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流星の騎士団。

うちは僕が自営、奥さんが会社員なので、朝、出勤する奥さんを駅まで送り、晩に迎えにいく。

このルーチン、先週くらいまではなんてことなかったのだけれど、今週になって急に冷え込んだため、晩のお迎えがつらくなってきた。

おまけにここ数日、僕はやたらに眠く、迎えに行く直前までふとんに入っている。したがって、最も体温が上がった状態から寒空の下に出ていかなければならない。

そんな時、僕は自分のことを「流星の騎士団」と呼ぶ。
騎士団といっても、団員は僕一人だ。

しかしながら、こんなふうに呼ぶことで、寒空よりも奥さんを迎えに行くという騎士道精神を奮い立たせ、家のドアを開ける勇気を出すのだ。

しかし、つらい。本当につらい。
いつもはジョギングで五分ほどで着く道が、今日などは三蔵法師のシルクロード踏破のように感じられた。天竺は遠かった。

明日も遅番で帰ってくる奥さんに向けての遠征がある。
冬ははじまったばかりだ。
正直、途中で騎士道精神が破れるのではないかと思いはじめている。

ちなみに逆の立場だったらどうするか尋ねたところ、奥さんは「寝ているだろうね」と即答。彼女の道は騎士道ではなく、プリンセスロードだからだそうだ。ジェンダー!

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