その途中で終わった

実家にいるということ以外、特に変哲もない日だった。
良かったのが、前々から欲しいと言っていたステンレスの水筒を長女に買ってあげたことと
ご無沙汰していた大好きな先輩に、LINEで繋がり近況を報告し合えたことだろうか。

夜はみんなで紅白を途中まで見、こどもたちを寝かしつけ、それから笑ってはいけないを見た。
その途中で2019年が終わった。

我が家の昨年のメインイベントと言えば、やはり次女の出産。
そして出産の後に、即手術が必要な先天性心疾患が見つかった。
そこからひと月ほどの記憶はあまりない。

そんな事態にも関わらず穏やかに新年を迎えられるようになったのは、医療関係者さんたちのおかげだ。

生後すぐからチアノーゼのでていた娘を預かり正確に病名を診断してくれた小児科、
どん底まで突き落とされた私に付き添ってくれた産科、

転院先では、
娘を受け入れ手術まで命を繋いでくれたNICU、
いきなり患児の母となった私に搾乳をたたき込み心の支えになってくれた産科、
手術を無事に成功させてくれた心臓外科、
術後の管理と、寝るのがまだ下手だった娘を24時間可愛がってくれたICU、HCU、
再手術を経た今に至るまで詳細に心臓を診てくれている循環器科、

バトンが繋がって今に至る。
もう本当に感謝しかない。

色んなことがありすぎて、出産の記憶はもう、何年も昔のことのようだ。
でも今、次女はずりばいを覚え、長女のおもちゃににじりより、来ないでーと足でどけられるくらいに育っている。
今までに関わって下さった方々のおかげでここにいる。

昨年は、本当にお世話になりました。


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