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【2024年01月19日】袖が触れ合うような、さらっと緩やかな関わり
今日は図書館へ行った。
道中出会った草花は、春が近づいてきていることを知らせてくれる。
秋と冬が大好きなわたしは、寒い季節が終わることへの寂しさと、それでも感じずにはいられない春の歓びのようなものの両方を胸に抱き、複雑な気持ちになる。
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でも、目の前に咲き誇る花たちは、確かに今の寒い凛とした空気の中咲く種類のもので、今はまだ冬だと、安心する。
図書館で借りる本を悩む楽しい時間を過ごした後、貸し出しをお願いしにカウンターへ行くと、初めて職員さんが話しかけてくれた。
「あれ?もしかして髪切りました?」
あ、そうか。
わたしは髪を切っていないが、職員さんの言っている意味がわかったので微笑する。
わたしはかなり強度の姫カットなので、今日のように後ろの長い髪をひとまとめにくくって仕舞えば、正面から見た時、わたしの髪型は顎のラインでぴっしりと切り揃えられたおかっぱ頭に見えるのだ。
「実は…」と前置きし、後ろの長い髪を見せる。
しばし談笑。
ちょっとしたことなんだけど、話しかけてくれてうれしかった。
わたしと職員さんは友達じゃないし、名前も知らないけれど、こういう袖が触れ合うような、さらっと緩やかな関わりがあると、とても豊かな気持ちになる。
わたしはうきうきしながら、図書館を後にした。
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むじゅん
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