むー

不安を抱える普通の大学生。私が忘れる私のための備忘録。

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記事一覧

ナポリタンで大人になる

喫茶店といえばナポリタン、 上に悪きピーマンが乗っているナポリタンです。 悪きかどうかは人によって変わるのでしょうが、私は家では必ずピーマンは抜いて作ってしまい…

むー
2時間前

ちょっとした優越感

最近空を見ることが好きです。 きっと最近の話ではないんでしょうが、 ふと空を見て、雲の形を例えます。 例えばそれは龍になるし、おじさんに見えることもあります。 私…

むー
2日前
6

よきよきのよっくんろーる

むー
3日前

蓼食う虫も好き好き

時折、面白いなと思うんです。 飛行機に乗っている人々は全然知らない人同士なのに、みんな同じ場所に行くんです。 帰る人もいれば行く人もいます。 仕事の人もいれば旅…

むー
6日前
5

寂しさの灯

私は帰省する度に飛行機に乗ります。 お昼の暑さと共に長崎に着きます。 夕日を見ながら、羽田に向かいます。 夜に光る赤色の無数の光を認知した時、帰ってきてしまったと…

むー
9日前
2

弱さと不出来と曖昧と

私の趣味はなんでしょう。 きっとこれを読む誰も答えはできないでしょうけど。私にも答えはよくわかりません。 ひとつに絵を描くことがあります。 もうひとつ、ピアノもよ…

むー
12日前
5

私なりの惚気。

今日の話は暗いようで明るい話です。 私は人からの愛情に不信感を抱きやすいのです。 きっとそれは両親からの愛情が確かか不安な時期があったからでしょう。 幸いなことに…

むー
13日前
10

強欲ですね。

ぷかぷか浮かぶ海月を観ました。 ばしゃんと跳ねるイルカを観ました。 すいすいと泳ぐ小魚の群れを観ました。 私は水族館に行くのが好きです。 旅行とセットだと思うほど…

むー
2週間前
6

帰りました、

大学生、長崎から埼玉に引っ越しました。 埼玉の家が懐きませんでした。 居場所がないと嘆いていました。 大学3年生になりました。 実家に余所者として存在する気分になり…

むー
2週間前
4

夏の風物詩。

上京すること3年目、 私は初めて近所の祭りに遭遇しました。 多くの屋台が出る訳でもない、盆踊りを中心に子供が騒ぐそれでした。 大人になるにつれ行動圏内が増え、 祭…

むー
3週間前
4

最近思います。

私は最近思います。 割り切れる人になりたいと。 この人はこういう人で仕方ないと、諦められる人になりたいのです。私は勝手なことに人に期待をしてしまいます。そうさせ…

むー
3週間前
6

拝啓 死にたがりの君に

拝啓 死にたがりの君に 死のうとした君に、死ねなかった君に、ふと言葉をかけてあげたくなりました。 初めは高校3年生、6階のベランダ柵に足を掛けていました。今なら楽…

むー
1か月前
12

猫抱く女子と見つめる男子

私はフィルムカメラで写真を撮ります。 特に大好きな人たちをファインダーに写し、シャッター音が手中で響く瞬間が愛おしいのです。 なぜ私は人を撮るのでしょうか、 その…

むー
1か月前
3

どっちつかずで、犬と猫

私はどっちつかずです。 私はパン派かご飯派かすら答えられません。 人前ではポジティブでも、1時間後にはネガティブになっていることもざらです。 人への気持ちも薄れ、…

むー
1か月前
7

夏と本

本屋にも四季があって、 その中でも夏の本屋は特別な存在なのです。 今はうつ病の影響もあって、本を読むこともめっきり無くなりました。そんな私だって、高校生の頃は違…

むー
1か月前
7

大学生、うつでした。

久しぶり。 だんだん近づく雷の音に震える今、 私は文を綴ります。 今日は私の毎日の話でもしましょうか。 料理好きな私はこの2ヶ月キッチンに立てません。物を片付けるこ…

むー
1か月前
12
ナポリタンで大人になる

ナポリタンで大人になる

喫茶店といえばナポリタン、
上に悪きピーマンが乗っているナポリタンです。

悪きかどうかは人によって変わるのでしょうが、私は家では必ずピーマンは抜いて作ってしまいます。
ただ、喫茶店に来た時ばかりは、食べなければと意を決して食します。少し大人になった気分です。

今の私は何か克服したい期で、食わず嫌いを食べてみるという挑戦をしています。大葉の風味を美味しいと思えるようになりました。

これで私も立

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ちょっとした優越感

ちょっとした優越感

最近空を見ることが好きです。
きっと最近の話ではないんでしょうが、

ふと空を見て、雲の形を例えます。
例えばそれは龍になるし、おじさんに見えることもあります。

私はそれを伝えようと必死になって指差します。
きっと横で苦笑する彼は、理解したフリをしてくれています。

そんな私は月の満ち欠けが好きになりました。
満月に見えると報告してしまうし、
今日は満月じゃないみたいだよと指摘されてしまう時もあ

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よきよきのよっくんろーる

蓼食う虫も好き好き

蓼食う虫も好き好き

時折、面白いなと思うんです。

飛行機に乗っている人々は全然知らない人同士なのに、みんな同じ場所に行くんです。

帰る人もいれば行く人もいます。
仕事の人もいれば旅する人もいます。
寝て暇を潰す人もいます。
本を読む人もいて、音楽を聴く人もいます。
私はnoteを書く人です。

私の生活は私で精一杯ですので、
他の人の生活など考える気力はないのです。
それでも、こんな暇な時は他の人びとの脳内が気に

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寂しさの灯

寂しさの灯

私は帰省する度に飛行機に乗ります。

お昼の暑さと共に長崎に着きます。
夕日を見ながら、羽田に向かいます。
夜に光る赤色の無数の光を認知した時、帰ってきてしまったと感じてしまいます。  

地元を愛しているようで愛していません。
愛着はありますが、私が住むことはもうないでしょう。私の晩年は違う場所に捧げます。

それでも、東京にある無数のビルとそれについた飛行機への案内灯を見た時、寂しくなるのです

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弱さと不出来と曖昧と

弱さと不出来と曖昧と

私の趣味はなんでしょう。
きっとこれを読む誰も答えはできないでしょうけど。私にも答えはよくわかりません。

ひとつに絵を描くことがあります。
もうひとつ、ピアノもよく弾いていました。

こんな絵をよく描いていました。
下書きで殴り書きするだけでも、良きストレス発散でした。怒りの感情を抱くとよくピアノを弾いていました。心が落ち着きました。

ですが、本書きになると話は違います。途方の無い作業が待ち受

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私なりの惚気。

私なりの惚気。

今日の話は暗いようで明るい話です。

私は人からの愛情に不信感を抱きやすいのです。
きっとそれは両親からの愛情が確かか不安な時期があったからでしょう。
幸いなことに、関係が修復された以降は彼らの愛情が深いことに気づけています。

ですが、幼少期に抱いた疑念というのは簡単には無くなりません。愛情に貪欲な、飢えていると言った表現が正しいように思います。
そんなものは無いと分かりつつ、確かな友情や関係性

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強欲ですね。

強欲ですね。

ぷかぷか浮かぶ海月を観ました。
ばしゃんと跳ねるイルカを観ました。
すいすいと泳ぐ小魚の群れを観ました。

私は水族館に行くのが好きです。
旅行とセットだと思うほどには好きなのです。
私は水が苦手です。
海もプールも避けて通るほどには苦手なのです。

水族館というエンターテイメントが生まれても尚、私と海の生き物は本当の意味では交わっていないのだと思います。

ここで母の話をいたしましょう。
母が病

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帰りました、

帰りました、

大学生、長崎から埼玉に引っ越しました。
埼玉の家が懐きませんでした。
居場所がないと嘆いていました。

大学3年生になりました。
実家に余所者として存在する気分になりました。
もう私の家は埼玉の家なのです。

誰が何が悪いではありません。寝転がった時の感覚、景色、横にいるはずのぬいぐるみ。
それらが私の居心地を左右していることは明確です。

あと一つ、気づいたことがあります。
もう私は両親と喧嘩は

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夏の風物詩。

夏の風物詩。

上京すること3年目、
私は初めて近所の祭りに遭遇しました。

多くの屋台が出る訳でもない、盆踊りを中心に子供が騒ぐそれでした。

大人になるにつれ行動圏内が増え、
祭りと言えば派手な花火と屋台が普通になりました。思い返せば、小さいお祭りを楽しんでいた時代もあったと懐かしく思います。

幼稚園生の時は両親に連れられ、公園のお祭りに行きました。赤い浴衣に黄色い兵児帯を着てました。帰りにはプリキュア柄の

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最近思います。

最近思います。

私は最近思います。
割り切れる人になりたいと。

この人はこういう人で仕方ないと、諦められる人になりたいのです。私は勝手なことに人に期待をしてしまいます。そうさせるくらいに私の周りにいる人々は素敵です。

素敵なところばっかでないことも知っています。でも、所謂短所ですら、そう思う自分の方が悪いと考えてしまうのです。それがきっと私を生きづらくしています。それも知っています。

それを素直な純粋な人と

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拝啓 死にたがりの君に

拝啓 死にたがりの君に

拝啓 死にたがりの君に

死のうとした君に、死ねなかった君に、ふと言葉をかけてあげたくなりました。

初めは高校3年生、6階のベランダ柵に足を掛けていました。今なら楽になれる、そう感じたんでしょう。その思考が恐ろしく、その可能性を必死に消し去ろうとしました。

そして大学3年生、暗い夜が怖かった。ただただ、長い長い夜明けで1人で狭い箱で丸まってました。君は後では信じられない量の薬を飲みました。そし

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猫抱く女子と見つめる男子

猫抱く女子と見つめる男子

私はフィルムカメラで写真を撮ります。
特に大好きな人たちをファインダーに写し、シャッター音が手中で響く瞬間が愛おしいのです。

なぜ私は人を撮るのでしょうか、
その答えは川島小鳥さんの『明星』に詰まっている気がします。

彼が撮る人々は皆生きている。その生命を面白おかしく全うしている感じがするのです。

猫抱く女子と見つめる男子。
いくら見つめても2人を繋ぐハートの柵がどうなっているのかは、理解が

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どっちつかずで、犬と猫

どっちつかずで、犬と猫

私はどっちつかずです。

私はパン派かご飯派かすら答えられません。
人前ではポジティブでも、1時間後にはネガティブになっていることもざらです。

人への気持ちも薄れ、気持ちに迷いが生じることも少なくありません。

うつ病という診断が救いとなる日もあれば、足枷と感じる日もあります。

死にたいと思った翌日に、生きててよかったと感じることもあります。

なんでなんでしょう。なんて不器用で不出来な生き物

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夏と本

夏と本

本屋にも四季があって、
その中でも夏の本屋は特別な存在なのです。

今はうつ病の影響もあって、本を読むこともめっきり無くなりました。そんな私だって、高校生の頃は違ったのです。

図書館での勉強中、休憩と称して小説を漁ること。放課後に本屋さんの新刊コーナーに立ち寄ること。どれも欠かせないものでした。

特に大好きだったのは夏の時期の本の祭典。
新潮文庫のプレミアムカバーは高校生の頃から毎年買っている

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大学生、うつでした。

大学生、うつでした。

久しぶり。
だんだん近づく雷の音に震える今、
私は文を綴ります。

今日は私の毎日の話でもしましょうか。
料理好きな私はこの2ヶ月キッチンに立てません。物を片付けることが億劫です。
人の形を保っているだけの生命体です。

そもそも私の両親は鬱病を抱えていて、必然かのように私も高校生の時に鬱病になりました。

一人暮らしして3年目やっと病院にもう一度通う勇気を出しました。やっぱり変わっていませんでし

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