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どこまでなら許される?
はじめましての方、改めましての方、こんにちは。ふありの書斎へようこそ。
最初に、この記事のタイトルに興味を持って下さった方々、もしかしたらあなたが抱いているイメージ内容と、酷く異なる内容かもしれません。
けれど…この言葉は好きではないのですが、表面をサッと触れる感覚で読んで頂ければ幸いです。
現在、わたしは心の病を抱えています。
そして、病と並行するかのように、中学時代から個人活動で、物語創作
感想文『パリは燃えているか〜シンドラーズ・リスト〜1.200人のユダヤ人を救ったドイツ人〜より』
《前書き》
わたしは現在、読書が殆ど出来ません。なので、昔読んだ原作本に忠実に沿った映画で知った事実を、自分なりの感想文として書かせて頂こうと思いました。ただ、わたしは読解力も低く、学生時代から《読書感想文》が、苦手なため、この選書の、本には相応しくない稚拙な文になっていると思いますが、わたしなりに解釈し感じたままに書きました。皆様に、ご一読して頂けると幸いです。
※また、戦争関連の記事に苦手意
【ご報告】私、文章を書くことも、読むことも困難な状況です
皆様、お久しぶりです。
ふありの書斎です。
療養生活、一ヶ月が過ぎました。そこで、経過報告を書こうと思い至りました。
初めに語ると、書くこと読むことが、全く出来ないわけではないのです。ただ、以前と比べても、状態は悪化しています。統合失調症&合併症のために、わたしは…多くの薬を服用しています。その、副作用でもあると、主治医は言います。
わたしの病に完治はありません。寛解止まりです。
続∶午睡とピクニック〜 終章〜
3月。外はまだ寒い。
ぼくが、こゆりをマンションに連れてきた日は、雲が低く垂れこめ、細い雨が降り注いでいた。
「はい。今日からここが君の家だよ」
玄関の、鍵を開けてこゆりを中へ案内したとき、情けなくもぼくは、もの凄く緊張していた。今まで、女の子を家に招いたことなんて無かったから、とにかく、ここが安全な場所だと思ってもらいたかった。
「お腹減ったでしょう?なにか作ろうか?」
ぼくの問いに、こゆ
続∶午睡とピクニック #6
こゆりの妊娠が発覚してから、約3ヶ月。まだ、お腹の膨らみは殆ど無い。
けれど、元々身体があまり強くないこゆりは、必ず難産になると、医師は告げる。ぼくも、事務所に話をつけて、子供が産まれる前後の長期間、休暇を取った。今迄、仕事依頼を文句一つ言わず、引き受けてきた。その信頼関係は、何よりの強みだった。
「わあああ。海外にはこんな素敵な教会があるのね。虹のかかる教会とか…ね?碧ちゃんは、どんな式場が良
続∶午睡とピクニック #5
カタッと小さな音がした。
ぼくの心臓が早鐘を打ちはじめる。
「あなたは少し待っていてね、こゆりちゃん。少し、碧に言っておかなければならない事があるの」
姉さんの声だ。
「…碧」
「姉さん?」
ベッドの上に、ストールを抱きしめたまま、黙り込むぼくの背中に、姉さんが、そっと手を伸ばし、上下にさする。
「私、帰らせてもらうわね。目的の話も出来たし、十分だわ。それから…」
姉さんは、ひと息ついて
続∶午睡とピクニック #4
「こゆり!待って!」
ガチャガチャと、慣れない手つきで、玄関の扉を開けて出ていく、こゆりを、ぼくは必死に追った。あんなに小さな身体のどこに、こんなスピード感があるなんて。信じられない。長い髪を左右に振り、キャミワンピースの裾から覗く、ふたつの細い素足で、駆けていく。
こんなのは嫌だ。
ぼくから去っていくこゆりを追いかけるのは嫌だ。
素早い小動物の様に、こゆりはエレベーターに乗り込み、ぼくが追