佐々木くん

2017年早稲田大学教育学部卒。大手企業安定の平社員。好きなことはアメフト・哲学(精神…

佐々木くん

2017年早稲田大学教育学部卒。大手企業安定の平社員。好きなことはアメフト・哲学(精神分析)。 筋トレ中毒。イベントや、オンライン勉強会(中国語・哲学・歴史等)を開催。

記事一覧

詩 「不眠」

寝れない日、頭の中がぐらぐらする。自分の「存在」そのものの根拠が揺るがされる気がする。 気がつくと、カラスの声が聞こえてくる。それでも僕は目を開けず、眠ろうとし…

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ミーニング・ノートを一週間やってみた感想

ミーニング・ノートという一日に三つチャンスを書くノート術がある。将来や過呼吸への不安で悩んでいたところ、早稲田大学の大隈塾でお世話になった村田信之先生に、ミーニ…

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集団知性としての佐々木くん

適応障害の症状が酷いからか、将来を悲観している。過呼吸がいつ起こるか分からないということや、自分が職を失い路頭に迷うことを想起してしまう。考えても仕方のないこと…

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「焦らない」ということ

近日中に休職を終え、現職に復帰しようとしている自分がいる。再び労働をすることへのプレッシャーで過呼吸が多発していた。これではまずい。と思い、多くの人々へ相談を持…

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語ることによるカタルシス

語ることによるカタルシスを感じることは無いだろうか。カタルシスとは精神の「浄化」を意味する。自分の体験を言語化することですっきりすることや、自分の執着から距離を…

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積極的に「自己開示」をすることについて

僕は適応障害で苦しんでいるとき、その旨を友人に話したりFACEBOOKやTwitterで投稿したりする。 人によっては、隠したいような身体症状なのに、なぜ僕は弱みを見せようと…

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適応障害の症状が酷いとき

適応障害の症状が酷いとき、どのような身体感覚になるのか。どのように行動を制限されるのかを記述してみる。 ①過呼吸が止まらない 早稲田大学アメリカンフットボール部…

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「休職という〈人生の前進〉に繋がらない行動をしている」という言葉を投げかけられて思ったこと

2023年の1月1日から適応障害で休職している。 そのことをTwitterのスペースで話したところ、Twitter上の知人(会ったこともないし、本名も知らない)から「休職という〈人生…

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詩 「不眠」

寝れない日、頭の中がぐらぐらする。自分の「存在」そのものの根拠が揺るがされる気がする。
気がつくと、カラスの声が聞こえてくる。それでも僕は目を開けず、眠ろうとしている。しかし眠れない。つまるところ「睡眠」とは他者なのだ。自分でコントロールできない。教育によって学習されたものではない睡眠は自己の外部に存在し続ける。台風のように、コントロールできないものこそが睡眠だ。僕は朝まで寝ることが出来ずアメフト

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ミーニング・ノートを一週間やってみた感想

ミーニング・ノートという一日に三つチャンスを書くノート術がある。将来や過呼吸への不安で悩んでいたところ、早稲田大学の大隈塾でお世話になった村田信之先生に、ミーニング・ノートをおすすめされた。

村田先生のおすすめされたので、ミーニング・ノートを始めてみた。

ミーニング・ノートに記載した一部を抜粋して記載したい。

①自分自身
・自分が不安に支配されている時間が多いものの、不安から解放されたならば

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集団知性としての佐々木くん

適応障害の症状が酷いからか、将来を悲観している。過呼吸がいつ起こるか分からないということや、自分が職を失い路頭に迷うことを想起してしまう。考えても仕方のないことかもしれないが、自然に頭に浮かんでしまうのである。

不安に覆われるのはとにかく辛い。頭のなかが不安に支配されてしまう。自分ひとりでは対処できないからこそ、他者に救いを求めている。他者と会話することにより、自分の不安が具体化され、対処可能に

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「焦らない」ということ

近日中に休職を終え、現職に復帰しようとしている自分がいる。再び労働をすることへのプレッシャーで過呼吸が多発していた。これではまずい。と思い、多くの人々へ相談を持ち掛けた。

皆が不安を抱えている。病気持ちとは言え、傷病手当金のおかげで労働せずとも生きていける僕に対し、「いいな~お前は!」という声さえあった。そんなことを言われても、発作が辛くて1日中外に出られない日々のことを考えれば、恵まれていると

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語ることによるカタルシス

語ることによるカタルシスを感じることは無いだろうか。カタルシスとは精神の「浄化」を意味する。自分の体験を言語化することですっきりすることや、自分の執着から距離を取ることが可能になる。

言語化以前のもやもやを言語化によって、区画整理していく作業こそが「語り」である。

幼少期において、両親等から物語を聞かされて育った人は多いと思う。人間が直感的に理解しやすい叙述形式こそが物語であることは、経験上知

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積極的に「自己開示」をすることについて

僕は適応障害で苦しんでいるとき、その旨を友人に話したりFACEBOOKやTwitterで投稿したりする。

人によっては、隠したいような身体症状なのに、なぜ僕は弱みを見せようとするのか。答えは、他者と仲良くなるためには胸襟を開くことが重要である。と考えているからだ。

一人ひとりが他者に開示しにくい悩みを抱えている。「こんなことを言ったらドン引きされてしまう」という不安に苛まれている場合さえあるだ

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適応障害の症状が酷いとき

適応障害の症状が酷いとき、どのような身体感覚になるのか。どのように行動を制限されるのかを記述してみる。

①過呼吸が止まらない

早稲田大学アメリカンフットボール部で受けたパワハラがきっかけで、僕の過呼吸症状は始まった。新卒3・4年目で症状は治まったが、その後過呼吸の症状が再発した。

呼吸というのは、教育機関にて学習された身体行為ではなく、
自分自身でも「気づいたら出来るようになっていた」身体行

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「休職という〈人生の前進〉に繋がらない行動をしている」という言葉を投げかけられて思ったこと

2023年の1月1日から適応障害で休職している。

そのことをTwitterのスペースで話したところ、Twitter上の知人(会ったこともないし、本名も知らない)から「休職という〈人生の前進〉に繋がらない行動をしている」という言葉を投げかけられた。

僕はその言葉に酷く傷ついた。

そもそも「人生の前進」とは何なのだろうか。人生がAからBという場所になるべく早く移動するためのゲームだとしたら「前進

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