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エッセイ

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#日記

2022年振り返りと2023年抱負

2022年振り返りと2023年抱負

振り返れば2022年も残りわずか。最近は本当に一年が早くてびっくりしてしまう、ついていけないね。何もなかった気もするし、いろんなことがあった気もするけど、とりあえず振り返ってみようと思います。お付き合いください。

仕事でたくさん悩んだ

一番はこれ。約8年勤めた仕事を辞めて業界も職種も全く違う仕事を始めたから当たり前のことだとは思う。覚悟はしていたけど、覚悟していた以上に、辛いことがたくさんあっ

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恋人に会いたい

恋人に会いたい。

30歳にもなって、付き合って8年の恋人にこんなに恋焦がれるなんて、聞いて呆れる。でもしょうがない。数年前はいつまでこんなに恋人のことが好きなのだろうと好きすぎて不安になることもあったけれど、最近は開き直っている。

だって好きなんだもん。しょうがないよ。

わたしの仕事始めは2月。ここしばらくは家にいて勉強するか本を読むか筋トレするかみたいな生活を送っていて、ご時世もあり人と会

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2021年の振り返りと来年の抱負

2021年の振り返りと来年の抱負

早いもので、2021年も残り僅か。なんだか本当に早いなあ、なんて思っていたらいつの間にか大晦日のこんな時間です。振り返るにもギリギリの時間。なので少し足早にはなりますが、今年の出来事を振り返ってみます。

仕事を辞めました今年の一番大きな出来事はこれかな。何せ新卒から8年近く務めたわけで、並々ならぬ感情があったりもした。他の記事にも書いたから詳細は割愛するけど、仕事を辞めてから本来の自分を取り戻せ

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風向きが変わったので、退職します。

風向きが変わったので、退職します。

上司に退職の意思を伝えたのは、ちょうど一週間前のこと。引き止められたものの、わたしの確固たる意思は変わらないと伝わったのか、あっさりと退職が決まった。最終出勤は今月末で、1ヶ月ほど有休消化をした後、正式に退職となる。

ああ。わたしやっと、捨てられるんだ。

新卒で入った会社。最初に退職を考えたのは、もはや思い出せないほど前の話。それをずるずると何年も引きずって、いつのまにか30歳になっていた。

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わたしと彼と生理と手のひら

わたしと彼と生理と手のひら

下半身に、慣れた違和感を感じた。

「あ、生理きたかも」

「生理ってそんな感じでくるの?」

「なんていうか、どろっとしたものが出ちゃったというか。あとお股がヒリヒリする、わたしはね」

トイレに行くと、予感は的中。あらかじめ装着していたおりものシートが功をなして、下着は汚れずに済んだ。

生理がくると、嬉しい。お腹は少し痛むけれど、身体がデトックスされている感じがするし、生理前のPMSから解放

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悲しみを知らないままでいて

悲しみを知らないままでいて

1月11日、成人の日。近所の神社まで散歩に行くと、成人式が中止になったであろう新成人たちが記念撮影をしていた。晴れ着に負けないくらいの笑顔を見ると、こちらまで嬉しくなる。

わたしの地域の成人式は夏でドレスを着たし、前撮りもしなかったから振袖を着たことはない。
今となってはもうどうでもいいけれど、当時「前撮りなんて必要ない」と親に言われて泣いた記憶がある。

今この場にいる新成人たちは、そういうも

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2020年の終わりに

2020年の終わりに

大晦日のためにと奮発して買ったお寿司と年越しそばを食べ終わると、お酒を飲んだ彼は眠くなったのだろう、そのままベッドに寝転がってしまった。買い出しも夕食の準備もしてくれたのは彼なので、寝息を背中に聞きながら片付けをする。毎年、年末年始は海外に行くか実家に帰るかしていたのだけれど、どちらもできなくなった今年は初めて彼と過ごす年越しだ。

少し前に、こんな記事を書いた。

11月の時点で2020年のうち

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ダイエットとは、きちんと生活をすることだった

ダイエットとは、きちんと生活をすることだった

久しぶりに会った友人に「スタイル良くなった?」と聞かれた。目覚めると一緒に寝ていた彼がお腹を触り「ほんとに細くなったね」と言ってくれる。

そうなのです。

GW頃からダイエットに目覚めたわたしは、今も筋トレや半身浴を続けている。体重は2〜3kgしか減ってないけれど、服のサイズは変わったし、明らかに身体が引き締まった。なんなら最近腹筋に縦線が入りはじめたところ。

そんなふうにダイエットを半年近く

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3度目のワンルーム・ディスコ

3度目のワンルーム・ディスコ

「慣れない部屋だから眠れない」と、語学留学や海外旅行に1〜2週間行くことのあるわたしが言うなんて変な話だ。

6年住んだ街から引越したのは3日前のこと。14箱あったダンボールは残り3箱まで片付いた。あとはニトリで頼んだ家具が届かないことには収納できないものばかりだから、しばらくはこのままかな。今はダンボールの上にテレビを置いている。

新しい部屋の設備は少し、前の家に劣っている。浴室乾燥機はないし

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会わないことが、会いたい人を守る。

会わないことが、会いたい人を守る。

今日の夜も、緊急記者会見があった。新たな感染者数が発表された。状況は日々、刻々と変化していく。悪いほうに。

少し前までは、春になったら落ち着くかなあ、なんて。インフルエンザみたいなもんかなあ、なんて。

わたしは、わたしたちは、甘かったんだな。

ワーホリ中の友だちは、仕事がなくなって帰国せざるを得なくなった。セブ留学中の友だちも、最後のチャーター便で全員帰国した。ロックダウンになった都市に住む

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遺影を撮らせてほしい

遺影を撮らせてほしい

ツイッターのタイムラインが「100日後に死ぬワニ」でもちきりになっている。

わたしは、何年前かの春に、後輩が原因不明の死を遂げたことを思い出していた。

当時わたしは大学生で、サークルの新歓の準備に追われていた。新歓メンバーのある女の子とずっと連絡がとれず困っていたところ、彼女の両親から不報があった。

原因不明、と言ったけれど、それはわたしたちが彼女の両親に死の理由を聞くタイミングがなく、葬儀

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空色の花

空色の花

朝起きて、枕元においていた花瓶の花と目が合う。白い薔薇と青いカーネーション。買ったときは少し寂しい色かもしれないと思ったけれど、うん、朝に似合う色だ。

身支度の合間に、水を替えて、枝の部分を切って、窓際に置く。空気は冷たいけれど、太陽の光は眩しいくらい。

光の中に花を置くと、まるでわたしの部屋の窓辺に小さな空ができたみたいで。雲の色の薔薇と、空色のカーネーションと、眩しい朝の日差し。小さくて愛

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だってここは、わたしたちが生きてる世界。3.11

だってここは、わたしたちが生きてる世界。3.11

スマホの画面が光る。セブ留学のときに一番仲が良かった先生、リアからのラインだった。

「久しぶり。元気?」

たった一行の短いラインだったけど、優しいリアのこと、きっと新型ウイルスのことで心配してくれているのだろうとすぐに察しがついた。
わたしは元気だよ。そう伝えたくて、すぐに返信をした。なるべく心配をかけないよう、語尾に😂の絵文字をつけて、深刻な雰囲気を出さないように。

「本当?良かった」

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ずっと続けてきたから、なんなの。

ずっと続けてきたから、なんなの。

「ずっと続けてきたのに、辞めちゃうなんてもったいないよ」

何かを辞めるときに、耳にする言葉。わたしはそれを、意味がないことだなと思ってしまう。

ずっと続けてきたのに。

その気持ちはわかる。でも、ずっと続けてきたからという理由で、これからも続けて、その先に見えるものって、一体なんなのだろう。

継続するか、辞めるか迷っているときに、その理由は、ふさわしくない。

過去は、反省し、未来に活かす

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