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中村尚人の仕事術〜肩書きよりも個人という生き方〜

ヨガ・ピラティスインストラクター、理学療法士、温泉利用指導者、株式会社の代表取締役など様々な立場で、色々なことをしている中村尚人の、考え方や仕事の工夫などを日記のように気軽に読め… もっと読む
外ではあまり話すことのない僕のこだわりや仕事術、まとめ術などをここだけでお伝えしていきます。臨床2… もっと詳しく
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記事一覧

【マガジン】調子の悪い時の過ごし方

【マガジン】調子の悪い時の過ごし方

毎日最高に調子が良ければいいのですが、気候や二日酔い、疲労の蓄積など調子が悪い時もそれは当然あります。
イケイケどんどんというわけにはいかない、そういう時にどうやって過ごすか。
その時の心の持ちようも含めて、今回は調子が悪い時について考察してみたいと思います。

マイナス部分も踏まえて自分の人生なので、ネガティブとどう向き合うかというそこの関係性はポジティブだけを考えるよりも結構重要だと思っていま

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【マガジン】最適化について

【マガジン】最適化について

「経済的最適化」という言葉を最近聞く事が頻回にあります。
経済的には効率がいい方がいいので、一極集中の都市化になり、直感や感情などの余計なものよりも数字で示せるものの方が説明責任が取れて、それが合理的であると。
この経済的な最適化に進むと、人間としての思いや個性というよりも経済的に最適なものだけが残って、それ以外は不適応になって生きづらくなってしまうと。
確かにそうだなと。
でも、「最適化」自体は

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【マガジン】オンラインの強みと対面の強み

【マガジン】オンラインの強みと対面の強み

最近はオンラインと対面のハイブリッド講座も多くなりました。
僕も先日、ハイブリッド講座を担当したのですが、そこで面白いなと思うことがありました。
それは、質問についてです。

「質問ありますか?」
大体講座の最後に聞くようにしています。
そうすると、オンラインの方は2つ質問が出ました。
対面の方では出なかったんです。

オンラインの方が場を機にする必要がないので質問しやすいという傾向もあるようで、

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【マガジン】アイデアを探すなら現場に立つことが一番

【マガジン】アイデアを探すなら現場に立つことが一番

大学院を修了し、約1年間お休みをもらっていた臨床に、今月から復帰しています。
パーソナルレッスン(予防運動ジムUPRIGHT)から復帰で、グループレッスン(TAKT EIGHT)は6月復帰予定です。

この2週間復帰して9名の方を担当させてもらって、やっぱり現場が一番頭が回転するし、アイデアがどんどん浮かぶなと再確認しました。
大学院での学びももちろん得る事は多く、とにかく時間を費やしてたくさんの

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【マガジン】科学は信仰ではないと言い切れる理由

【マガジン】科学は信仰ではないと言い切れる理由

世界には多くの宗教があります。
僕も家としては浄土真宗に属しています。
ただお酒は飲むし、動物性のタンパク質も摂りますし、もちろん敬虔な仏教徒ではありません。

有名な十字軍をはじめ、今現在でも宗教を背景とした争いは絶えません。

世界平和を考える時になぜ宗教という心を豊かにするはずのものが原因となる戦争があるのか、とても疑問に思っていました。
また、医療者として科学への思い入れが強いので、科学よ

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【マガジン】イドラ idora、スティグマ stigma、バイアス bias

【マガジン】イドラ idora、スティグマ stigma、バイアス bias

「イドラ」はフランシスコベーコンがいった、偶像・幻影(妄想の対象)であり、偏見や先入観の概念として有名です。

これらは研究分野(統計学)では「バイアス」と言われていて、物事の解釈や集まりの「偏り」として定義されています。

また心理的には、偏見や差別の文脈で(社会的)「スティグマ」という言葉も用いられます。
感染症などでもこのスティグマは社会問題となります。

これらは日本語では、偏見、差別、先

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【マガジン】大学院卒業

【マガジン】大学院卒業

まさかコロナなんて来るとは思わなかった、、、。
入学した年にまさかのパンデミック。
事業が落ち着いてきたので、前から興味のあった研究手法のな場にのために大学院へ。
やる気満々で始まったと思ったのに。

いやいや大変でした。
事業は一気に悪化。
スタジオを開けない。
多くのヨガスタジオがそうであったように、感染対策に翻弄され、換気にマスク、消毒、、、。
地下のスタジオを泣く泣く閉め、レンタルスタジオ

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【マガジン】ヒトとしてみるか人間としてみるか

【マガジン】ヒトとしてみるか人間としてみるか

今読んでる本は「大地の5億年」という土の専門家の本です。

46億年の地球の歴史上、人類が現れたのは400万年前。
46億年を1年として考えたら大晦日の夜11時です、、、。

社会や経済、文化、文明を持っているのが人間です。
人間社会ですね。
その中で人間関係が成り立ち、マネーゲームが繰り広げられ、環境問題や戦争などがあります。
人間として複雑な社会を構成したからこそ、それぞれに問題が常に噴出し、

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【マガジン】好奇心をどうやって伸ばすか

【マガジン】好奇心をどうやって伸ばすか

子どもを見ていると、本当に好奇心・探究心の塊です。
未知な物に対して、見てみたい、触れてみたい、食べてみたいという欲求。
これはすごい物だなと。
赤ちゃんの時の動きのモチベーションは、お腹が減った、うんちがしたい、気持ち悪いなどの快・不快の感覚が中心ですが、それ以外に関しては好奇心以外にないのでは?と思ってしまいます。

覚醒が下がると好奇心も下がります。
ですから、好奇心は覚醒と関連してそうです

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【マガジン】商売の本質を宇野氏の書籍から学ぶ「トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ飲み屋ができる」

【マガジン】商売の本質を宇野氏の書籍から学ぶ「トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ飲み屋ができる」

先日、大学院の口頭試問修了のお祝いに「西尾さん」に行ってきた記事を書きました。

西尾さんは宇野隆史(おとうさんと呼ばれている楽コーポレーションの会長)というところで修行して独立したそうです。
帰る時に寒かったのでホッカイロミニを手渡してくれながら、おとうさんがいなければ自分は居酒屋をしていないと言っていました。

流石に気になったので、まずは本を読んでみようと思い読んでみました。
読んだのは「ト

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【マガジン】書籍紹介:人類進化の謎を解き明かす by ロビン・ダンバー

【マガジン】書籍紹介:人類進化の謎を解き明かす by ロビン・ダンバー

僕の永遠のトピックはヒトとはなにか?なぜ争うのか?なぜ地球を壊すのか?なぜ苦しむのか?
結局、ヒトを理解したいのだと思います。

それは医療者の中でも理学療法士として身体に特化した専門家としてのコンプレックスかも知れません。
大学病院でのちょっとしたトラウマからも知れません。
身体の回復をいくらしても、全く喜ばない患者さんに対して、自分が何もできなかったという後悔、敗北感、無力感が背景にあるのかも

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【マガジン】仕事のパートナー

【マガジン】仕事のパートナー

僕が中心となって進めている側弯症の保存療法で「側弯トレーニング」というものがあります。
日本では全くと言っていいほど常識になっていない保存療法をSOSORTという学会のガイドラインを遵守して、僕が個人的に取得したシュロス法やシュロス・ベストプラクティスを参考により評価に力を入れ再構築したコンテンツです。

側弯症の保存療法は運動療法×装具療法が基本です。
しかし、日本にはまともな装具がほぼありませ

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【マガジン】講師として誰に対して何を伝えたいのか

【マガジン】講師として誰に対して何を伝えたいのか

講座の講師を長年やってきて、話し上手には流石になったなと感じています。
講師である前に、講座を受講する受講生としての立場もたくさんあったわけで、そこでの反面教師的な部分も生かして、自分の講師としてのノウハウがあります。

講座は話す相手によって当然画一的な話し方ではなく、それぞれの対象に合った話し方をしなければいけません。
今回は、講師だけでなく、インストラクターやプレゼンをする立場にとっても人に

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