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#日本経済新聞出版
15の街道からよむ日本史 (安藤 優一郎)
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。
特に「歴史」に興味があるというわけではありませんが、単に「時間軸」に沿って様々なジャンルの史実を辿るのではなく、こういった何かひとつの “テーマ” を掲げて、それについての論考を進めていくスタイルは気になりますね。
本書では「街道」が切り口です。
早速
『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか (野中 郁次郎)
(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着本リストで目に付いた本です。
野中郁次郎教授の著作は、今までも有名な「失敗の本質」を皮切りに「知識創造企業」「戦略の本質」等々、何冊か読んでいます。
本書は、数々の著作で語られた野中教授の戦略理論等を俯瞰するとともに、それらの研究の背景やプロセス等につき、野中教授自身が語ったものだということで大いに関
ぼくは人生の観客です (私の履歴書) (小田島 雄志)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
日本経済新聞・読売新聞への連載に加筆した小田島雄志先生の自伝的エッセイです。
今から40年以上前ですが、大学の一般教養課程の授業で小田島先生のシェイクスピアの講義を履修した経験があります。
ちょうどそのころ、小田島先生の訳による桑名正博さん・岩崎宏美さん出演のロックミュージカル「ハムレット」が上演されていて、その話題もお話しされてい
運は創るもの-私の履歴書 (似鳥 昭雄)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
以前から気になっていた「ニトリ」社長似鳥昭雄氏の「私の履歴書」が出版されたということで早速手に取ってみました。
いきなりですが、前書きで紹介された「奥様のことば」がとても印象的です。
本書を読み進めると、まさにこの言葉どおりなのです。
似鳥氏の幼いころの暮らしぶりや若き日の仕事ぶりは型破りでかなりセンセーショナルです。この刺激的な
いま、君たちに一番伝えたいこと (池上 彰)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
いまだ人気の衰えを知らない池上彰氏の著作です。
タイトルから吉野源三郎氏の名著「君たちはどう生きるか」を連想して、手に取ってみました。
池上氏の本は今までも何冊か読んでいますが、氏の本を前にすると、今度はどんな新たな知識を教えてくれるのかという期待とともに、それをどういうふうに伝えてくれるのかという「切り口」へのワクワク感がありますね
不格好経営 ― チームDeNAの挑戦 (南場 智子)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
ちょっと前にかなり評判になった本です。
マッキンゼーを退社してDeNAを立ち上げ一流企業にまで成長させたリアルなストーリーを、創業者である南場智子氏自身が語ります。
よくある“優等生的ビジネス書”といったトーンでもないですね。ひとりの起業家とそのチームのメンバを主人公に、創業から今に至るまでのエピソードを綴ったエッセイという趣きすら
サラリーマンは、二度会社を辞める。 (楠木 新)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
タイトルに惹かれて読んでみた本です。
私にとっての「今年」(当時)はひとつの節目の年でもあったので、なおさら気になりました。
会社の中で、人事関係の業務に長年たずさわっていたという著者の実体験にもとづく示唆が記されているのですが、それらの中で、私がちょっと気になった部分を書き留めておきます。
著者は、40歳を過ぎてメンタルが原因で
あなたの話は、なぜ伝わらないのか? (別所 栄吾)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
職場の課題で常に挙げられるのが、コミュニケーション・ギャップです。丁寧に話しているつもりでも、受け手によっては、かえって分かりづらくなることがありますね。
本書は、相手に「伝わる話法」を紹介したものです。相手の理解を促す話し方の前段では、論理性すなわちロジカル・シンキングが必要ですから「伝えるための思考法」の勧めでもあります。
ただ
良い戦略、悪い戦略 (リチャード・P・ルメルト)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
さて、自分たちは・・・ とてもシンプルでかつインパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみました。
内容は、まさにタイトルどおりです。ただ、世の中に溢れている“戦略”もののビジネス書とはちょっと違ったテイストですね。
著者が説く“良い戦略”とはどんなものか。著者の答えはこうです。
この基本構造のことを、著者は「カーネル(核)」と名付けて
思わず誰かに話したくなる経済の不思議―エコノ探偵団 (日本経済新聞社)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
日本経済新聞に連載されている経済コラム「エコノ探偵団」を文庫版として再録したものです。旬なテーマを経済的視点から分かりやすく解説してくれます。
それらの中からひとつ、いろいろな意味で私の興味を惹いたトピックを書き記しておきます。
「世界遺産はいいことずくめ?」というテーマです。
そもそも「世界遺産」は、1972年のユネスコ総会で採
ガイアの夜明け 不屈の100人 (日経スペシャル) (テレビ東京報道局)
(注:本稿は、2012年に初投稿したものの再録です)
ちょっと前に、東日本大震災を舞台にした「ガイアの夜明け 復興への道 」を読んでみましたが、今回の本は、ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」の5周年記念版です。
構成は、「視点」「挑戦」「極意」「苦闘」「誇り」の5章からなり、それぞれのテーマごとに、まさに不屈の精神をもって現実に立ち向かい理想にチャレンジした計100人の言葉を紹介してい
変化の時代、変わる力 ― 続・経営思考の「補助線」 (御立 尚資)
かなり前ですが、御立尚資氏による前著「経営思考の「補助線」」も読んでいます。
本書も前著と同じく、日経ビジネスオンラインの著者の連載コラムをもとに加筆・修正したものです。
テーマは「変化」と「適応力」。
いくつもの参考になる指摘が見受けられましたが、その中から2・3、覚えに書き留めておきます。
まずは、変化に対応するための「シナリオプラニング」に関するところから。
シナリオプラニン
単身急増社会の衝撃 (藤森 克彦)
標準世帯は単身世帯 今後の日本社会においては、非婚化の拡大による単身世帯の増加、特に「中高年独身男性を中心とした単身化」が急速に進むと予想されています。著者の推計によると、総世帯数に占める単身世帯数の割合は現在の31.2%から2030年には37.4%になるとのこと。
本書は、具体的統計データをもとにした状況の紹介とそれを踏まえた対応策を論じたものです。
2005年の全世帯に占める世帯類型別