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NORi
2021年2月25日 20:46
この平凡な日々の中で ただ前を向いて歩くそんな当たり前が なんと困難なことだろう僕は足を無くした子供みたいに 明日を夢見て泣きじゃくる掌に納まるものなど何もなく 心はぽっかり空っぽだ君の頬に触れたくて 伸ばした腕はガラクタでからからと音を立てて 転がり落ちたのは両の目だ真っ暗闇で彷徨う声は 誰の耳にも届きはしない始まりがないものだから 終わりがなくて果て
2021年2月18日 20:14
渇いた身体がキシキシと崩れるように衰える誰が見る目も考えず我が道進んで振り返る後悔なんてモノはもうカラカラに渇いた砂のよう焦る気持ちを引きずりながら永い時間を生きていくあの頃見ていた夢なんてとっくの昔に見えなくなったそんな僕らの未来の先は未だ見えない先の先涙を流して転がりながら僕らは仲間と笑っているよ
2021年2月8日 23:41
ここに居ない誰かに届く言葉を紡ぐには僕は何をすればいいのだろうここに居ない誰かに届けたい言葉があるから僕は今日も泣き笑い貴方を想い、生きている
2021年2月7日 23:36
大好きな人に褒められたくて今日は少し頑張ったこんな単純な自分を今日は昨日より好きになれた
2021年2月3日 23:04
空はよく晴れている今日は洗濯物もよく乾くだろう冷たい風は変わらずに終わらない冬を感じさせるベランダは軋む静かな部屋にも響くように珈琲は一人分ドリップすれば事足りる始まったばかりの今日の終わりを待つ一日の始まり
2021年2月2日 22:34
君に、伝えたいことが沢山あるのですそれでも、臆病な僕は言いたいこと半分で口を閉じる大好きだから、嫌われたくなくてそんなことで嫌いにならない君だと知っているのに愛想笑いで誤魔化す僕はいつまでも君を、忘れられないでいるんだ
2021年1月24日 20:47
君に触れたい君に触れたい君に触れたい当たり前の日々の中ためらわれたあの距離が今はこんなに悔やまれる君に触れたい君に触れたい君に触れたい君のとなりには今、誰がいるの
2021年1月29日 13:14
自分らしく生きなさいとあの人は言うのだけれどこの生き方しか知らない僕は途方に暮れて立ち尽くす自分らしく生きるにはどこに向かえばいいですかそれはあなたが決めるのよとあの人は言うのだけれどそんな選択をする方法をどの教科書で学ぶのですか生きづらいこの世界で今日も僕は生きる
2021年1月30日 10:58
目が覚めてエアコンの暖房を入れる温まるまで布団に潜りまどろみの中で思うこと君は今日も笑っているかい枕元のスマホを開いて返事のないLINEを開く君は今日も笑っているかい出来ればそこに、僕が居られたら
2021年1月31日 23:03
電話をする時に限って、猫が邪魔をしに来る。普段ろくに鳴かないくせに、嫌がらせのように電話を始めるとスマホ近くで鳴くのだ。「大丈夫?猫ちゃん淋しいの?」優しい君は少し笑いながらそんなことを言う。「猫もヤキモチ妬くのかな。」そんな会話を何回繰り返しただろう。会えない距離がもどかしく、彼女が我先に話し出す頃にいつもこいつが現れる。母親が拾ってきた、ハチワレの仔猫。何故か僕に懐
2020年11月22日 09:19
君が掴んでくれたこの手を振りほどいたのは、僕の方だ。「大丈夫、頑張ろうよ。ね、一緒にさ。」そう言って、君が僕の手を握った時。とてつもなく、惨めな気持ちになったんだ。大人気ない。男らしくもない。おチョコよりも小さい人の器だと、僕自身が思う。八つ当たりだった。優しさに甘えた。「人生、順風満帆なお前には分からないよ。」そう言った時に、視界の隅で見えてしまった君の目を、僕は一生
2020年11月14日 11:00
天気の良い朝に窓を開けて深呼吸をする寒さに振るえ、慌てて窓を締める憧れの生活には程遠い振り返りホコリの溜まった本棚に軽く絶望するお気に入りのシャツは生乾きのままぶら下がっている朝の星座占いは1位気分がいい時計を見ると、すでに家を出る30分前であるバタバタと顔を洗い歯を磨く2番手の洋服を選びせかせかとワンパターンなメイクをするメイクに10分ってかけすぎじゃな
2020年11月8日 09:32
冷たい空気を頬に感じながら「寒くなったね」と笑う君と歩く朝「今日は鍋にしよう」と小走りに進む君の背中に「朝から晩飯の話かよ」と小さくつぶやいて僕は「キムチ鍋な」といつもと同じ答えを返した
2020年11月7日 10:09
目が覚めて寂しいなんて思うのは君がもうここに居ないそれだけが現実だからだ朝のコーヒーの淹れ方がわからなくて古いインスタントコーヒーの苦味だけで目を覚ます今日からこれがぼくの日常だ