暮れゆく夕陽と向日葵の闇

　突然ですが、皆さんはお酒飲まれますか？
私は下戸…というか、理由があります。

病気の話になりますが、基本、精神疾患を抱えている人はアルコール禁止なんだそうです。精神科の主治医からの言葉なので、偽りではありません。

身体に影響する病にもよりますが、精神疾患の患者は原則アルコールは禁止なので、勿論、わたしも飲酒経験は殆どありません。麦酒ビールを一口飲んで、その苦みに苦手意識ができました。

それでも、病院に通院している人の中には、お酒を飲んでしまう人が結構いるそうです(アルコール依存の方は除きます)。

実は、もう10年近く前に、久々に学生時代からの友達と再会を果たした、暮れゆく夕陽の時間帯に、友人は、これからの雑談のお供に、ビールとおつまみをスーパーで幾つか購入していました。

その友人も、精神疾患者で、お酒は禁止されていると思います。それでも、なんの躊躇ためらいもなくスーパーのカゴに次々とビールの缶を入れていくので、空恐ろしくなりました。

もし…、
そのお酒が原因で、
具合が悪くなっても、
非は、当人にあるので、
誰からも救われません。
厳しいようですが、
自己責任です。

わたしも、臆病者なので、
「お酒はだめだよ！」
と、言うことが出来ませんでした。
情けないです。

健常者の方の飲酒は、適量を守れば認可されていますが、何かしらの病で、薬とお酒の相性が悪く、最悪の場合、命を落とす事も有り得ます。

その友人は、向日葵みたいに明るく、前向きポジティブな姿勢で、ほぼ引きこもりのわたしには眩しい存在でした。

一回、連絡のメールが届いたのですが、その後、音沙汰なしで、もしかしたら、症状が悪化して、入院などになっているかもしれません。
とても、心が痛みます。

年月の経過は時に恐ろしく、あんなに品行方正だった友人の変容ぶりに、人間の闇を感じた瞬間でした。

連絡が途絶えて、数ヶ月、彼女の無事を祈っています🙏✨