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【FIRE資金の作り方】貯金は一番効率の悪い投資

私はサラリーマンをしながら、20年以上かけてお金の勉強や実践を続けてきました。

お金を「稼ぐ」「貯める」「使う」「増やす」「維持する」という目線で、あらゆる書籍熟読やセミナー受講することはもちろんの事、その内容を身に付けるために実践も繰り返してきました。

失敗も多く経験し、一時的には多くのお金も失いました。しかし失敗の都度、改善を繰り返すことで、結果的には億単位の純資産を作り、40代前半でFIRE・セミリタイア達成することができました。

ここでは20年以上かけて学んだことの中から、FIRE・セミリタイア資金を作るために役に立つ考え方を紹介したいと思います。今回は、「貯金は一番効率の悪い投資」です。


貯金は一番効率の悪い投資

FIRE・セミリタイア資金を早く貯めるには、保有している資産から可能な限り多くのお金を生み出してもらう必要があります。

そのため資産を何にするかによって、お金を増やすスピードは全く異なってきます。

資産の具体例としては、
・自分のビジネス(企業)
・自己投資
・株式投資
・不動産投資 
・貯金 など多くのものがあります。

様々な具体例がありますが、その中でも貯金だけはあまりにも効率が悪すぎると言わざるを得ません。

貯金が不要と言っているのではありません。当面の生活費や突発的な支出の為に、例えば半年分の生活費などの貯金は必要と思います。

しかし、一定額以上の貯金については、FIRE・セミリタイア資金という観点から見るともったいないと言わざるを得ません。

私も以前は、給料のうち一定額を貯金しておけば、ある程度の資産形成が可能と思っておりました。

しかし何年経っても、金利などゼロに等しく、殆ど増えなかったのを覚えております。

むしろ、時間外に引き出したら、手数料によって金利など一瞬で吹っ飛んでしまっておりました。

貯金に走る気持ちはよく分かります。銀行に預けるだけですので手間はかかりません。また、元本が減ることは無いので安心できます。

しかし、2021年8月現在の1年間の定期預金金利は、良くて0.2%程度です。100万円預け1年間拘束されて2000円です。


利回りの差による影響を計算してみた

利回りによる差がどれくらいあるかを把握するために、毎月10万円を積立・運用した場合をシミュレーションしてみました。それが下の図です。

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利回りがたった2~4%違うだけで影響額が非常に大きいという印象を受けました。

期間が長ければ長い程、差が大きくなる。

利回り0%で20年間運用した場合は2400万円。一方、利回り4%で20年間運用した場合は3638万円になります。実に1.5倍、1,238万円もの差が出るのです。FIRE・セミリタイア資金において、1,238万円は非常にインパクトのある金額になります。これは運用しない手はありませんね。


利回り2~4%は実現可能なのか?

運用利回り2~4%は実現可能なのか?と思われる方が多いかもしれません。今の低金利状況でも、ある程度実現可能なレベルだと思っております。

運用利回り2%であれば、日本国内だけでは厳しいかもしれませんが、例えば、米国、欧州など先進国の国債と優良会社の社債を組み合わせれば十分可能です。

また、運用利回り4%を狙うのであれば、ハイイールド債や優先株式によるインカムゲイン。また、一部S&P500のキャピタルゲインを期待したポートフォリオで可能です。


まとめ

FIRE・セミリタイア資金を作る上で貯金というのは一番効率の悪い投資である。

いち早く資金を作るためには、資産からお金を生み出してもらう必要があり、様々な手段の中で、貯金は圧倒的にお金を生み出さないものだから。

お金を増やしたいのであれば運用は欠かせない。運用利回り2~4%であれば、比較的安全な資産運用であり、また、いち早く資金を作る上でも大きな影響がある。

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