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終わりゆく資本主義・ポスト資本主義を考えるマガジン

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2017年11月の記事一覧

格差社会と賃料高すぎ問題

先日、いつもnoteに登場する心の友と会ってたくさんの話をしたので、そこで得た気づきなどをまとめてみようと思います。色々な話が出た中で一番印象的だったのが、これからの人生を考えた時に「どこに住むのが良いのか」というテーマでした。私も心の友も地元が同じで、基本的に首都圏近郊を出たことがありません。地方出身の人は、高校卒業くらいの時期に、大学は東京に行くのかとか地方都市くらいのところに出るのかとか、就

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中身のないものを量産する資本主義

以前から書いているように、今のこの資本主義社会というのは必ず衰退していくし、これからの経済成長はあり得ないどころか、すべての人が弱者・貧困に向かっていくということは確実なように思います。あらゆる業界が斜陽化していて、これから先も絶対安泰な業界なんて一つもないように見えます。そのことがよくわかるなぁと思うのが、とにかくお金にしたいがために中身のないものや内容の薄いものが量産されている現状です。

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「自己責任」を正しく理解すること

前回、「弱肉強食社会」を支持する愚か者という記事に、「弱者は自己責任」という論理はおかしいのではないかということを書きました。強欲支配層がトップに立っているせいで、社会のしくみ・システムが狂っているから(経済的)弱者が生まれるのであって、それを「自己責任」と言って切り捨てるのはおかしいだろうと誰もが思うのではないでしょうか。問題の本質に目を向けさせず、弱者への差別意識を募らせるような世論に誘導して

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「弱肉強食社会」を支持する愚か者

前回のスカイプ対談&分離感と社会の諸問題という記事に、あらゆる社会問題の根底には根深い「分離感」の意識があるという話を書きました。現代の資本主義社会は完全な「弱肉強食社会」となっており、「自分さえよければいい」、「とにかく他社(他者)との競争に勝つ!」という思想のもとに構築されている社会です。小さいころから他人と比較され、競争や勝つことを推奨されて育ちます。「弱者は自己責任」という論理が平然とまか

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