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【お題:放課後ランプ】我ら、学校放課後お助け隊!
よいか、諸君。
我々『学校放課後お助け隊』を数年やってきた訳だが、ある問題点を抱えていた。
何度も警察を呼ばれてしまう事だ。
確かに平均年齢46歳のおじさんが小学校や中学校に上がり込んで、告白や課題の手伝いをしたりするのは、傍から見たら不審者だ。
そこでこのランプを導入した。
名付けて……放課後ランプ!
これさえあれば助けが必要になった時にランプが光……むっ?! もう光った!
よー
『最強姉妹の末っ子』第14話
人混みを掻き分けて、また路地裏に入っていく。
奥に進むと、そこら辺に転がっていそうな空き箱が山積みになっていた。
ティーマスはそれを一個一個丁寧にどかしていた。
時間短縮のため、私もロリンもティーナも一緒に協力すると、入り口が現れた。
金庫みたいに小さくて頑丈そうな扉だった。
ティーマスがドンドンと強めにドアをノックすると、「誰だ」とたくましい声が聞こえた。
「俺だ。ティーマスだ」
【お題:真夜中万華鏡】万華鏡ワールド
深夜3時に万華鏡を覗くと、不思議な世界に連れて行かれる。
そんな都市伝説を僕は半信半疑でやってみた。
たまたま部屋にあった万華鏡の中を覗き込んでみると、僕の身体が吸い込まれるような感覚がした。
気がつけば、周囲がきらびやかになった。
赤、青、黄、緑の妖精達が僕の周囲をまわりながら歌を歌ってくれた。
歩く度に世界は変わっていった。
最初は砂漠だと思っていたが、一歩進むと都会になったり、
【#青ブラ文学部】永久欠番のあなたへ最高の名誉を
永久欠番のあなたへ
あなたが私達に与えてくれた恩恵は計り知れません。
まず、人をぶん殴る事以外使い道がないと思われた木の棒をバッドという魅力的な道具にしてくれました。
次に水分補給や防具ぐらいしか価値の無かったヤシの実をボールという画期的な使い道がある事も教えてくれました。
他部族との抗争に疲弊しきっていた我々に野球という刺激的なスポーツを教えてくれたあなたに我々から永久欠番の名誉を送り
『最強姉妹の末っ子』第12話
あんなに重たそうに背負っていたロリンのリュックがいつの間にか片手で持ち上げられるくらい軽くなっていた。
チラッと中身を見たが、空の瓶でいっぱいだった。
はたしてピグマリーオに着くまで持つかどうか不安だ。
辺りが明るくなったおかげで、周囲の景色を確認する事ができた。
出発する前は緑豊かな草原だったのが、いつの間にか枯れ木が多くなっていた。
不毛の地――とでも言うのだろうか、雑草一本すらも
【お題:トラネキサム酸笑顔】スマイル治療
はぁ……はぁ……クソッ、撃たれてしまった。
すごい腹から血が……い、急いで救護班の所へ行かないと。
お、おぉっ! ちょうど良い所に!
頼む! 腹から弾丸を取り除いて縫ってくれ!
……おい、どうした? なぜ満面の笑みで俺を見ているんだ。
なに? スマイル治療だと?
馬鹿野郎! 笑顔を見せるだけで傷口がふさがるか!
はぁ、はぁ……早く……し、止血剤を……わ、綿でもいいから早く!
お前
【お題:ラムネ炭酸寝顔】路上ライブで披露する曲の音源テープ
今日も私は早起きだ
隣にいるあなたの寝顔が見たいから
アラームをこっそり消して
いつまでも眺めていたい
淡く弾け飛ぶ
シュワッとした炭酸みたいに
ラムネみたいに爽やかな恋が……
はぁ〜〜〜〜〜〜!!!!
よいとこさ! よいとこさ!
べベン ベンベン べベン ベンベン
はぁ〜〜〜〜〜〜!!!!
よいとこさ! よいとこさ!
べベン ベンベン べベン ベンベン
鹿が歩けば屍があるさ
だけど、世
『最強姉妹の末っ子』第7話
私は待っている間、旅立つ準備の最終確認をした。
携帯食料とナイフとお金と着替え。
鞄は動きやすいポシェットに入れて首から掛ければ……うん、見た目は完全にピクニックに行くような感覚だけど、万が一戦いがおきてもいいように身軽な格好が一番だよね。
私は満足した様子で頷いたとほぼ同時に「できたー!」とロリンの声が聞こえた。
「何ができたの?」
私が駆け寄ると、机の上にピニーと同じ三角帽子を被った
『最強姉妹の末っ子』第6話
「大丈夫? メタちゃん?」
私の視界には、ロリンや大勢のピニー達に覗きこまれていた。
「へ、平気よ……」
本当は全ての骨が砕けたと言わんばかりに痛かった。
爆発と衝撃の耐性は付けられていなかったの?
私は何度か深呼吸してから起き上がった。
「ふぅ……あれ? 魔機達は?」
あんなに私達に襲いかかってきた魔物ロボットの姿がどこにもいなかった。
「ムーニーが飛んで行ったから、一匹残らず尻尾を巻