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これから⑮ 大木のハグ
2020年4月
#stayhomeのハッシュタグが流行った2020年の春
わたしは日当たりの良いキッチンで、おいしく栄養のある料理を食べることに幸福を見出していた
メディアが発信する様々な情報に不安を仰がれながらも
冷蔵庫にある新鮮でカラフルな野菜や、
ソーシャルメディアを通じて知る人の暖かさ、窓の外に向かって歌いだす人々の動画や音楽を見て、
わたしはなんとか心の平穏を保っていた
日常と自
ドイツに移り住むまでの道のりと、これから⑬ 絶望がくれた勇気
2019年12月
わたしが2013年12月から6年間、働いていたスパのオーナーは、ドイツで生まれ育ったトルコのひとだった
行動力と、有無をも言わせないようなつよさがあり、
意思のチカラでものごとを進めていく
でもあたまの中がカオスなようで、何度も話したり聞いたりしないと忘れられてしまうこともある
日本に一時帰国したり、旅行や勉強のために休暇の申請をしたいときわたしはいつも気を揉んだ
同僚た
これから➉ すきま回
ときを超えて、2022年の4月にきている
このシリーズで止まっていた時点からは、8年ものすきまができた
そのあいだ、わたしは感情のもつちからと、それを表現するために時間をつかっていたようだ
出会いがあって、体験があって、
感情が流れて、わたしは学んでいく
すべてのことは、導かれるように
声をはっするのを恐れていたのも、声を発する必要があるからにすぎない
辞めていたコーヒーを、昨日久しぶ
ドイツに移り住むまでの道のり⑨ハグする友達
2014.03
こっちのひとの挨拶は、ハグとキスだった。
慣れない文化と生活、考え方、言葉がうまく喋れなくても、日々は前に進んでいく。
仕事のあと、同僚が声をかけてくれて一緒にご飯を食べに行く。
面倒見のいいシルビアは、メニューをあれこれ説明してくれる。
何を食べたいかよりも、何が注文できるのかの方が、その当時わたしには重要だった。
オレンジ色の飲み物と、サラダがこんもりとのったピザ。