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#詩

#695『くものたびじ』

#695『くものたびじ』

なつのくも
くじらのむれ

のらり くらり
ながれていく

もくもくも
ちぎれ うすまり
ながれてく

詩】夕焼け

詩】夕焼け

夕焼け空を見ると

いつも何かやり残した事が

あるような気がして

立ち止まって考えてみる

夕焼け空を見ると

いつも少しだけ寂しくなって

無性に君に逢いたくなる

今、ふたりは

同じ夕焼け空の下にいる

今すぐ 君に逢いに行きたい

そんな衝動を静かに抑えて

足早に、駅のホームに向かう

【詩】あなたと出会って

【詩】あなたと出会って



初めてあなたと会った次の日
新しい服を買いました

初めてあなたと会った次の日
髪型を変えました

初めてあなたとキスをした次の日
何度も何度も鏡を見ました



初めてあなたと花火を見た夜
わたしも花火になりました

初めてあなたと海を見た夜
わたしも人魚になりました

初めてあなたと遊園地に行った夜
わたしは子供に還りました



初めてあなたと美術館に行った日
ちょっぴり大人になり

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ユリシーズ

ユリシーズ

 夕方、帰宅を急いでバスに飛び乗る。そこにはどこかで見たことのある、毎日すれ違っている人々が乗っている。くたびれたおっちゃんおばちゃんが、半ばうとうとしながら、あるいはスマホを弄りながら乗っている。あ、パズドラですか。俺やったことないけど。この人はツムツム。お兄さんはウマ娘ですね。あ、えっちなサイトを見てはいけませんよ。覗き込んでいるわけではないが、見えてしまうのだから仕方がない。公序良俗を乱す半

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#412『つくし』

#412『つくし』

目の前の山からはみ出ているのは
電線を繋ぐための鉄塔だろうか

はるか上空から見たのなら
昔 おじいちゃんと一緒に摘んでまわった 
あのつくしのように見えるのだろうか

とおくゆく雲のおそさよはるの芝

とおくゆく雲のおそさよはるの芝

季語:春の芝( 晩春 ) 現代俳句

春の芝は、春の若芝のこと

雲が空を流れるスピードは、
大体時速40〜50キロととても速いそうです

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ルビーとレッドスカイの涙腺

ルビーとレッドスカイの涙腺

 きみがぼくの指先にふれて、「すき」と書いたその日を誰かが境界線にして、世界が変わったのだと思う。それはぼくたちの産声であると同時に、世界が根絶されだしたことも示していた。ぼくらの眼にはふたつの色が映る。世界を彩る鮮やかな赤と、世界を塗りつぶすような真っ黒な青だ。
 空に眼を凝らす。青のなかには光る点がいくつか見えるのだけど、どれもぼやけてしまってよく見えない。赤い瞳は青く濁ることもない。だから、

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詩〜tomorrow〜明日

詩〜tomorrow〜明日

自分の力ではどうにもならない
この怒りもこの悲しみも
孤独に支配されて
どうせなら何も感じなくなればいい

楽になるのは簡単
でも簡単には出来ないから
苦しい

孤独に支配されて
胸が痛くても
時はちゃんと過ぎて明日は来るのだ

自分の中の悪魔はいつまでも居座り続ける
悪魔の顔色を窺って
ご機嫌をとって
持ち上げる
どうせなら私の全てを支配すればいいのに

自分の力ではもうどうにも出来ない
この怒

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【短歌】7/2

【短歌】7/2

飛ぶトンボ我を昔へ連れていく 夕焼けのもと追いかけた日々

おはようございます。ひさしぶりにトンボを見ました。シオカラトンボだったと思います。懐かしかったです。もう少ししたら赤とんぼも見られるようになるでしょう。