼はインドが好きだし、特にインド料理が好きで現地で料理も教わったり作ったりしてるし、顔も濃くてインド人と間違われるし、問題ないか。
家族はどうするんだろう。お子さんもうちと同じくらいなのに。

そんなことを思いながら私もインドへ行く。
彼はもう、

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妄想ディズニー

面倒くさくて後回しにしていた年賀状をついに作った。
毎年お世話になっている印刷屋さんのサイトで、デザインを選び写真を埋め込む。10分で発注まで完了。

こんなにすぐ終わるならもっと早くすれば良かった。早割も使えたし、お届けを早めるために500円上積みする必要もなかった。
しかも届いて終わりではない。宛名書きがある。

そうか、面倒なのは年賀状作成ではなく宛名書きだった。
と思い出す。



ディ

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クリスマス終わった感

長女を保育園に送って帰ると、次女がぐずり出した。この時間はいつも眠くてぐずる。
ミルクを少し飲み、静かになった。

賞味期限が4日過ぎたプレーンのヨーグルトが丸々残っていて、それでパンケーキを焼いた。
ホットケーキミックスに砂糖、卵、溶かしバター、ヨーグルトとりんごを入れた、豪華めのやつだ。私の中では。

昼ごはんがなかったのでそれと、残っていたポテトサラダとブロッコリーを食べた。
二人だけの昼食

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水になる

「プールを習いたい。」
という長女のために、スイミングスクールに行った。
塩素のにおいがもわっと立ち込め、あーこんなんだったなあ。と、自分がスイミングスクールに通ってたころを思い出した。

フロントで説明を受ける。
『水に慣れる』コースと、『泳ぎを覚える』コースがあり、年齢的にはどちらも入れるのだがどっちにしようかと相談した。

長女は、『水になる』コースがいい!と主張している。
『なる』じゃなく

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ビニール袋を履く

もう金曜日なのに、今週はまだ一度も研究室に行っていない。担当教官になんと言われるか。なんと言い訳すべきか。と今週を振り返ってみると、自分の気管支炎で病院に行き、次女の心疾患で病院に行き、次女のシナジス注射で病院に行き、つまるところ病院漬けだったわけで、研究室に行く暇はなかったし、例え行ったとしても次女がいて研究する暇もない。そういえば今は育休中だ、良かった。

というところで目が覚めた。

今週は

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今年のサンタクロース

昨夜、サンタクロースがきた。
正確には、サンタクロースに扮した夫が。

窓をどんどん叩くのでカーテンを開けると、白い髭のサンタ。
クラッカーを二発鳴らして、無言でプレゼントを差し出す。

4才になる長女は多少は驚きつつも
「早いー、あわてんぼうだね」
「おとーちゃん帰ってきたらおしえてあげるんだー」
と言っていた。

7ヶ月の次女は、クラッカーのキラキラした中身で少し遊び、そのあと眠くてぐずった。