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不登校の子どもとの共存に必要な「5つの思考」

みなさまこんにちは。
今回は、不登校と仲良くなるための「5つの思考」についてお話していきます。不登校に無関係という方でも、子育て軸となる【親子関係】改善のお役立て情報となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。


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変化に、いかに強くなれるか!

【これがやりたいから、もう学校いきません!】
こう言って不登校になる子は、実際ほとんどいないでしょう。

個人的には、このように積極的な不登校が増えることで、日本の教育は変わっていくのではないか?と思っていますが(笑)

それはさておき、
たいていは、特にやりたいこともなく不登校になります。

学校のカリキュラムにそって、毎日やることがあり、何かしらの目標をもっていた日々とは真逆の状態、つまり子供は…

決まってやることがなく
ハキなく
ダラダラと
毎日を家で過ごす
ことになります。

「子供が日中は家にいない」という今までの日常はもう戻ってきません。

…私の1人の時間が…まだ子どもの世話するの?
などと、過去に固執せず、
変化を受け入れ、変化に対応する強い心が求められるのです。


「ダラダラ」にも大きな意味がある

実は「学校に行かないこと」に罪悪感を抱いている子がほとんどです。

【みんなができていることを、自分はできない】
と考え、自己肯定感がかなり低い状態になっています。

なのに家でも常に親に監視され、ダラダラにイライラされれば、のんびり過ごすことにも罪悪感を感じ、子供は行き場を失います。

不登校になる子は、心が本当に疲れています。
本来の自分が持つ以上のことを、学校や親に期待され、その期待に答えようと必死にムリをした結果なのです。

実はダラダラしているように見えて、あれは心にエネルギーを充電しているのです。

この充電のコンセントも抜いてしまえば、携帯がエンプティになるように、子供の状態は悪化の一途をたどります。

こんなふうに見方を変えれば、優しくなれる気がしてきませんか?(笑)

不登校自体を受け入れ、充電の大切さを理解しても、親とて人間。
この「ダラダラ」は、個人差がありますが、「年単位」であることもすくなくありません!

いずれ100%充電完了の日がくるはず、とわかってはいても、毎日毎日、永遠にダラダラする姿を目にすれば、イライラも限界に達することは容易に想像がつきます。

そんな家族とひとつ屋根の下で、みんながご機嫌で暮らすにはどうしたらよいでしょうか?


イライラしないために①

1つは、物理的に距離をおくことです。

親が共働きの場合、両親ともに日中は仕事に出かけるので、子供とは顔を突き合わす時間が半減します。
仕事は、家族と離れて過ごせる時間ですから、たとえ仕事でもリフレッシュできる時間となります。

仕事をしていない方は、お金には困ってなくてもコレを機に、物理的な距離をおくための手段として始めてみるのもオススメです。

ちなみに、「物理的に離れることができる趣味」に没頭するのもオススメです。
とにかく【家庭から離れて違う世界に身を置く】のです。

日中に家にいるのは「お母さん」である家庭は多いでしょう。

私も当時、PCを使った在宅業務をしており、日中のほとんどを家で過ごしていました。
ところが、息子が不登校になってからは、業務への集中がそがれ、リフレッシュできない毎日にストレスを感じました。

そこで、あえてカフェに出かけたり、遠くのスーパーで長めに買い物したり、日々、物理的に離れる工夫をしてその時期を乗り切りました。

家族といえども、四六時中いっしょにいる必要はなく、一日のうちに少しでも物理的に離れる時間を設けることで精神衛生上の健康を保つことができます。


イライラしないために②

2つ目は、精神的に距離をおくことです。

【この世の中に、自分と同じ価値観の人間はいない】

これ他人に対しては「あたりまえ」なのに、親子になると途端に認識が鈍るのです。
【たとえ親子であっても】
【この世の中に、自分と同じ価値観の人間はいない】のです。

親と子は、遺伝によって身体的に似ます。
一緒にいる時間が長いので、子は親をまね、しぐさや表情まで似てくるものです。

脳内もしかり。
小さいうちは、親の価値観を是として育ちます。

そして親は、いつのまにか、自分の分身のような愛着を感じ、親自身の自己肯定感を満たしてくれる子に心地の良さを覚え、 同じ価値観を持つ存在だと思いこんでしまうのです。

しかし、子は、親以外の人々や情報に触れ、子独自の価値観を持ち始めます。親への反抗は、その現れです。

この時、親が子の価値観を認めることができないと、親子関係は不健全な方向へむかってしまいます。

「自分なら、こうは考えない」
「もっとこうしたら良いのに」
と、子供の行動や判断を親の価値観に当てはめるから、両者とも辛くなってしまうのです。


親は親の人生を生きればよい

物理的にも精神的にも、
互いの領域を守る努力が必要というお話をしてきました。

これは、子の状況に影響されず
「親が親自身の人生を楽しんで生きる」ということを意味します。

「え?子どもが不登校なのに?楽しんで生きろ?ふざけんな!」
と聞こえてきそうです(笑)

しかしよく考えてください。

極端な話、子どもが仮に今後【不登校】が原因で困ることがあるとしたら、困るのは子どもであって、親ではありません。

子どもが【不登校】で、たいへんだ!困った!と思うのは、
【不登校】が親の価値観の中でに【困ったこと】として位置づけられているだけの話なのです。

「子の価値観」と「親の価値観」のズレ・ギャップは、あって当然ですが、子は親の価値観を満たすための道具ではありません。

他人との価値観のちがいに、いちいち目くじら立てませんよね?
誰一人として同じ価値観の人間は、存在しないのだと、親子を客観的に観ることができると、フッと気持ちが軽くなっていきます!





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