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スノーボールクッキーイセハラ

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神奈川県伊勢原市。脆い淡い表現出来たらなと思いながら、全然辿り着かないはなし。
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#スキしてみて

「もたらしたもの」~市内一周駅伝大会後編~

「もたらしたもの」~市内一周駅伝大会後編~

伊勢原市内一周駅伝当日だ。

俺達は、ラジオに出演していたおかげもあり、当日は、「もと2」だと、まじで囁かれるようになっている。

集合場所に失踪していたチャンが、現れる。

「アイドルにはならないけど、俺走るよ」

当たり前だ。

ポップが、親父にみんな揃ったと伝える。

ポップの親父は、監督である。

「じゃ、ゼッケン渡すぞ…」
「これ…が……言いたかった」

は?

言いたかっ

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「チャンの失踪」~市内一周駅伝大会~前編

「チャンの失踪」~市内一周駅伝大会~前編

これは、繋がりと絆のおはなし。
お正月は駅伝大会で盛り上がる。
神奈川県伊勢原市にも市内一周駅伝大会がある。

木ノ子二十歳くらいのはなし。 木ノ子とは、私。

いつもの様にフラフラフフフの毎日を、過ごしていたのだが、駅伝のチラシを見つける。閃いた私は、友人の彼に電話をする。

「俺達ならやれる」
「俺達なら走れる」

彼と言うのもかったるいのでポップとする。

ポップと俺は、5人いなけれ

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スクランブル交差点

スクランブル交差点

中学校の頃だった。
何年だったのかは、定かではない。

その日、朝から俺はソワソワしていた。
それは、新聞の折り込みに入ってくるような、地域コミュニティの話題を扱う、フリーペーパーだった。

親父に見せてもらった記事だった。

教室のドアを開けた時、情報通のホリが寄ってきた。

「木ノ子読んだか?」

「あれな、お前も見たの?」

「見たよ!行こうぜ」

「部活終わったら行こうぜ」

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朝6時のVロード

朝6時のVロード

神奈川県伊勢原市で一番有名な中学校知っているかい?

もちろん俺が卒業した中学。

理由は、俺がいたから。

そう、伊勢原中学校。略して伊中(イチュー)。2017年に創立70周年を迎えたらしい。

中学に入学した俺は、親戚から貰ったブカブカの学生服で入学式を迎えた。
すぐ大きくなるからとかではなく、

単純に普段は
ジャージ登校、
ジャージ下校、
ジャージ授業、
ジャージ恋愛だからだ。

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夏休みの限界

夏休みの限界

あれは、17の夏休み。

俺は、進学組ではなく、中学の仲間と毎日遊んでいた。

神奈川県伊勢原市。

毎年、夏のテーマを決めて遊んでいたのだが、その年のテーマは「限界」だった。

俺は、友人のタミとポンと40日間の夏休み中、恐らく35日間は一緒にいただろう。

何時間寝ないでいられるか、から始まり、

ホラー映画を何本連続で観れるか。

何時間外にいれるか。

アイスを何本食べ続け

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スノーボールクッキーイセハラ

スノーボールクッキーイセハラ

さてさて、伊勢原市のことも書こうかな。
これは、仲間のはなし。

~NiziUよりSiziU(20より、40)準備に40年。さあ。これからがモテる時~

なんていう、ダブル成人式でもやろうかと思っていたりね。

今年シジューの親父達はこぞってこのネタを使うからね。先に俺が記録に残しておくよ。

俺達にも、出会いや別れがあったんだよ。みんなと同じ。色々と。

若いなりに突っ張って、自分の意見が正

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