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「不親切」な授業のススメ~未来の先生フォーラム2023~#R5・学習者起点の学び
まえがき 8月。桜美林大学で実施された未来の先生フォーラム2023で「不親切」な授業のススメと題して、交流会のメンバーとともに講話と対談をさせていただきました。
全国の先生方に高い関心をもっていただき、授業スタイルや教師の役割の転換の必要性を共有することができました。
本日は、その講話で使用した資料を掲載します。多くの皆様が、議論の切り口として活用して頂ければ幸いです。
「不親切」な授業の
「宿題なし」で先生は何をする?~振り返りでメタ認知技術を蓄える~
令和5年度より勤務校(公立中学校)で、夏休み、冬休み、そして春休みの長期休暇で「原則として宿題なし」の方針で取り組んでいる。冬休み明けの振り返りを通して、自律的に学習する力を育みたい。
下記、記事の続編で、冬休みを「宿題なし」で過ごした生徒たちの振り返り授業を1時間実施した記録です。
1.教師の目的「自分で考え、判断し、決定し、行動する」力を持つ自律した生徒を育む。
2.教師の心構え教師の
不親切な授業と逆向き授業の進め方
昨年度まで実践した「不親切な授業」をより深い実践にするために、ウィギンズとマクタイが提唱するカリキュラム設計理論「逆向き設計」で実践を試みる。
授業のゴールは、生徒が社会課題を解決する力を育むことである。今後の更新をお楽しみに。
1.不親切な授業とは
2.逆向き設計とは
3.本質的な問いと理解
4.理解を評価する
5.不親切な授業と逆向き設計の関係
参考資料
主体的に学習に取り組む態度”~相互評価とVISITS Forms~
まえがき 主体的に学習に取り組む態度をどのように評価するのか。多くの教員が頭を悩ませているだろう。
上記の記事の校内研修用資料を公開します。
相互評価でVISITSformsの活用
あとがき 評価について、悩んでいる、相互評価ツールを使用したいなど。質問があればご連絡ください。
私が審査員~生徒の作品をVISITS Formsで相互評価する~
まえがき 主体的に学習に取り組む態度をどのように評価するのか。多くの教員が頭を悩ませているだろう。
評価方法のひとつして、生徒間の相互評価を材料にする。
授業で生徒が作成したレポートを生徒間で相互評価する。これを継続することで、生徒の評価力を高め、自己のレポートの質を高めていく。
<参考:文部科学省「主体的に学習に取り組む態度」相互評価の記述>
相互評価の手段として、VISITS Fr
生徒の評価による深い学び~IMETS フォーラム 2023 講話, VISITS Formsの活用について~#R5・学習者起点の学び
まえがき 深い学びとは、学習者の「ものの見方が変わる」など学習者の意思でコントロールができずに、教師による外部支援が難しいといわれる。しかし、深い学びの入口までの支援は、十分にできるのではないか。
今回は、本校で実践したICTサービスであるVISITS Formsを活用した深い学びへの挑戦をIMETSフォーラム2023で講話した内容を一部抜粋しまとめた。
ここで、VISITS Formsとは
7月校内研修:反転学習で充実した対話を
対話的な学び 対話的な学びといっても抽象的であるため、具体的な場面は多々あることを理解しなければならない。
校内研修を通して見えてきた課題は、教師がイメージする対話後の生徒の姿に迫るためには、対話の前提となる情報がしっかりと整理されている必要がるということである。
反転授業(予習型学習)への挑戦「より良い対話に向けた、予習型学習への取り組み」
生徒一人ひとりの視点が活きた対話にするために、対
6月校内研修:幸福を手に入れる力
対話的な学び 本校では、学校教育目標をもとに、学力向上に向けた取り組みを実施しています。本年度は、「対話的な学び」に重点をおきます。
6月に実施された校内研修で、生徒のアンケートをもとに、本校が目指す「対話的な学び」を設定しました。
「幸福を手に入れる力 = 対話力」 対話とは、自己と相手の考えを突き合わせ、他人の視点で自己の考えを捉えなおすことであり、新たな発見をすることである。この対話
校内研修を教師の学び合いへ #R5・学習者起点の学び
まえがき 1人の教師に対して校務量は膨大である。学校の働き方改革が叫ばれブラック企業といわれる所以のひとつである。校内研修は一層の負担感を覚えるだろう。
校内研修の在り方を改める時期である。校内研修を「教師の学び合い」の場としてマネジメントし、楽しい学びの場をデザインするべきではないだろうか。
この記事は実践記録である。
教師の学び合い(校内研修概要)1.テーマ
生徒、教師が「対話的な
本年度の展望 #R5・学習者起点の学び
まえがき 令和4年度に、公立中学校の授業で、学習者起点の学びを実践をしてきました。子どもが社会人となったとき、社会課題と向き合い、自己の夢に向かう力を育む力が必要です。今日、実践されている授業を、一斉授業から対話中心の学習者起点の学びの授業へ転換することが、近い未来の大人が、仲間とともに楽しく、賢く生きていく、そのような成熟する社会となるであろうことを確信しました。
令和5年度は、以下を軸に取り
「不親切」な授業に向けた取り組み ~これまでの活動を記録しよう~
◆未来の先生フォーラム2023(1)2023年8月 登壇
◆教職研修2023年8月(1)寄稿「幸福を手に入れる力」◆IMETSフォーラム2023
第49回 教育工学研修中央セミナー(1)2023年7月 登壇
『授業実践の革新:VISITS formsを活用した効果的な学校授業のデザイン』 南房総市立富山中学校 野口 雄毅
VISITS Technologies株式会社 松本 勝
協力:富
#続・学習者起点 子どもと教師がつくるルーブリック評価
まえがき 学習者起点の学びにおける学習評価は、評価内容を生徒と教師がともに作り、客観的に学習成果を評価することである。
生徒と教師がともに作った評価内容で、生徒は学習の振り返り、次の学習に向かうことができるのである。
「発表」のルーブリック評価づくり(1)グループに発表の評価軸を書き込んだ資料を配付する。
(2)参考資料として映像を見る。
(3)具体的な評価内容をグループ毎に考え、発表をす
#続・学習者起点 不親切な授業のススメ。かわいい子には旅をさせよ。学習者起点の学びを振り返る。
まえがき 令和4年度の授業も残りわずかとなった。これまで、学習者起点の学びの授業実践をし続けた。年度末となり、本日実践した授業を振り返るために、1時間の流れを記事にする。学習者起点の約束事を振り返り、来年度につなげていく。
1.約束事2.教師の心構え3.中学2年生理科の実践(2023.3.20~22)(1)席替えする理由を生徒に問う
これは、グループ活動で対話を通して、学習課題に向かうためで