マガジンのカバー画像

ジンとチラーとタニマギー

408
「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

「永世に平和を守るといふ意志のこの国の場合の弱き響きよ」(唐津常男氏「戦火」、1950年9月「短歌研究」)
「遂げ得ざる論文を措きて卒業す悔とし言はばかかる悔のみ」(同「学徒出陣の歌」、1943年12月「短歌研究」)
※10/30/2023、東京新聞夕刊「一首のものがたり」

「『沖縄音楽総覧』の存在は知っていました…いちばん好きな沖縄の音楽です…あの音源は、売るための音楽とはかけ離れた存在というか、そこに痺れますね」(HARIKUYAMAKU)
※bounce 2023/11(タワーレコード)
https://open.spotify.com/artist/2RANRmuadtyn5Pb3bX1Ih0?si=P0ubpnu9Qh-alPU_tACpjQ

“人在干天在看 苍天有眼” (李克强)
「人の行いは天が見ている」(李克強)

“人在做天在看”という言葉もある。

伯父「お前らニッポンのガキ、なに知ってる。知らんかったらこの先もずーっと知らんやろ、バカタレ!」
※映画「パッチギ!」(2004)

http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=36484&key_search=%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%AE%EF%BC%81&20231028

こんな場面を目撃した。マリリン・モンローのまわりに大勢の男が集まっている▼1人の男がモンローの服を突然破った…その屈辱にもモンローは笑った…笑うことで怒りを封じ込めたように見えたという
※10/16/2023、東京新聞「筆洗」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/283966?rct=hissen

パレスチナ自治区のガザ。人びとの間でこんな奇妙な「習慣」が生まれているそうだ。親がわが子のおなかや足にその名を書き記しているという…停戦の道を何としても見つけたい。体に名なんぞ書かせてはならぬ。
※10/25/2023、東京新聞「筆洗」https://www.tokyo-np.co.jp/article/285791

肝心なのは記者の姿勢…強者にはひれ伏し、弱者には居丈高にまとわりつく、この生業に就く者にありがちな最低最悪の振る舞いーかつて辺見庸が使った辛辣な表現を借りれば、“糞バエ”だけには断じて堕しないこと。
※11/5/2023、サンデー毎日「抵抗の拠点から」

「過去パートは、20歳のころに書いた初めての小説が土台になっている」「ものすごく下手だったけど、満たされぬ恋愛という強烈な磁場を持っていた。自分の中にも心残りがあったようで、今なら作品として結晶化できると考えた」
※9/9/2023、東京新聞『最愛の』(集英社)刊行 上田岳弘さん

若い哲学の教授と夕食の席で話した際、急に顔が赤くなった…(恋愛感情がなくても)「私はまだ男の前でぎこちない。若い男の前で自意識に悩まされる」(社会学者・鶴見和子氏)
※10/15/2023、東京新聞

https://www.tokyo-np.co.jp/article/281651

「息子を戦地へ送り出すのを喜ぶ母親はいないでしょう。本当は悲しいとか寂しい気持ちだったはず。だけど、それを言える時代ではありませんでした」(早稲田大学、100歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「過去を顧みることが、同じ過ちを繰り返さないために必要。今の若い人に私のような経験をしてほしくないし、平和の尊さを強く自覚してほしい」(京都大学、101歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「おまえも、いずれ恋をするんだな。かわいそうに」(寅次郎が小学生の満男に)
※「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」(1982)

「軍隊、それは予想していた何層倍もテリブルな所です。…全ての人から人間性を奪ってしまっています。二年兵はただ、我々初年兵を奴レイのごとく、否機械のごとくに扱い、苦しめ、いじめるより他に仕事もないのです」
(早大政経学部・ブーゲンビル島で戦死、28歳)
※「きけわだつみのこえ」

出陣した学徒の正確な人数、陸海軍のいかなる部門に配属されたのか、そして何より戦死者の数はどれほどなのか、何一つ明確ではない。
※9/6/2023、東京新聞夕刊 保阪正康「耳に残る出陣学徒隊の慨嘆」
※「日録20世紀1943年」(講談社)