集団知性としての佐々木くん

適応障害の症状が酷いからか、将来を悲観している。過呼吸がいつ起こるか分からないということや、自分が職を失い路頭に迷うことを想起してしまう。考えても仕方のないことかもしれないが、自然に頭に浮かんでしまうのである。

不安に覆われるのはとにかく辛い。頭のなかが不安に支配されてしまう。自分ひとりでは対処できないからこそ、他者に救いを求めている。他者と会話することにより、自分の不安が具体化され、対処可能になる。特定の他者がジャストアイデアな答えを持っているとは限らないが、他者と会話することで自分自身の判断指針が研ぎ澄まされるという感覚は持つことができている。

佐々木くんという個体ひとりでは対処できないことも、他者の力を借りることによって、対処可能になる。ここに拡大された自己たる「集団知性としての佐々木くん」を見出すことができる。自分の悩みを聞いてくれる人々・意見を言ってくれる人々と綿密に連携することにより、自分ひとりの知性より優秀な集団知性を見出すことができるようになる。

「集団知性としての佐々木くん」が見いだされることにより、不安に対し有効に対処することができるようになる。人間が社会的動物であることを再認識し、他者との綿密な連携をすることにより、自分の悩みが少しずつであっても消えていくような気がするのだ。

現状も、将来や過呼吸への不安に支配されている時は多いものの、二週間ほど前と比較すると、「将来は何とかなる」と考えられるようになっている。少しずつでも人生に対して前向きになることができているので、近い将来に過呼吸に悩まされない日々がやってくると信じている。

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