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【パラダイムシフト】


だいぶ前に一度読んだ本。
もう一度読んでみました。

うつ病になり、それを克服した主人公。
この本の中で最も印象に残っているのが、次のくだり。
『「今」は「今」のためにあるんであって、「未来」のために「今」を使ったらだめだ。「今」どれだけ素晴らしくできるかって話なんだ』

過去が今の自分を作っているわけではないし、未来でもない。
今に注目し、今の心の声に耳を傾ける。

今、見えるものの中で気になるものは?
「椅子の背に掛かっている濃い緑色の部屋着、スターバックスのコースター、ティッシュの箱、冷蔵庫のランプ、壁に掛かっている絵の緑」
何故?
「緑色が好きだから」
何故、好き?
「気持ちが落ち着くから」

今、何が聞こえる?
「流しているジャズピアノの音楽、耳鳴り、時おり聞こえてくる外を走る車の音、冷蔵庫のうなり音、遠くに聞こえる電車の音」

今、どんな香りがする?
「さっき飲んだコーヒーの残り香」

今、どんな感じ?
「ヒーターをつけているので足元が暖かい、上半身は少し寒さを感じている、このところ気分が落ち着いているので心地良い」

それらをどこで感じている?
「心地良さは胸。ほんのり温かい感じがしている。」

頭が重かったときはどこでそれを感じた?
「額とお腹。」

どんな感じ?
「頭はずっしり重くて何もできない。お腹はどす黒い何かがお腹の中に居座っていた。」

今はどんな感じ?
「とても落ち着いている。平穏な気持ち。頭もお腹も空っぽな感じ。」