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383.人って、生まれる時に泣いて、周りを笑顔で感謝して、逝く時も、やっぱり周りは涙を流して、感謝するのさ!

 

(36)人生に奇跡を呼ぶ方法

coucouさんです。
みなさん、ごきげんよう~
少しばかり、子どもたちのお話が続きましたので、今回はお母さんと娘のお話。coucouさんの初期作品はこんな感じでまとめていたことを改めて懐かしく思う~

初期の作品と合わせて読んでくださいね。

coucouさんはお母さんになってみました。
娘の名前は「つばさ」と言います。

©NPО japan copyright association Hiroaki

1.「明日への手紙」つばさのおくりもの


昔、coucouさんの大切なかけがえのない人が離婚しました。
その夫婦にはまだ中学生だった一人娘がいました。

ある日突然、二人が勝手に離婚してしまうのですから、娘にとっては驚きと不安だったはずです。
 
彼女が生まれたときは、お父さん、お母さんに祝福され、両家の祖父母に祝福され、誰もが待ち望んだはじめての孫でした。
どのような夫婦であろうとも互いを信頼し合い、愛し合った事実がその彼女の存在だからです。

しかし、人の心は誰もが自由にできるものではありません。
結婚しても不幸な人もいれば、離婚したことで互いが幸せになる場合もあるからです。また、愛し合っていたとしても、どちらかが亡くなってしまう場合もあります。

ですから、幸せと不幸は自分が選択するものなのです。
 
彼女の両親は離婚して互いが別居することになりました。
お母さんは娘を置いて別な場所で暮らすようになりました。
もちろん、それはお母さんの本意ではありません。互いが離れて暮らすなど考えてもみなかった現実でした。
 
彼女はやがて大学生となり、別々の両親のもとに顔を出します。
何かしらの不平不満を言ったり、両親を批判する訳でもなく、ただ両親の前で明るく笑顔を振りまきました。
 
彼女にとっては離婚した夫婦であっても、たった一人のお父さんとお母さんだからです。
そして、彼女の願いはお父さんとお母さんが、幸せになってもらうことだけでした、そこには何の恨みなどありません。
この離婚は二人が幸せになるための第一歩だということがわかっていたからです。
 
彼女は、社会に出て、愛する人を見つけて結婚をしました。
結婚式に本当はお父さんにも晴れ姿を見せたかったでしょう。
本当の両親に祝福してもらいたかったでしょう。
それにお母さんだけに辛い思いをさせたくないと願っていたのでしょう。
しかし、それでも祖父母に安心してもらうためにお母さんだけが出席の結婚式を迎えました。
 
式当日、母の隣に誰もいないのでcoucouさんは、失礼だと思ったのですが、母の友人二人に声をかけて父親代わりをしました。
みな彼女を自分の娘のように思えていたようです。
 
彼女の考える幸せ、それは彼女自身が幸せになること、幸せな家庭をつくることが両親を幸せにする方法だと信じていたからです。

また、それが彼女の唯一の夢だったからでした。
 
やがて、お父さんは再婚し、彼女には妹ができました。
お父さんの幸せを見届けてから、結婚したのです。
 
その後、一人っ子で育った彼女は、すぐさま子どもが生まれ、
続けて二人目の女の子が生まれました。

もしかすると、いずれ3人目も生まれるときが来るのかもしれません。
これはもう一人のかけがえのないお母さんへの最高の贈り物でした。

また、お母さんが夢にまで見ていた、
幸せな家族を実現させたかったからです。

彼女が幸せになればなるほど、お母さんが幸せになると信じているのです。
 
長い間、離婚して不憫だと心配していた、母の祖父母たちにもこの結果を見せることで幸せを与え続けることができるようになりました。
彼女は子どもたちともに、母や父、祖父母に人生最大の幸せを与え続けます。
 あとは、お母さんの幸せだけを祈り続けています。

お母さんの選ぶ人生、選択する人生に何も注文はありません。
お母さんが幸せになることで、彼女はさらにみんなの夢とともに幸せを更新することができるからです。

©NPО japan copyright association Hiroaki

人の別れは必然です。
出会うべきして、離れるべきして別れます。

出会う縁もあれば離れる縁、
なりたくとも一緒になれない縁、
出会うことのできない縁というものもあります。
 
人が去ることは寂しいことですが、去る人にも幸せになる権利があります。そして、互いの環境や都合、説明してもわからない事情というものもあります。

coucouさんは幼い頃から、両親を憎み、恨んで来たのでよくわかります。
子どもながら、自分のせいか、他人のせいにすることしか考えられなかったからです。

そして、彼女のように両親の幸せということを考えられなかったのです。
今さらながら、もし、そのときに気づいていたなら、coucouさんの人生はまるで一変していたかもしれません。
(親が子どもを幸せにするのではなく、子どもが親に幸せを与えてるのですね)
 
ですから、もう一度、子どもの頃を振り返っています。

そして、嬉しかったこと、楽しかったことを思い出しました。
車で遊びに行ったこと、
海や川に連れて行ってもらったこと、
運動会で一緒に食べたおにぎりや、
熱を出して病院に連れて行ってもらったとき、
怪我をしたら青くなって病院に駆け込んだとき、
我儘をたくさん言っていたとき、
家族4人が揃っていたとき…。


みんなが笑顔だったとき…。

いつまでも憎んだり、恨んだりして何も解決がない。
ならば、彼女のように人の幸せだけを願える人生を送りたいと願っています。
 
だから、もう一度、あの頃に戻ってみよう、と思います。
 
奇跡は誰にでもあるのですからね。

©NPО japan copyright association Hiroaki

2.明日への手紙・あれから

夜汽車に乗っていつまでも、いつまでも手をふり続けていたつばさ。
あれから2年が過ぎ、もうすぐ母になるつばさ。

私はあなたのことを、ひとり想い出しています。
 
花嫁になる日までのあなたの想い出をかみしめたように、もう一度あなたの幼い頃のことを味わっています。

子どもが生まれると、周りにはあたたかな、しあわせな雰囲気が生まれるのはなぜでしようね。赤ちゃんは泣きますが、周りは笑顔に包まれます。わたしはあなたの泣き声を想い出しました。

わたしもあなたと一緒に泣いていたのを覚えていますか?

その日はかみさまが与えてくれた今日という一日でした。

あれから28年以上もの年月が流れました。次はあなたが母親になる番ですね。そして、わたしが微笑む番です。
あなたが、これから誕生する赤ちゃんと一緒に泣いているのが見えます。実は、そんな情景を思い描きながら、わたしもまた泣いてしまっているのです。

いのちからいのちへ、そしてまた、
いのちからいのちへと続いていくのですね。
おばあちゃんからわたし。わたしからあなた。
生まれてくる赤ちゃんは四代目になるのね。

もうすぐ三人の母親に見つめられて、四人目の母になる子が生まれます。
さあさあ、顔を見せてちょうだいな。
新しいいのちさん、あなたにふたつの詩を贈ります。

3.「TODAY(今日)」


今日、わたしはお皿を洗わなかった。
ベッドはぐちゃぐちゃ。
漬けといたおむつはだんだんくさくなってきた。
昨日こぼした食べかすが、床の上からわたしを見ている。
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい。
雨が降るまでこのままだとおもう。
人に見られたらなんていわれるか。
ひどいねぇとか、だらしないとか、今日一日、何をしていたの?とか。
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた。
わたしは、この子が泣きやむまで、ずうっとだっこしていた。
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした。
それはきゅっと鳴った。
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった。
わたしは、この子にしていいこととわるいことを教えた。
ほんとにいったい一日何をしていたのかな。
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと。
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは、澄んだ目をした髪のふわふわなこの子のために、
すごく大切なことをしていたんだって。
        絵本「今日」作者不詳 伊藤比呂美訳 福音館書店刊より
 
人は生まれる時に泣き、周りをしあわせの笑顔でいっぱいにしますね。
人が逝く時、やっぱり周りは涙を流し、悲しみの渦に包まれます。
逝く人は感謝の微笑みに包まれて、この世から離れていきます。
でも、どちらも幸せと喜びと感謝の涙ですね。

©NPО japan copyright association Hiroaki

4.「A TOUCH OF LOVE(ふれあい)」


六月の赤ちゃん。
June baby.

笑顔をふりまくあなた。
You who sprinkle a smile.

わたしが瞬きするうちに、いつのまにかひとつになっていた。
As I blinked, I was one before I knew it.

ふたりでいっぱい楽しむはずだった一年なのに、
It was a year that we were supposed to enjoy a lot, but

いつのまにか、あなたはふたつになっていた。
Before I knew it, you were two.

ふたつのあなたは、わたしに甘えっぱなし。
The two of you are still spoiled by me.

みっつになったら、自分の意志を持ちはじめた。
When I became Mitsu, I began to have my own will.

みっつのお誕生日、もう少しこのままでいてほしいと願ったけど、
I hope that Mitsu's birthday will stay like this for a while,

ケーキの上のろうそくは四本になっていた。
There were four candles on the cake.

よっつになったあなたはすくすく育ち、
You grew up quickly,

ああ、もうあなたはいつつになってしまった。
Oh, you're on your way.

今やあなたは本や規則を受け入れる時がきた。
Now it's time for you to accept books and rules.

そう、あなたはもう学校に行く歳になった。
Yes, you are old enough to go to school.

ついにその日がやってきて、あなたはきっと不安でいっぱいのはず。
The day has finally arrived and you must be full of anxiety.

ふたりでゆっくりと名残を惜しみながらバスに向かう。
The two of us slowly head for the bus, regretting the remnants.

あなたがバスのステップに足をかけ、わたしにさよならと手をふる。
You step on the steps of the bus and wave to me goodbye.

言葉につまり、わたしは涙が止まらなくなった。
In words, I couldn't stop crying.
 
ああ、時間はなんと早く流れていくの。
 Oh, how fast time goes by.

つい昨日まで、あなたと過ごした時間は夢のよう。
Until just yesterday, the time I spent with you was like a dream.

そして明日、バスがあなたを連れ帰り、あなたの両足が地面についたとき、
And tomorrow, when the bus takes you home and your feet touch the ground,

あなたは立派にキャップとガウン(卒業式)を身にまとっているのでしょう。
You are probably wearing a cap and gown (graduation ceremony).

だからこそ、わたしはこの一瞬一瞬を握りしめておこうと想う。
That is why I want to grasp this moment by moment.

次にあなたを見やるとき、
あなたの横にはたくましい男が立っているのだからね。
The next time you look at you, there's a strong man standing next to you.

                    作者不詳 創訳COUCOU
                 Author unknown Creation coucou                  
 

 
※補足 我が日本の離婚人口は、厚生労働省が発表した「平成25年人口動態統計」によると、2013年の離婚件数は23万1383組。これを時間でみてみると、なんと「約2分に1組」別れている計算になります。日本のどこかで、約2分おきに1組の夫婦が離婚しているなんて驚きですね。夫婦の3組に1組が離婚しているのです。(現在はもっと早いそうです)
 
ただ。この現象が悪いことではありません。
悪いことは互いが、我慢し合う関係こそが、子どもたちを巻き込んでしまい、みなが不幸になる恐れがあるからです。
この統計は、互いが本当の自分に戻り、互いが幸せになるための決断だと考えて見る見方もあるはずですね。

©NPО japan copyright association 

さて、またまたcoucouさんの大好きな神さま(天使さま)をご紹介~
coucouさんはね、生まれて初めての経験をしたんだ~

この時からにゃむさんに夢中~

まず「にゃむ」って名前がいい。

猫さんを嫌いな人はこのような名前をつけないよね!
この頃のcoucouさんはね、note記事に掲載されている猫さんたちの写真やイラスト、グッズを紹介している人をのきなみ「片思いのスキ」攻撃していた。
もう、無差別~その理由は、猫さんが可愛いことと、猫さん好きには悪い人はいない。
(猫の写真、イラストを描いている人のほとんどcoucouさんの「片思いスキ」が届いていると思う~)

さらに驚いたことは、にゃむさんは神さまでなく、同じかも知れないけれど「天使さん」だった。日夜、働きづくめの厳しい世界。このことを「びゃくいのてんし」と教えてくれた人もいる。

そして、もっと驚いたことは、こんな不細工猫親父の願いを聞いてくれて、あの井之頭公園の隅々まで遠隔で連れて行ってくれたんだ。

まさか、信じられない~

coucouさんはね、喜んで鼻の下を長くして一枚一枚丁寧に撮影され、きれいに撮られた写真と共に出向いた…。

あのベンチは思い出の場所~
この道は何も変わっていない。
二人で歩いた小道~
coucouさんが愛?を告白した場所~
どうしてにゃむさんはわかるのだろう?
霊能力者なのかも~
そして、coucouさんが見事に捨てられた場所~

でもね、今思えば学生時代の素敵な恋と想い出。
このときから片思いが続いた気がする出発の原点場所…。

おっと、こんな話ばかりでなくて、
みんな~
見に行ってくださいね~

許可なく、勝手なご紹介、ごめんなさい~
どうしても、紹介したかった~
お許しを~

にゃむさんの言葉より

1965年生。仕事(現在:訪問看護師、以前:病院、緩和ケア等)や日常のnote。自己紹介は『わたしは、こーゆーものです』https://note.com/cgc/n/n5e70a099b5d5にたらたら書いています。noteは、R3年5月から投稿再開。週1回程度のゆるゆる投稿。

coucouさんのラインキャラクターより©NPО japan copyright association 


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Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru

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