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むじゅん日記

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むじゅんが、日々のちょっとしたときめきを綴ります
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#日記

【2024年04月15日】波打際

【2024年04月15日】波打際

昨晩、大伯母が亡くなったという知らせが届いた。
誰かが亡くなるという事実はやはり重く、腹の底にずんと衝撃が走る。
そうか…、遂に。
最近になって、何度か危ない状態になったという知らせがあったので、きっと親戚一同、遠くない未来にこの日が来ることを覚悟していたことだろう。

しばらく心臓が止まっていたこともあったようで、この1ヶ月くらい、きっとおばちゃんは、この世とあの世のすごく曖昧なところにいたのだ

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【2024年04月08日】『二十八の呼吸』

【2024年04月08日】『二十八の呼吸』

ずっと読みたかったnico thingsさん(宇都宮ゆりえさん)の『二十八の呼吸』が届いた。
届いて、すぐに読んだ。読了した。

じんわりと、沁み渡るようだった。
浮き沈み、思考する過程。
会社や学校、生きることから外れた時の、あの心細くて、情けなくて、でも自分を守るためにはこうするしか無かったんだという、自分を守れたんだという安堵。
生きることが昔から下手くそで、不器用で、うまくいかなくて、なん

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【2024年04月02日】山のように

【2024年04月02日】山のように

昨日の夜、気づいたら、井戸を汲み上げるモーターがおかしい音を立てていた。
ウィンウィンウィンウィンウィン…
連続でオン・オフを繰り返して、止まらない。
なんだ!?と飛び出し、暗い中井戸にスマホの明かりを当てて見てみるが、何もわからない。
とりあえず、電源を抜いて、また挿してみる。
しかし、またもや止まらなくなる。
もう一回電源を抜いてから挿すと、一旦落ち着いた。
が、しばらくすると、ウィン、ウィン

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【2024年01月30日】ちょっとした思いつきと変化で、生活が素敵になる。

【2024年01月30日】ちょっとした思いつきと変化で、生活が素敵になる。

わたしは普段、コンセントに直接挿せる電球を使っているので、照明の移動が簡単にできる(暖色系の灯りがいいので、白色の電灯しかない島の家にも持っていくことができる)。

とはいえ、普段はわたしの左前に位置を固定して使っていたのだけれど、今日、ふと思いついて、自分の右後ろに移動させてみた。
すると、すごく快適!

わたしは光が相当弱くないと、目の奥が痛くなって頭痛や肩こりがしてくるタイプで、一時期ソネン

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【2024年01月29日】立ち話が尽きないのは、最高に贅沢な時間だ

【2024年01月29日】立ち話が尽きないのは、最高に贅沢な時間だ

今日は友達が遊びにきてくれて、たくさんたくさんお話をした。

お茶をしながら。
町をお散歩しながら。
立ち話。

全然話が尽きなくて、音楽の話やラオスの話、古墳の話まで、それはもういろんな方向の話をした。

わたしにとって、立ち話が尽きないのは、最高に贅沢な時間だ。
その場から一歩も動かなくても、話が膨らむたびに、わたしたちはどこにだって旅をすることができる。

たくさんお土産も持ってきてくれて。

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【2024年01月19日】袖が触れ合うような、さらっと緩やかな関わり

【2024年01月19日】袖が触れ合うような、さらっと緩やかな関わり

今日は図書館へ行った。

道中出会った草花は、春が近づいてきていることを知らせてくれる。
秋と冬が大好きなわたしは、寒い季節が終わることへの寂しさと、それでも感じずにはいられない春の歓びのようなものの両方を胸に抱き、複雑な気持ちになる。

でも、目の前に咲き誇る花たちは、確かに今の寒い凛とした空気の中咲く種類のもので、今はまだ冬だと、安心する。

図書館で借りる本を悩む楽しい時間を過ごした後、貸し

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【2024年01月18日】自分のバイオリズムと天候がペアリングしている。

【2024年01月18日】自分のバイオリズムと天候がペアリングしている。

今日は、午前中に洗面台のお掃除。
手を入れると、風と気が巡るような、さっぱりした気持ちになる。

午後からは、雨が降るのに合わせたように、強い眠気。
本を読んで、寝落ちする。
自分のバイオリズムと天候がペアリングしているようで、微睡んで眠りの淵に揺蕩うのが心地よかった。

むじゅん

【2024年01月17日】本当に、大切、大切な。

【2024年01月17日】本当に、大切、大切な。

今日は母が思い立ち、一緒に祖母のお家に行ってきた。
今日は風が冷たかったりはするものの、日差しがさんさんと温かい。

お庭はきらきらと光っていて、梅の古木はもうすぐ花を咲かせようと蕾をつけている。

午後のお庭を楽しんで、お家の中に入ろうとすると…
ちょうどお散歩から伯母とわんちゃんが帰ってきて、わんちゃんが一目散にわたしに駆け寄ってきてくれた。

おーしおしおし!と、わんちゃんをもふりまくる。

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【2024年01月15日】自分の安心守ってこう

【2024年01月15日】自分の安心守ってこう

今日は、遠くの病院に行って、お気に入りのお店に行って、そこで買ったブローチを身につけながら軽食を摂り、好きな絵師さんの個展を見る……予定だった。
昨日、予定を詳細にノートに書き出したが、それは叶わなかった。

朝起きて支度をしようとしたら、久しぶりの感覚がわたしを襲った。
端的に言うと眩暈だ。
目の前が眩しいような感じで見えなくなり、サリサリという高音の耳鳴りがして、強い吐き気と、変な臭い、味をそ

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【2024年01月08日】刹那は、切ない。

【2024年01月08日】刹那は、切ない。

この時間、毎秒ごとに部屋のトーンが下がっていくから不思議だ。
切なくなる。

街の家の窓は、一軒だけ夕陽を反射して煌めく。

綺麗だけど、あんまり見ていたら、胸がきゅっとしてしまうので、慌てて目をそらす。

そろそろ電気をつけようかな。
夕陽を反射していた家の窓は、もう光っていなかった。

むじゅん

笑えないけど笑うしかない。なんとか今日も生きていく。

笑えないけど笑うしかない。なんとか今日も生きていく。

11月26日、岩国ロックカントリーでのライブ、変更点がありましたので、最新のフライヤーを載せておきますね。

最近は、ライブに向けて準備の日々です。
今日は音源周りをいじっていました。

もう、お腹が痛すぎて、下しすぎて、わけわからないくらい辛く、笑えないけれど笑うしかない状況ですが、なんとかやっていくしかないので、色々あって巡り合ったボーボボのゲームのサントラの神曲を聴いて、今日もとりあえず生き

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母と祖母と、薔薇園を歩く

母と祖母と、薔薇園を歩く

今日は、母と、久しぶりに祖母も一緒に外出しました。

母がわたしたちを連れ出してくれたのは、薔薇園。

少しだけ花が1番瑞々しい頃からは遅かったような気もするけれど、本当に皆美しく、おばあちゃんと、「きれいだね、きれいだね」と噛み締めるように言いながら歩きました。

そして、わたしも、母も、おばあちゃんも、シャッターを切る手が止まらないのです。

どの子も比較なんてできないほど美しくて、園の遠くか

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【2023年05月18日】しとしと雨は眠りの中で

【2023年05月18日】しとしと雨は眠りの中で

いのち。

今日は梅雨を感じるような雨だった。

白く煙る空のように、なんだか一日中眠たくて、ぼーっとして、物理感覚がなかったです。

むじゅん