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NORi
2021年10月6日 19:22
愛してるよって言ってほしくてきっと私はいつも、物欲しそうな顔をしているだろうちぎれそうなくらいに尻尾を振る子犬みたいにあなたを見つけては、その後をついて歩くのだあの家の猫でさえ、撫でてもらえる生き物なのにどうして私はいつだって触れてさえもらえないのだろう時々自分は、いなくていい人なんじゃないかと錯覚する愛してるよって言ってほしくてあなたにただそう言ってほしくて今日もその
2021年5月22日 21:33
アルコールは僕の脳みそを溶かし心地よい忘却に誘うそんな快楽と浮遊感の中で口から出る言葉に裏っかわなんてなくてただただ君に伝えたい言葉を吐き出すばかりの身体に変わるそんな時間がとても好きだ今日もそんなことを思いながら1人で9%のストロング缶を開ける伝える君が遠すぎてため息だけを吐き出した夜
2021年3月23日 07:43
この世の中の 不幸を全て背負った顔をして優しさを欲しがっては 孤独を探して手に入れるまるで中毒患者のようにヨダレを垂らし生きているよく研いだ刃物を向けるのは 自分自身降るほどの痛みを 心臓で感じながら今日も生きたと血の涙を流す日々この世の中の 罵詈雑言を全て拾って傷ついて優しさを欲しがって 孤独を探して手に入れるまるで中毒患者のように効かない薬を飲み生きているあなたの姿を目
2021年2月25日 20:46
この平凡な日々の中で ただ前を向いて歩くそんな当たり前が なんと困難なことだろう僕は足を無くした子供みたいに 明日を夢見て泣きじゃくる掌に納まるものなど何もなく 心はぽっかり空っぽだ君の頬に触れたくて 伸ばした腕はガラクタでからからと音を立てて 転がり落ちたのは両の目だ真っ暗闇で彷徨う声は 誰の耳にも届きはしない始まりがないものだから 終わりがなくて果て
2021年2月23日 22:57
「こんばんわ」小さな女の子が僕に声をかけてきた。「今日も遅かったね。お腹すいたけぇ、はよーご飯にしよーや。」彼女はなぜか流暢な広島弁で話しかけてきた。そもそも、なぜここに小さな女の子がいるのか。いやいや。小さなと言っても小さいにもほどがある。「小さな女の子」と聞けば、年の小さな女の子を想像するだろうが。そんな単純な話ではない。ここは、僕が一人で住んでいる一軒家。仕事から帰って
2021年2月22日 06:55
大人になるという現実を 何を持って証明しよう ケラケラと子供みたいに笑って ウダウダと子供みたいに泣く 気に入らないと泣き叫び 暴れてわがまま突き通す 大人になるという現実を 何を持って証明しよう 腹の中ではぐるぐると 真っ黒のくだらなさが回り 天辺に開いた口の中からは サラサラと嘘八百を吐く 悟ったふりをしては 出来損ないの自分を嘆く 大人になるという現
2021年2月18日 20:14
渇いた身体がキシキシと崩れるように衰える誰が見る目も考えず我が道進んで振り返る後悔なんてモノはもうカラカラに渇いた砂のよう焦る気持ちを引きずりながら永い時間を生きていくあの頃見ていた夢なんてとっくの昔に見えなくなったそんな僕らの未来の先は未だ見えない先の先涙を流して転がりながら僕らは仲間と笑っているよ
2021年2月8日 23:41
ここに居ない誰かに届く言葉を紡ぐには僕は何をすればいいのだろうここに居ない誰かに届けたい言葉があるから僕は今日も泣き笑い貴方を想い、生きている
2021年2月7日 23:36
大好きな人に褒められたくて今日は少し頑張ったこんな単純な自分を今日は昨日より好きになれた
2021年2月5日 00:55
2021年2月3日 23:04
空はよく晴れている今日は洗濯物もよく乾くだろう冷たい風は変わらずに終わらない冬を感じさせるベランダは軋む静かな部屋にも響くように珈琲は一人分ドリップすれば事足りる始まったばかりの今日の終わりを待つ一日の始まり
2021年2月2日 22:34
君に、伝えたいことが沢山あるのですそれでも、臆病な僕は言いたいこと半分で口を閉じる大好きだから、嫌われたくなくてそんなことで嫌いにならない君だと知っているのに愛想笑いで誤魔化す僕はいつまでも君を、忘れられないでいるんだ
2021年1月24日 20:47
君に触れたい君に触れたい君に触れたい当たり前の日々の中ためらわれたあの距離が今はこんなに悔やまれる君に触れたい君に触れたい君に触れたい君のとなりには今、誰がいるの
2021年1月29日 13:14
自分らしく生きなさいとあの人は言うのだけれどこの生き方しか知らない僕は途方に暮れて立ち尽くす自分らしく生きるにはどこに向かえばいいですかそれはあなたが決めるのよとあの人は言うのだけれどそんな選択をする方法をどの教科書で学ぶのですか生きづらいこの世界で今日も僕は生きる