マガジンのカバー画像

読書

22
主に私が読んだ本の感想や、そこから学んだことを紹介していきます。
運営しているクリエイター

#読了

4月の読書(2023年)

4月の読書(2023年)

気づけばゴールデンウィーク後半!
ええ、四月終わっていましたね。
ということで、4月に読んだ本たちです。

4月は合計で9冊でした。
小説が7冊に実用書が2冊。

一番面白かったのは『六人の嘘つきな大学生』4月に読んだ中で断トツにおもしろかったのは、浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』でした。
2021年の作品ですね。
2022年に朝倉秋成さんが出した『俺ではない炎上』も読んだんですよ。
こっち

もっとみる
3月の読書記録(2023年)

3月の読書記録(2023年)

年度末、すっごくばたばたでした!
転勤していく人たちを送り出し、引継ぎを行い、新しい業務を覚えて。
それでも4月からの勤務が始まれば、あっという間にそれが日常になるんですよね。
4月1日は土曜日ですが、私はさっそくこのあと仕事です。

3月の読書一覧さて、3月は忙しいながら、9冊読めたので満足です。

〇『アイドル 地下にうごめく星』渡辺優
〇『放課後はミステリーとともに』東川篤哉
〇『ギフテッド

もっとみる
1月の読書記録

1月の読書記録

あっという間に2023年も一か月が過ぎました。
毎年のことですが、1月は気合も十分なので、読書でも、なかなかいいスタートダッシュが切れるんですね。
1月は11冊の本を読ませていただきました!

1月に読んだ11冊読んだ順番に並べていきます。

『クラゲ・アイランドの夜明け』渡辺優
『店長がバカすぎて』早見和真
『カラスが言った』渡辺優
『君の顔では泣けない』君嶋彼方
『信仰』村田沙耶香
『滅びの前

もっとみる
今年読んだ本ベスト5

今年読んだ本ベスト5

2022年もついに大晦日を迎えました。
今年は仕事が忙しくて、ゆっくり読書三昧とはいかなかったけど、89冊の本と出会えて割と楽しかったです。
そんな中で、特に気に入った本を簡単に紹介していきます。

『かがみの孤城』辻村深月

まずは、辻村深月さんの『かがみの孤城』です。
出版されたのは2017年5月11日で、2021年3月5日に文庫版となりました。
2018年の本屋大賞にも選ばれた作品で、私もそ

もっとみる

【読書】これは一つの人類史!青羽悠『幾千年の声を聞く』

私はだいたい年に80冊~100冊程度小説を読んでいます。
本の選び方は様々で、書店を回って、
「これ気になる!」
って本をジャケ買いするときもあるし、Twitterで読書垢の方々の読了ツイートを見て購入することも。
あとは、なにか賞を取った作品もよく読みます。
新人賞を取った作品を読むことが多く、特に小説すばる新人賞は一気に12作品読みました。

青羽悠さんという小説家

青羽悠さんはそうやって読

もっとみる

10月の読書記録。

あっという間に10月も終わりになりました。
今月、読了した本は10冊!

『晴れ、時々くらげを呼ぶ』鯨井あめ

『カウントダウン』山本文緒

『屍人荘の殺人』今村昌弘

『茜さす日に嘘を隠して』真下みこと

『不在者 家裁調査官加賀美聡子』松下麻理緒

『夜の道標』芦沢央

『予測不能の1秒先も濁流みたいに愛してる』黒木渚

『世界の美しさを思い知れ』額賀澪

『夜行』森見登美彦

『サイレント・

もっとみる
9月の読書

9月の読書

今月はそこそこに読めて8冊でした。
下記は読んだ順です。

『青く滲んだ月の行方』青羽悠

『凪に溺れる』青羽悠

『檸檬先生』珠川こおり

『小説家になって億を稼ごう!』松岡圭祐

『チグリスとユーフラテス』新井素子

『コーリング・ユー』永原皓

『言の葉は、残りて』佐藤雫

『神の悪手』芦沢央

圧倒的におもしろかったのは『神の悪手』

9月に読んだ8冊の中で圧倒的におもしろか

もっとみる
【読書】4月の読書記録

【読書】4月の読書記録

今年の4月の読了は8冊でした。
新年度に入って少しばたばたしたけど、そこそこ読むことができて充実した一か月でした。
とはいえ、執筆の方はあまり進まず、プロットを作るだけで終わってしまった。
5月は読書も、執筆もしっかりやっていきたいですね。

『火のないところに煙は』芦沢央 4月1日読了

初めて読んだ芦沢央さんの作品。
タイトルがいいですよね。煙は、で終わっているところとか。
どういう内容か知ら

もっとみる
【読書】町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』その声は届くのか。

【読書】町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』その声は届くのか。

以前から読みたかったこの本をようやく読みました。

2021年の本屋大賞に輝いた、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』。

いや、もうね、久しぶりに涙しました。

評判にたがわぬ素晴らしい作品!

ざっくりとしたあらすじ母親から虐待を受け、家族から邪魔者扱いされながら生きてきた貴瑚。

「アンさん」や親友の美晴に救われて、家族から離れることができた。

しかし、いま貴瑚はそこから遠く離れた大

もっとみる
【読書】芦沢央『火のないところに煙は』感想

【読書】芦沢央『火のないところに煙は』感想

今回読んだのは、芦沢央さんの『火のないところに煙は』です。

私は初めて読む作家さんだったのですが、いろいろと賞を取っている人気作家さんなんですね。

読むきっかけはYouTubeのほんタメで紹介されたのかな。たぶん。

ページをめくる手が止まらず、仕事の休憩時間に先輩の話を無視してしまうくらいにおもしろかったです。

ざっくりとしたあらすじ作家である「私」に小説新潮から、

「神楽坂をテーマにし

もっとみる
【読書】森博嗣『すべてがFになる』

【読書】森博嗣『すべてがFになる』

このタイトルはずー---っと前から知っていましたがやっと読みました!

森博嗣さんの『すべてがFになる』です。

以前から読みたいとは思っていましたが、なかなか手が伸びず。

だって、デビュー作のはずなのに分厚いんですよ。

その半分くらいで読みたい本がたくさんあったからそちらを優先していました。

しかし、読んでよかった!

いやー見事にすべてがFになりましたね。

森博嗣作品との出会い私が初め

もっとみる
【読書】宮下奈都『羊と鋼の森』 仕事への思いが蘇る作品。

【読書】宮下奈都『羊と鋼の森』 仕事への思いが蘇る作品。

突然、なにかに心を奪われることは、誰にだって起こりうること。

それは、素敵な異性かもしれないし、スポーツの感動的なシーンかもしれない。

この本の主人公の場合、ピアノの調律だった。

今回読んだのは、宮下奈都さんの『羊と鋼の森』です。

第13回本屋大賞受賞作以前からタイトルは知っていたんですけど、ほかの本を優先してなかなか手が伸びなかった一冊です。

でも、読んでみたらぶちおもしろい!

もっ

もっとみる
【読書】住野よる『青くて痛くて脆い』感想。

【読書】住野よる『青くて痛くて脆い』感想。

一番初めに読んだ住野よるさんの小説は、『君の膵臓を食べたい』でした。

私はけっこうあまのじゃくなので、すごく人気が出てしまった小説ってなかなか読もうとしないんですよね。

特に映画化もされて、「感動作!」なんて言われてしまうと余計に、「ふーん」って気持ちになって。

でも、実際に読んでみたら、

「なにこれ!ぶちおもしろい!!」

となって、毎回、もっと早く読めばよかったって思うんですよね。

もっとみる