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会える日を迎えに行く

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3月が苦手なのでその日を迎える覚悟を積み重ねようと試みるために文章を綴る。
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2024年1月の記事一覧

08:結婚なんて婚活なんて

08:結婚なんて婚活なんて



辻村深月さん『傲慢と善良』読了。
SNSでも話題だった。
あまりにも話題すぎるドラマと本は避ける傾向がある。
ミーハーの4文字が頭に浮かんで、本当は興味がすごくあるのに避けてしまう。
波が引いたら手に入れようかな、なんていつも思っている。
今回は、「独身アラサー」を謳っているインスタグラマーさんが紹介していて、なんだか我慢できなくなって購入。
いとも簡単に流行に乗った。
読み終えて、図書館で借

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07:前兆を見逃すな

07:前兆を見逃すな

かの有名な『アルケミスト』。
ついに手に取って読んでみた。
2時間くらいで読んだが、もっと時間をかけて読みたい。
何度でもページを繰りたい。
読んでいて浮かんだ光景を絵に描きたい。

旅に出る、大いなる魂を求めて安野光雅の『旅の絵本』が好きだ。

『旅の絵本』に惹かれていた自分を遠くに置いてきてしまっていた。
そんなことに随所で気がついた。
少年の名はサンチャゴ。
でも、小説の中で少年は「少年」と

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06:存在する罪、原罪、はたまた現在

06:存在する罪、原罪、はたまた現在

西加奈子さんの『i』読了。
苦しくなって、溺れて、救われたような気がしながらも言葉にできなかったかつての感情に出会って、やっぱり苦しい。
そんな感情でいっぱいのままこうして書き始める。

存在する罪宗教的な意味ではなく、存在しているだけで罪の意識を覚えることは私にもあった。
助かった側、生き残った側。
大袈裟な言い回しじゃなかったとしても、正義を振り翳した側、傷つけた側、嘲笑した側。
見えない線を

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05:透明な夜の香り

05:透明な夜の香り


千早茜さん3冊目読了。
さんかく→男ともだち→透明な夜の香り

小川洋子みたいだなと小川洋子みたいなモチーフの作品だなと思ったら、解説を小川洋子さんが書いてらっしゃった。閉じ込める、飾る、密やか、ひんやり、隔絶された洋館。こんなものに小川洋子さんを感じた。
例えば『沈黙博物館』や『薬指の標本』を彷彿とさせるような。
けれど、モチーフは似ていれどやはり千早さんの千早さんたる人物描写があって、新城は

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04:虚構さえも美しく

04:虚構さえも美しく



具合が悪い。

万年具合が悪いことをかっこいいと思っていたのは大学生の頃。
30代目前になって、健康であること、健康が滲み出る人を目指していることが恥ずかしくなくなってきた。

でも今は具合が悪いのだ。
年始からの連勤が祟って、あっという間に病気になった。
大袈裟に「病気」なんて書いてみたけれど、1週間もすれば治るものさ。

もう何年も観ているYouTuberの1人、

HARUKAさん。

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03:熱が出たらいじっぱり

03:熱が出たらいじっぱり

晴れてて気持ちのいい日。

私の周りに発熱者と思しき人が4人。
待合室にはインフル疑惑の発熱者は入れてもらえない。私とおんなじで待合室からあぶれた人たち。
フラつく体で立って待ってるのは正直キツイ。

猛烈に働く日になるはずが、昨晩からの発熱で仕事にならなかった。
発熱外来は満員、受付のお姉さんもお医者さんのおじいちゃんも優しい、という理由だけでちょい遠目の病院までエンヤコラ。

ショゲて職場から

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02:男ともだち

02:男ともだち



千早茜さんの『男ともだち』を読んだ。
(以下、内容の解説はしていませんが、ネタバレありというか、ただただ読後の熱冷めやらぬ状態で書いています。まだお読みになっていない方は、ぜひ『男ともだち』を読んでください。)

ハセオ=必要な毒の存在ハセオの存在が読後、毒のように体内を巡っている。
神名という女主人公の年齢が自分に近かったこと、千早さんの作品『さんかく』が最高だったこと、解説を書いている村山

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01:会える日を迎えに行く

01:会える日を迎えに行く


kが貸してくれた本『あしたから出版社』を読んだ。懐かしい作家の名前、忘れかけていたタイトル、読み切っていなかった本のタイトル…。忘れたくないので、ここに本の中で再会した数冊を記す。
まず、『ノーラ、12歳の秋』。12歳になる前に、寂しい気持ちを抱えて、でも当時の気持ちを遠い国の作家さんが代弁してくれることが嬉しくて読んだ本。実家に置いてきぼりにしちゃった本。夏に読むには向かないけれど、小さな地元

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