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日々雑感

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日々思ったこと、感じたことを特にテーマを決めずに書いています。
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#精神疾患

不安と薬

不安と薬

入院、手術まで1ヶ月を切りました。

そのせいかどうかわかりませんが、昨日から久しぶりのうつ状態になっています。

手術そのものへの不安もさることながら、4週間もの入院生活への不安のほうが大きいといえます。
4週間、ほとんど誰とも接することなく、ベッドでの生活。
病室の同居人たちとの交流は多少あるでしょうが、普段の仕事での人との交流や神経の使い方とは比較になりません。
また、病院内を歩くこともでき

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双極性障害【好きなこと】

双極性障害【好きなこと】

最近、半世紀ぶりに写真への興味が復活し、週末にはほぼ毎週写真を撮りに出掛けています。

そんな私がよく言われること。
「そうやって興味のあることをしていれば、病気のことを忘れられますね」
「好きなことをして、病気の回復に繋げられるといいですね」
などなど。

症状が重かったときにもよく似たようなことを言われました。
「好きなことをして、気を紛らわせたらいい」
「病気のことばかり考えないように、興味

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双極性障害【戸惑う一言】

双極性障害【戸惑う一言】

自分が精神疾患を患っているということを人に告げたときに、よく言われる一言。

「ぜんぜんそんなふうに見えませんね」

病気であることで心配をかけたくないので、元気に見えたのは喜ぶべきことなのだと思います。

ただ、その後に、

「それだけ元気だったら、大丈夫ですよ」

と言われることがあります。

どう応えたら良いのか戸惑います。

その人は感じたことを素直に言ってくれたのだと思いますが、「無責任

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双極性障害【振り返り】

双極性障害【振り返り】

久しぶりに病気のことを書きます。

今年の初め以来、気分が落ち着いています。
怖いくらいに落ち着いています。

それまでは毎朝、頭が重く、やっとの思いで家を出て職場へ向かっていました。
この頭の重さ、頭重感というのだそうですが、これが私の最大の悩みでした。
それ以外にも、憂鬱な気分になって何もする気にならなかったり、そうかと思うと、とたんに張り切って、できもしない新しいことを始めてしまうことが多々

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双極性障害【早朝覚醒】

双極性障害【早朝覚醒】

相変わらず熟睡できずにいる。

今朝は3時半に起き上がった。
ビートルズの音楽を流しながら、コーヒーを飲みながら、この投稿を書いている。

半年前には考えられなかったこと。
そのころは、朝起きてしばらくすると頭の重さが始まり、動けなくなっていた。
だから、ギリギリまで床の中にいて、起き上がってからできるだけ早く家を出ていた。
それが、今はこうしてゆっくりした時間を過ごすことができるようになった。

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双極性障害【躁なのか】

双極性障害【躁なのか】

今年の初めから気分の落ち着きが続いている。

加えて、この1ヶ月ほどは気持ちが昂っているとも言える。
眠れないことも多い。
もともと睡眠時間は短いほうだが、1月以来、5時間以上眠ったことはないと思う。
連続した睡眠は長くても2時間程度。
本当は8時間くらい続けて眠りたいと思う。

今、仕事が大変なこともあり、床に就いても仕事のことを考えている。
夜中に起き上がり、パソコンに向かって資料を作り始める

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双極性障害【久しぶりの頭重感】

双極性障害【久しぶりの頭重感】

2ヶ月ぶりに頭の重さがやってきた。

重い、重い。
額に「鉛くん」が貼り付いている。
どす黒く光沢のない分厚い鉛の板。

いったい何が起こったのか。
いや、何も起こっていない。
ずっとこれが自分だったのだから。
むしろ、2ヶ月間、頭の重さを感じなかったのは「何か起こったのか」なんだ。

今日、これから一日、どうやって過ごそう。

最近、復活した写真撮影?
昨日は行けたけど、今日は行けそうもない。

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双極性障害【人と比べない】

双極性障害【人と比べない】

あるところで過食に悩んでいることを訴えたとき、こんなことを言われました。

「世界には食べたくても食べられない人たちがたくさんいます。だから、食べられることを喜びましょう。」

どう思いますか?
私はカチンときました。
人の気持ちが分からない人だな、と思いました。

また、こんな言葉を耳にしたことがあります。

「どんな障害がいちばん辛いと思う?」

心ない言葉です。

人の感情は他人のそれと比べ

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体重

体重

今、私の人生で最も体重が重い。

驚くほど重い。
今の体型は屈辱的ですらある。
暴食がたたっているのは分かっている。
いったん頭の重さがくると、食べる食べる。
チョコレート、炭水化物、饅頭、などなど、手当たり次第に食べていた。
脅迫的ですらあった。

それをやめた。
1月初めに。
ちょうど薬が切れた時期。
先週からは糖質制限も始めた。
「どうせ長続きはしない」と思っていたが、意外と続いている。

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【パラダイムシフト】

【パラダイムシフト】

だいぶ前に一度読んだ本。
もう一度読んでみました。

うつ病になり、それを克服した主人公。
この本の中で最も印象に残っているのが、次のくだり。
『「今」は「今」のためにあるんであって、「未来」のために「今」を使ったらだめだ。「今」どれだけ素晴らしくできるかって話なんだ』

過去が今の自分を作っているわけではないし、未来でもない。
今に注目し、今の心の声に耳を傾ける。

今、見えるものの中で気になる

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双極性障害【障害者とは】

双極性障害【障害者とは】

私は今、障害者雇用枠で働いています。

これまで、障害や障害者関係の書籍を読んできました。
いろいろな方の話を聴いたり、話し合ったりもしました。
そのような中で自分の障害について考えたところ、こんなことを思っています。

障害者を障害者たらしめているのは障害そのものだけではなく、障害者に対する社会の無理解や差別・区別が理由であることもあるのではないだろうかということです。

私の場合で言えば、双極

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双極性障害【急がない】

双極性障害【急がない】

昨日に続いて論語から。

『子曰わく、速やかならんと欲することなかれ。
小利を見ることなかれ。
速やかならんと欲すれば則ち達せず。
小利を見れば則ち大事成らず。』
(子路第十三の十七)

私は、
「急いではいけない、目先の利益を追ってはならない。
急げばそれを成し遂げることができず、
小さな利益に目を奪われれば大きなことを成し遂げられない。」
ということと理解しています。

この章句を思いだすのは

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双極性障害【薬いらず】

双極性障害【薬いらず】

先月8日以来、気分の良い状態が続いています。

気分が安定していると、あれほど悩んでいた過食、暴食をしないで済んでいます。
過食、暴食どころか、間食をしたいとも思いません。

気分が不安定なころに何を食べていたかというと、チョコレート、炭水化物、和菓子など、そのときどきによってさまざまでした。
そのころは、気分不安定→糖質過多→自律神経の乱れ→気分不安定という悪循環に陥っていたのでしょう。
それが

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双極性障害【コーピングレパートリー】

双極性障害【コーピングレパートリー】

病気の症状が重かったころに知った言葉。

コーピング(coping)は「対処する」といった意味です。
そのレパートリー。
「対処方法の一覧」とでもいいましょうか。

重圧を受けたり、うつ状態になったときの対処方法(ストレス・コーピング)をあらかじめ考えておくというものです。
好きな曲を聴くとか、散歩をするとかいったように。
それも、漠然と「音楽を聴く」ではなく、「誰々のなんという曲を聴く」というよ

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