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2019年12月の記事一覧
人間だった頃を思い出す。
明日はクリスマスイブ。
今年のクリスマスは、この記事が話題になっている。
これを読んでから、クリスマスエクスプレスのCMを観て、ボロ泣きしてしまった。
五本あるどれもいいけれど、「会えなかった時間を、今夜取り戻したいのです」というコピーが特に染みる。前にこんなふうに「会いたい」って思ったのは、いつだったかな。
そして、それ以上に泣いたのが、これ。
特に新幹線の扉越しのシーンがいい。
ユーミ
「障がい」とは、どこにあるのか。(『ありのままがあるところ』③)
1ページずつ、気に入ったところを抜き書きしながら、野道を散歩するようにこの本を読み進めている。
今日もいくつもの文を拾ったけれど、特に印象に残っているのは、ここだ。
P.83
アートは単体では存在しない。作品と見る人の感性の間にアートがある。つまり「間」にアートがあるのであって、作品そのものはアートではない。また作品に対して感じることは人間にしかできないが、作品だけあっても何も語らない。暗黙
「私の言うようにすれば、きっといい人生になるよ」という強迫。(『ありのままがあるところ』②)
note の下書き機能で抜き書きをしながら、この本を味わっている。
この読み方は、公園を散歩しながら、落ち葉やどんぐりを拾って歩く感じに近い。
少し読んでは立ち止まり、気になった言葉を拾って書き留めていくので、ページはなかなか進まない。けれど、一つひとつの風景はよく味わうことができて、僕の性分には合っている。
今日、心に留まったのは、このあたりだ。
P.47
けれども無意識のうちに「私の
ナチュラル。(『ありのままがあるところ』①)
今日、読みはじめた。
冒頭にこんな文章がある。
私たちの目の前で日々繰り広げられていたのは、今の現実を否定せず、相手や環境に逆らわずに物事を自然に決定していく姿だった。目的もわからない、即興にも似た行いは彼らにとってはナチュラルなのに私たちにはハプニングに見えた。だから「そんなことをしてどうするのか。それよりか何か実のあることが実現できるようになった方がいいではないか」とすら言うこともあった。
その人がその人であることの不思議。
「澤さんは興味があるんだね」
と言われて、おっ、と思った。
昨日の『listen.』で参加者さんとおしゃべりをしていた時のことである。
そう、僕は人の話を聞くとき、その人に興味がある。
その人は、自分とはまったく違う環境で、まったく違うやり方で、まったく違う好みを持ち、まったく違う出来事に遭遇している。
それって、どういうことなんだろう。
その人がその人であることって、一体なんなんだろう