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ジンとチラーとタニマギー

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「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
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2023年7月の記事一覧

あの頃の自分にばったり出会ったとしたら…
「あなたなんて言う?」
「…もっとやれ、もっとやれ、と発破をかける。あなたたちの力が及ばないから、こんなひどい時代になったんじゃないか、って。…」
※10/8/2021,東京新聞 落合恵子さん「私の東京物語」より

革命というものは根絶すべき悪弊のひどさに正確に比例するもので、悪弊がひどい場合にのみ流血の惨事になるわけですが…貴族街の人間はこのことを知らなかったのです。
※スタンダール「赤と黒」(1830、小林正訳、新潮文庫)

「革命家のことを悪く言うのは間違いだぜ…このピストルだって、あんたのためなんだぜ。こいつはな、あんたの負い籠の中に、もっとたくさん食べられるものを入れてやるためじゃねえかよ」(ガブローシュ)
※ ユゴー「レ・ミゼラブル 4巻」(1862、ちくま文庫、西永良成訳)

「ミステリーは基本的人権の保障される民主主義社会において発達する」。森村さんの言葉である。人権のない社会では合理的な証拠は必要なく、拷問で白状させればよいのだから-。
※7/26/2023、東京新聞「筆洗」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/265452?rct=hissen

スマホ充電は1日1回が理想
バッテリーに最も負荷がかかるのが充電0%、100%のとき
100%を維持し続けると劣化
充電のタイミングは残量20〜80%のとき
劣化を防ぐポイントは、充電したまま長時間放置しない、充電中に使用しない、など
※暮らすめいと2023年8月号より

「ろう者は、手話という日本語とは異なる言語をもった少数民族のようなものである」(米内山明宏氏『プライド』より)

男子学生は「会社に言われる通り『おりこうさん』にしていても、自動的に賃金を上げてくれることなんてない。労働者はもっと声を上げるべきだ」と話す。
※7/17/2023、朝日新聞「初の『非正規春闘』どうなった」より

「友人あるいは知り合いが小説を書いてしまった、全ての方々に言いたい。…読んであげなくちゃ、なんてそんなことはない。安心して読まないでほしい。誰もが読みたい本を、読みたい時に、読むべきなのだ」(高瀬隼子)
※8/8/2022、東京新聞

円楽さんは私を「マムシのおトキ」と呼んでくれた。「どうしてですか?」と聞いたら、「その笑顔、見てるだけで男を回復させる力があるな」って!
※4/30/2019,東京新聞夕刊「この道 加藤登紀子」19回より

「現代日本の風景、何という暗い、何という非文化的な」
「われわれ教員は喇叭手に似ている。政府がA曲を吹けといえばいやでもA曲を、B曲を吹けといえばいやでもB曲を吹かねばならぬ」(新美南吉の日記)
※7/19/2023、東京新聞夕刊「『ごんぎつね』だけじゃない南吉」より

世間では「人の仕事がなくなる」と騒ぐ。そんなに仕事したいんですか?
AIによって「時間ができる」なら…省いた時間で仕事はしない。いざ自給とDIYへ。
※7/22/2023、東京新聞 高坂勝氏「Re Life ローカルへ」より
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264698

「セーブ・ザ・キャット(ネコを助ける)」と呼ばれるハリウッドの脚本技術の一つらしい。…観客は悪いことをした人物に共感しにくいが、パンをあげるという行為によってとたんに好ましく感じるようになる。
※7/17/2023、東京新聞「筆洗」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/263670?rct=hissen

「体制側に立つと人は自分の立ち位置を疑わない。正しい側にいると思っている人間には興味が持てない」
※7/20/2023、東京新聞「この人 『極楽征夷大将軍』で第169回直木賞受賞 垣根涼介さん(57)」

「芙美子は男のイヤーな感じを描くのが天才的にうまいんです。で、男に恥をかかせるのがとっても上手な作家でもあります」
(柚木麻子)
※7/10/2023「100分de名著 林芙美子 放浪記」