question:結婚は本当に人生の墓場か? #人間関係の悩み
うちの上司は、結構奥さんの尻に敷かれている。
本人の名誉のためにあまり明確なエピソードを言えないのが残念なのだが、二人の子供が荒らした部屋を毎日片付け、掃除や茶碗洗いをし、飯を食って深夜に眠る。どれだけ残業して遅くに帰ってこようが、その生活が変わらない・・・らしい。本人談なので真偽の確かめようが無いのだが。
そういった感じで度々恐妻家エピソードを披露しては、私たち若手男性メンバーの婚期を遅らせようと企んでいる。(もちろん冗談ですよ)(誤解しないでくださいよ)
私もアハハ・・・と笑いはするものの、正直結婚に対する不安がないわけではない。仮に今好きな人が居るとして、結婚して性格が豹変する可能性も十分にあり得て、そんな部分まで受け止められる広い心と余裕が今の私にあるのか。そう考えると、やっぱり一人の方が楽だなぁとなってしまう。
結婚にまつわる格言の中の一つに「結婚は人生の墓場」という言葉がある。結婚や恋愛の話をするとき、ことあるごとに(特に男性が)言いがちだ。「結婚した瞬間人生は終わりに向かう」というようなネガティブな印象を持たせるための言葉である。私も何度もこの言葉を聞いた。
しかし、これは本来の意味から
著しく離れた使われ方をされている。
「墓に入るまで一人と愛しあえ」というすごくいい意味なのだ。いったいどこでこの言葉が歪曲されてしまったのかわからない。ちゃんと伝わっていればもっと印象は変わっていたはずなのに。
一つ私がきっかけとして思うのは、一時期、テレビのバラエティやドラマなどで「鬼嫁」「恐妻家」といった話題が大きくクローズアップされた時期があった。皆さんも記憶にあるのではないだろうか。「芸能界恐妻家王決定戦」とか。
あの時期に「怖い家庭」「恐ろしい嫁」がショーアップされすぎたせいで、結婚はマイナスだ!とか嫁なんて持つもんじゃない!っていう人が増えたのではないかなと、個人的には思っている。
結婚って墓場。
そうみんな思っているのかな?だとしたら
それは物凄く大きな損失なんじゃないだろうか。
愛しい人が毎日隣におってくれる。そのことがいつしか当たり前になってしまうから悪いのであって、本当はもっともっと何倍も価値のあることなんじゃないだろうか。
未婚でろくな恋愛もしてない私が言うのも非常に恐縮なのだが、そう思ってしょうがないのである。
なので、もし私が結婚する時が来たら
「結婚は人生の墓場だ!!」と大声で言うために
ありとあらゆる手段を尽くそうと思っている。
そして、うちの上司にもそのことを感じてもらえるように頑張りたい。一人の人と添い遂げることを決断したあの日を、恥だとか、後悔だとか、そういう記憶に塗り替えて欲しくないので。
おしまい。
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