会わないことが、会いたい人を守る。
今日の夜も、緊急記者会見があった。新たな感染者数が発表された。状況は日々、刻々と変化していく。悪いほうに。
少し前までは、春になったら落ち着くかなあ、なんて。インフルエンザみたいなもんかなあ、なんて。
わたしは、わたしたちは、甘かったんだな。
ワーホリ中の友だちは、仕事がなくなって帰国せざるを得なくなった。セブ留学中の友だちも、最後のチャーター便で全員帰国した。ロックダウンになった都市に住む友だちは「no work no pay」。状況は、深刻だ。
ロックダウンより何より、恋人に会えなくなることを嘆いていた自分をぶん殴りたい。脳みそお花畑かよって。頭沸きすぎだよって。
世界の惨状だって、わかってたはずなのに。
わたしが一番悲しいことは、大切な人を亡くしてしまうこと。今だけじゃない、一生、会えなくなってしまうこと。
わたしはね、ふたりのどちらかが死ぬくらいなら、わたしが死ぬって迷わず言えるよ。そのくらいには、大切なんだよ。まあ、わたしだってそう簡単には死なないけどね。あなたが悲しむ姿を見たくはないから。
世界に安らかな時間が戻ったら、いちばん最初に会いにいくよ。だから、だからそれまで。しばらくは会えないだろうけど、元気でいてね。
わたしは大丈夫だよ。振り返るだけで何度も笑っちゃえるような思い出や、考えるだけで気持ちが安らぐ存在がいるから。あなたと会えなくったって、心の免疫力はばっちりだよ。
タイトルはSNSでみつけたコピーをお借りしました。
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ